第35篇RIGHT HERE

その瞳に映るのは水色


水色を透かすと青空が浮かんでくる


その下に木々が広がる


街角に咲いた花のような存在


その眼差しに嘘は見えない


雨の涙も浮かばない虹のよう


飾りのない自然な歩幅


遥か遠くを旅しても


多分辿り着けない


ほんわかした無人駅にいる感覚


一番列車で旅に出る


僕は多分猫バスを横目に


広がる景色に身を委ねるだろう


無限の切符を片手に


隣を向き微笑むだろう


終わることのない長い道が敷かれ


ひたすら歩いていく


空には紅の飛行機が旗を振る


何も気にやまない


何の重荷もない


青い鳥が身近にいるように


安心して進んでいける


いつでも落ち着いて


コーヒーが飲めるようにね


2013(H25)5/7(火)

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