マナとかいう神様からの贈り物
よし、始めようか。正直ね、まだ眠いんだよ。朝ごはん食べてコーヒー飲んだんだけどね、なんか怠いんだ。でもそんな事言ってる間に週末はどんどん近付いてきてるわけだからね。僕は週末はきっちり休みたいんだよ。だから平日に頑張るしかないのさ。そのためにも書かなくちゃいけないからまずは歯磨きタイピングをするのさ。
さて、マナだ。マナなんだよ。君も持っているだろ? なにせ時間とマナは神様からの
詠唱した呪文はそのままじゃただの歌だ。だから
魔導士はみんな、決められた量のマナを持っている。例えば、折り紙12枚とかね。そのうち2枚は金と銀だったりしてね。あれスペシャル感あっていいよね。ちょっと折りにくいんだけどさ。
おっとっと、また脱線する所だった。マナには限りがあるって話だったね。そのマナを使って、さっき言った変換前の呪文を焼き付けておく場所や、変換した世界言語を保存しておく場所、そして、呪文によって呼び出した火の玉や風の実態やふるまいなんかを全部まかなわなくちゃならないんだ。
12枚の折り紙のうち、2枚は詠唱メモ用、1枚は世界言語用、残りを錬成結果用に使うとかね。火の玉をひとつ作るのに折り紙1枚分のマナが必要だとしたら、同時に打てるのは9発までって事だね。
だから、マナの量というのは、時に体力と同じくらい魔導士の戦闘力に関係してきてしまうんだ。体力みたいに鍛えることができないってのも厄介だ。完全に生まれついての才能であり贈り物だよ。こればっかりは、配られたカードで戦うしかないのさ。
そうそう、魔導士なのに、マナが無くなってもう動けませーんとか言う人も多いけどさ、あれって違うからね。それ体力無くなってるだけってのがほとんどだから。ゲームのMPとごっちゃになってるんだろうね。マナは増えも減りもしない。空きマナが無くなるってのならわかるけど、それで動けなくなるなんて事は無い。どれか消せばいいんだから。一度折った鶴でアタックしたら、その折り紙をほどいて今度は虎にしてアタックしてもいい。いかに素早くマナを使って攻撃して、使い終わったマナを他の用途に回すかのマナの回転ロジックが、魔導士の腕の見せ所だからね。
でも、動けなくなるってのは本当なんだ。マナを回すって事は、ある意味、世界に触れるって事だからね。そこそこ体力使うんだよ。ずっとランニングしてるようなものさ。長期戦は疲れちゃうんだよ。それを逆手にとって、リソースを使うのをセーブして、疲れさせるって戦術を取る魔導士もいるくらいさ。
だから君も、良い魔導士になりたかったら体力を鍛える事を忘れちゃダメだ。どんなに凄いテクニックと膨大なマナを持った魔導士だってね、お腹空いてたら動けないよ。食べて、鍛えて、そこからがスタートだよ。「衣食足りて魔道を知る」ってね。あっこれあんまりうまくないや。忘れて忘れて。
君も魔法の練習をしていくうちにね、すっと「やる気」とか「情熱」とか、そういうものが以前より薄くなって、どうにも身が入らないとか、長時間続けられないとか思う時が来るはずさ。そんな時にね、あれ、僕ってばもう情熱が無くなってしまったのかな、なんて思うかもしれない。でもそれたぶん違うから。疲れてるか、運動サボってるだけだからね?
ちゃんと食べて寝て歩いて走って、なんなら筋トレすれば、また集中力を保ってそこそこの時間魔法と向き合えるようになるから。魔導士は体力を軽視する傾向があるけど、すごく大切だからね。魔導士にとってのMPってのは、本当の所は体力だからさ。
なーんて、やる気がどうにも出なくてタイピングしてる僕が言えた話じゃないけどね。うん、僕も体力つけなきゃ。2時間キーボード叩いたら1時間寝込むようじゃいけないね。よし、まだ朝も早いし、ブタのボクジュウコ連れてジョギングでも行ってこようかな。うん。黒豚だから
それじゃあ今日も一日はりきっていってみましょうか。よーし、走って書くぞー! 君もがんばってね。Cya!
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