第38話、買い戻し
五時過ぎにツインエンジェルは180センチメートルに化けたスーとウーを引きつけてギルドへ入る。
受付嬢「先方さんがお待ちです。二階へどうぞ。」
二階へ上がると、やはり貴族のような人がいた。
受付嬢「すいませんが、とても重要な話しでして、部外者の方は、別の部屋へ待っていて貰えますか❓」
サリー「その件ですが、先にお話しをさせて下さい。今回盗賊討伐を手伝ってくれた2人です。報酬に盗賊の宝を全部渡す話しをしてました。ですので、部外者の私とアイリは外に出ます。交渉はこの2人とお願いします。」
二人は呆気にとられてるうちに、部屋から出て行った。それから1時間後スーとウーは交渉が決裂したために、お宝をすべて取り、受付嬢にお宝の買い戻しは今後行わないと言ってギルドを出た。
やはり、貴族の人間が尾行している。
路地裏に入り、曲がったタイミングで俺がすべて異空間ボックスに収納して、スーとウーは変幻を解いた。
スーとウーの手を引きながら路地裏から出る。案の定、貴族は二人を見失い。急いで路地裏を捜索し始めた。
何食わぬ顔で、ツインエンジェルの所へ行く。
サリー「面倒事になるなら最初っから買い戻しなんてやらなければ良かったのに。」
「これで他の盗賊の宝もあの2人が持っていると勘違いするだろ。」
サリー「考えなしにやってたはけじゃないのね。」
「当たり前、常に考えてるよ。ミスや軌道修正が多いが。」
明日の予定を話し、ここで別れ奴隷商へ行く。
奴隷商「いらっしゃいませ。」
「蛇族はいるか?」
奴隷商「残念ながら当店にはいません、そもそも蛇族が奴隷商にいることが、非常に珍しいです。」
「なぜですか❓」
奴隷商「蛇族は人族に比べ感度が良く肌触りがとても良いのです。そして舌が長いので娼婦館にとても高値で取り引きされます。だから奴隷商よりも娼婦館に流れるのです。」
「なるほど、ありがとうございます。」
宿へ戻る。
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