ギョクノキモチ

『玉は下段に落とせ』

「これが今回の計画よ…」


「俺たちは

何をすればいいんだ?」


「あなたたち2人は、

それぞれ『1一』と『3一』

にいて頂戴」


「それで?」


「そのまま待機してて頂戴。

何もしなくていいわ。

あくまで護衛として、

その場にいてくれれば問題ないわ」


「さすがに目立った事されたら、

俺たちも黙っているわけには…」


「その辺は心配しなくていい。

お前たちに仕事させる暇なく、

俺たちが仕留めてやるからよ!」


「…僕は何をすれば…」


「お前がこの計画の肝だ。

駒台からトドメを刺す機会を伺え」


「そのタイミングは?」


「俺が『3三』に移動すると、

奴も移動するしかない状況になる。

そこでお前の出番だ」


「…僕に全て罪を

被れって事ですか?」


「安心しろ。そのへんも

ちゃんと考えている…

『つみ』の余地はある」



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