ドラゴンさんて女の子?!
あのドラゴンを取り込んでからしばらく歩いているとやっと森を出ることが出来た。
「やっと出れたぁ」
知らず知らずのうちに俺は声に出し、森を抜けてすぐ目の前に見えた建造物へと歩き出した。
その建造物の壁は高く、元の世界で読んだ異世界ものの小説にある街と見た目が一致していた。
ここから見た大きさとしては縦に先程のドラゴンの1.5倍くらいの高さの壁が建っている。
「ほぉ〜これがこの世界の街か」
『そうじゃがどうかしたかの?)』
「おわっぱぁあ?!」
突然周りに誰もいない状態で話しかけられた為、俺は驚き首を思いっきり地面につけながら後転を披露するハメになった
「オイ、今まで何も話さないから俺に適正がなかったかと思ったのにここになって驚かしてくるとかお前は何がしたいんだ?」
『ふふふっやっぱりこの人は面白いなぁ』
あれ?ここら辺でドラゴンの声に似てる声が聞こえたが、こんな喋り方しないしな?
「なぁ、今声聞こえなかったか?」
『さぁ、周りには誰もおらんしわしとオヌシだけじゃぞ?』
「なぁ、ならさっきふふふっやっぱりこの人は面白いなぁなんて聞こえたがお前そんな喋り方してたっけ?」
『なっ?!なんで………そ、そうか…この人とは文字通り一心同体だっけ。はぁドジ踏んだ………はぁ、そうですよ、その声と喋り方は私ですよ、本当は人と仲良くしたい女の子ドラゴンですよ』
「まさかの女の子宣言……そうだ、名前聞いてなかったな なんて言うんだ?」
『私はファフニールです) 』
G●ogle先生で調べた事があるが確か黄金を独り占めをするために宝物庫を護っていて、ジークフリートに魔剣グラムを用意て倒されるドラゴンだっけか?いくつかの話の中でジークフリートにあたる人物に黄金は呪われていると忠告していたっけかな?
ん?まてよ?実は良い奴なんじゃねぇのか?まぁまず呼びずらいから名前でも決めてやるか
「なぁ、ちょっといいか?呼びづらいからこれからお前の名前はファルでどうだ?」
ファフニールから取ってファル、安易な名前だが俺的には結構いいと思うんだよな〜
『ま…まぁそう呼んでくれても構いません』
「じゃあよろしくなファル」
それから街まで元の世界からここに至るまでやファルと一体化することで出来るようになることなど話しながら歩いていった。
しかし、先程から少し気分がいいのは何故なのだろうか?多分新しい仲間ができて嬉しかったんだろうな。
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