9月12日 夢は中華屋?

 最近は防犯対策の一環として登下校時は名札をつけないので、顔は知っていても名前を知らないという子がほとんどです。

 いつも一緒に来る登校班でも、名前が分からない一年生がいるし。


 シリちゃんと同じ登校班の小四女子。彼女の名前も――知りません。(^^;)

 毎朝、彼女たち二人は何か一言声を掛けてくれて通り過ぎていきます。

 この日は、シリちゃんが彼女を指さしながら、

「今朝は『ラーメン食べる』って寝言を言ったんだって」と言いながら歩いて行きました。

 それを受けて彼女が私の前で立ち止まり、

「昨日は『チャーシュー食べる』、一昨日は『餃子食べる』って言ったみたい」と笑顔で教えてくれました。

「えーっ!? 中華屋さんになりたいの?」と答えましたが……。


 お母さんが話を盛っているかもしれないぞ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る