第39話 テイム「8日目」
早朝いつものように門の前へ集まり街を出る。今日はツインエンジェルだけを連れてブラックホースの所へ行く。
他のメンバーは模擬戦だ。
レッドウルフに乗って30分の草原に、ブラックホースの群れだ。15頭程いる。レッドウルフ2匹を後ろへ、右に二匹、左に一匹とツインエンジェル、正面は俺で囲み、相手の戦意損失を謀る。
呆気なくテイム出来た。
時間もあるし、肉が旨く、冬の毛皮のコートに最適なビッグデデンを探しに林へ入る。
レッドウルフの鼻のおかげで、次々討伐出来た。7匹討伐したところで、町へ戻る。
エリーナの訓練を受けてる狐族を呼びだし、少し離れた場所で明日の話しをする。
「明日は約束の日だ。」
狐族「はい。」
「ナーミ明日は変幻で、ゲスの乙女から両目と舌のない奴隷を購入してもらう。」
ナーミ「はい。」
「一人だけの購入だと怪しまれるから似た境遇の人も3人程購入し、その時に全員の目が見えないようするのを忘れるな。奴隷術は知り合いの場所でやると言って断るように。」
ナーミ「はい。」
「その後、路地裏の黒の舘の107号室へ連れてこい。変装した俺に奴隷達を渡した後は部屋を出て変幻を解いて307号室へ。」
ナーミ「はい。」
「スーとウーは俺と一緒に107号室の窓側へ隠れて、部屋に入って来た女を俺が蹴り飛ばすから上手く受け止めてくれ。その後窓側へ近寄ったら、その女と変装した俺に変幻してゆっくり部屋を出て門の前へ。馬車で近寄るからそれに乗って門を出たらブラックホースで逃亡。適当な所で変幻をといたら好きにすると良い。」
スー&ウー「はい。」
「イーとアー馬車の中に入って来たスー&ウーの見た目に変幻。スーとウーとは違う方向へ、向かい、何人かの商人とすれ違ったら変幻をとく」
イー&アー「はい。」
「明日購入するのは、エリーナの実の姉だ。最善を、尽くしてくれ。」
狐族「はい。」
「見ず知らずの俺のワガママを聞いてくれてありがとう。」
深々と頭を下げる。狐族は驚きと困惑な状態になる。 まだまだこの世界に馴染んでないなと思ってしまった。
明日に備え、町へ戻る。
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