第36篇SILENT NIGHT COMES AGAIN
また夜がやってきた
平凡な日々が続き
メールに打つ言葉もない
窓の向こう側に空も溜め息
三面記事も凍りつく冬の冷たさ
バスを足代わりに街に出る
柱時計も曇る駅前
仕事の重荷を肩に背負い
誰もがスマホをオブラートに
さびしんぼうをごまかす
70億をひとくくりに
募金箱に一円玉を入れよう
また一人救われる
世界中の蝋燭に灯を
月から見る地球はシャンデリアか?
街が眠りに付く頃
やっと頭が働き出す
ゴーストタウンに外灯
明日への命綱
わざと百均に寄り道しない
メタボと糖尿への配慮
こんな時電話が鳴るのを待つ
自分のバイブルは偏屈なもの
忍耐に限度があるように
基本楽観主義
財布に一円玉しかなくても
不思議と不安はない
とりあえず冬がやってきた
あのピアノの音が
遠ざからないよう
無駄口にチャックをしよう
ストレスを予防しよう
2014(H26)11/16(日)・2016(H28)12/30(金)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます