異世界へようこそ
「imagine? 想像? 植え付けるって?」
「英語の意味だと “想像”と言う意味だ。 名前通り想像したものを生み出すと言うものだよ。でも全て想像で出て来れたら無敵だからある特定の想像したものがその人に備わる。それが“imagine skill”と言うもので 郁昌にもすでにあるよ。」
「え あるってなったら 俺にはどんな想像が備わっているの? 」
「まあ 実際にやって見て見るのが一番だね。ついてきてよ。 ああ それと 学校のことは大丈夫だよ。 こっちの瑠璃が行っているはずだから!」
クスクスとなんだか笑っているようだった。
「魔法って人の姿にもなれるのか。 本当にあるなら早くつかいてぇ!」
郁昌はワクワクしていた。 混乱はもちろんしているしにわかに信じがたいけど本当ならワクワクが止まらない。
「じゃあ今は瑠璃が瑠璃と一緒に学校に行っているのか。」
「そう言うことになるね。 どんなことになってるのやら。 ふっふっ」
どうなっているか想像がつかないなあと思っていた。ところでさっきからクスクス笑っている自分が気になって仕方ない。
「さすがに偽物って気づかなかったら悲しいな。まあ仕方ないけど。」
などと思いながら歩いて外に出る。そして庭の木の下まで来た。
「ここだ。 木に向かって飛び込むんだ。そうしたら向こうへいける。 怖いと思うがやってみろ」
「お おう。」
覚悟を決めて飛び込んだ。しばらく気が抜けていくような感じになったが目を開けるとそこは 明らかに現実とは違う 世界へと来ていた。青い空の上には大きな船が飛んでおり、 耳をすますと何かしらの声が聞こえてくる。学生が歩いているのが目に入ったらり、 新鮮だった。
「異世界きたぁぁぁぁ!」
ふと視線を落とすと 向こうの俺が倒れていた。それとメモが落ちていた。
内容は 向こうの世界へいくと魔力を大幅に使うため3時間ほど寝ないと動けないそうだ。 家の構造は一緒だから俺の部屋まで持って行ってくれ。ということだった。
「仕方ないなあ」
と思いながら部屋まで運ぶ。 寝ている自分を見てやっぱりどうしても思うことがあった。「コミュ力が高すぎる……」
俺とはまるで正反対の人だった。自分と顔は同じなのに服は男の子らしく、笑顔も自分とは大違いで豊かな表情を見せた。俺にはこんなことできないだろう。自分と知ったから安心して妹程度には喋れるが、プライベートなんて聞かれたらおしまいだ。
「RPGだとこういうのはフラグイベントなんだがな。」
と言いながらゆっくりと郁昌をベッドに寝かせる。
向こうの瑠奈はどんなのだろうなど思いながら見てるとこちらまで眠くなってしまい気づいたら寝てしまっていた。
その間俺は夢を見た。その俺は学校へ行っていた。見たこともない学校だが自然と道はわかる。そして教室に入り席に着く。 そして何者かに話しかけられていた。
「あーやん あーやん 早く……… い……かない…………と」
ーーーはっーーー
そこで目が覚めた。
「おや 君も寝てたんだね。」
もう一人の俺が言う。
「早速だがimagine skillを使ってもらおうか。」
自分でも良く分かってないものをそんな簡単にできるのだろうか。
「実際に何をすればいいんだ?」
「君はゲームが好きだろう。 そして君はゲームなら誰にも負けないと思っている。じゃあ その世界が本当にあったなら?」
俺はそのことを考えてこう思った。『負けるわけがない』と。その時、部屋中が光に包まれて気づいたらその世界は
「戦場となっていた」
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