ハイパーペット

猫好き兼猫アレルギー

序章

「ついに完成したぞ〜」

奇妙な笑い声と、奇声をあげながら喜ぶ大男。

その男がいるのは、地下深くの極秘研究室だった。

1メートル先のエレベーターの扉が開いた。

「完成したかね?この国を正す最高の犬が。」

そこには、小柄な男が一人。

「はい。ついに〜いひひ。」

並んだ二人の前には、二匹の犬がいた。

のちに、魔王と呼ばれる大男と、小柄な男は、その犬に、指を出した。

二匹の犬は、二人の指を、噛みちぎり、食べてしまった。

刹那。

二匹は突然変異をし始める。

魔王と呼ばれる大男は、目の前の犬が、突然変異を終えたことに気がつくと、その様相を見て呟いた。

「ケルベロス...」

目の前の意にの様相は、ケルベロスそのもの。

隣の犬は、小さな龍になった。

その龍は「サラマンダー」と名付けられた。

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