門前払い

先程道中でファルと話しわかったことが三つある。


一つ目は身体能力がドラゴンと同じになったこと


ドラゴンは上位の存在になると人に変身する能力を持つらしく俺は今、変身した時と同じ位の身体能力になっているらしい。


二つ目は元から持っている能力の強化


これは多分昔からある人から無視されやすい体質のことか?

だとしたら嬉しいような悲しいような……。


三つ目は体をドラゴンへ変身


これはファフニールに近い状態に変身することが出来る能力らしい。

しかも身体の一部分を変化させることも可能らしい。


これがファルから聞いた全てだ うんテンプレなら神様からチート貰うけど、おれは神様から貰うんじゃなくてこの子から貰うのね……。

まぁこの子いい子だからいいけどね! 会ったドラゴンがこの子じゃなけりゃ死んでたわチクショウ!!

まぁこの話はここまでにしてそろそろ街に入りましょうかね。


「おい貴様 通行証を出してもらおうか」


おぅ、まさかの通行証って………そうだ!


「俺は旅の者でな生憎盗賊に襲われたばかりでな一文無しなんだよ。どうすりゃ入れてくれるだろうか?」

「す、済まないなそんな事があったなんてな………気の毒に、盗賊にって事は金も持っていないんだろう?ならモンスターの素材か何か持ってきてくれ、それで特別に手を打ってやる」


うっしゃ、成功だ!これだからオタクは最高だぜ。


「あぁ、そうするよありがとうな」


それにしても、モンスターの素材…ねぇファルこの辺りにいい感じのモンスターいない?


『そうですねぇ、あ!売れそうなモンスターでしたらさっきの森にチキンランナーと言う鳥がいますよ?あの鳥は24時間走っているので足がとても美味しいんですよ。久々に食べたいな………』


何だよチキンランナーって、名前考えたやつネーミングセンスねぇなぁオイ


よし、獲物はそいつに決まりだな余分に狩ってファルに食べさせてやりたいが………そいつって簡単に狩れるのか?


『え?!いいんですか?!やったー!チキンランナーは簡単に取れるので心配入らないです。それと身体の一部を私の顔に変身させてくれれば食べれますよ!』


それはそれでなんかグロテスクな事になりそうだな。

まぁひとまずそれで決まりだな、ひと狩り行くか!!


『おー!!』

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