第52話、ヒュドラ襲来――それぞれの戦い

 真樺が雪の護衛に付いた翌日の早朝、雪の病室は女性4人と雪というハーレム状態にあり、

 その姦しく振る舞う女性陣の中で1人しおらしくしていた。

 現在、雪の病室にいるのは、水楢、珠恵、雛、真樺の4人であるが、吹っ切れた様子の真樺は以前の学園長面とは打って変わり、年頃の若い女性陣のなかにあっても引けを取らない姦しさで笑顔を見せていた。


「それでね、お兄ちゃんが相手のいじめっ子に注意してくれたの――これ以上雛を虐めたらさっきウンチを漏らした事を学校中に言いふらすぞって!」


「あはは、流石は久流彌だな。暴力で解決するのでは無く、姑息な手を使う」


「雛ちゃん、羨ましい」


「ウンチって……流石、雪君。ドン引きだわ」


 どうやら小学校時代に雛が同級生から虐められた腹いせに、その男子を下校途中で待ち伏せして体長20cmの小さな蛇を投げつけた時の話で盛り上がっているらしい。

 その当時の雪はまだわんぱくで、怖いものは無かった。

 悪戯をして両親に叱られるのも日常茶飯事な少年期だった。

 だが中学に入学して周りが大人になっていくのを境に、その環境も境遇も一変していった。周りで誰それが好きだ。彼女が出来た、休みの日にデートしたと話している中で、アニメや漫画、ゲームの話だけで盛り上がっているのはクラスでも少数だったからだ。

 リア充からすれば雪達はオタクな生徒に写っていただろう。

 そして外見はともかく、内面は今もそう変わりは無い。

 昔の自分の話で楽しむ女性陣を横目に、恥ずかしさから穴に入りたい心境で布団を被った。


 が、雛が放った話題が賑やかな場を凍らせる。


「そういえばファウヌスは?」


 ファウヌスは子犬化した状態で雪のベッドの下に潜り込んで寝ていたのだが、名を呼ばれたから出てきてやったとばかりにぬくりと顔を出した。


「ファウヌス、お疲れ」


「来たときに姿が見えないから、てっきり雪君の中に入っているもんだと思ったわよ」


 先日の雪とファウヌスの会話を知らない皆はファウヌスを仲間だと信じて疑わないが、雪は被った布団から顔だけを覗かせると瞳を細めてその様子を窺っていた。


「あれ? どうしたのお兄ちゃん」


 そんな雪を訝しがり雛が問いかけるが、


「あっ、いや。その何でも無い」


 この場で先日の話を蒸し返す事を避けて誤魔化そうとした、雪の反応がおかしくなる。


「クスッ、変なお兄ちゃん」


 雛は年頃の女性が多いから雪が緊張しているんだと勘違いして返事を返したが、他の勘が鋭い者は心に引っかかりを覚えた。

 雛が、喉が渇いたからロビーの売店に行くと言って退室すると、即座に水楢が声に出す。


「雪君、ファウヌスと何かあったのかしら?」


「雪、ファウヌス、おかしい」


「久流彌、何かまだ話していないことがあるのか?」


「っつ……」


 3人に半ば同時に詰められるとは予想していなかった雪が、小さく舌打ちする。

 前回のファウヌスとの話といえば、神目線での人の存在理由でしか無い。

 神は自らの暇つぶしの為に、古来より人類を滅亡させてきた。

 このファウヌスは善意で行動し、もう1人のファウヌスは悪意の塊だった。

 そんな話をこの3人にしてもいいものか、雪が3人を見回し、口を開こうとした瞬間――。

 この場にいる全員のスマホが鳴る。

 雪はとりあえず先送り出来たと安堵の吐息を漏らし、枕元のスマホを手に取り見るが、そこに書かれた国からの緊急事態宣言発令の赤文字を見て絶句する。


「何、これ」


「こんな大げさな警報、あれしか無いわよね」


「私も初めて見たが――ついに奴等が現れた様だな」


 皆がスマホの画面を食い入るように見つめていると、水楢、珠恵のスマホがほぼ同時に鳴り響いた。


「はい、水楢で――お姉ちゃんっ! えっ、どういう事? うん。今? 今は久流彌君の病室だけど――えぇーっ今から? ………………分かった」


「うん、うん、了解。お姉も、無事で」


 水楢が分かり易く焦っている様子とは対照的に、珠恵はいつも通りマイペースで会話をしていたが、スマホを持つ手は震えていた。


 雪がそんな2人を横目に、テレビのスイッチを入れるとどのチャンネルも全て同じ局から放送されているらしく、画面には防衛大臣が顔を真っ赤にしながら一般市民へ避難するように呼びかけていた。落ち着いて行動して下さいといっている割に、当の大臣が一番パニックに陥っているように見えたのが滑稽であった。


「ちっ、ついに日本にも来たか。だが早すぎるな。軍はまだ配置が完了しておらん」


 つい先日、沖縄戦が終結し部隊の編成に時間が掛かっている中での襲来に、真樺も思わず舌打ちする。真樺は急遽、雪の護衛の為に本土に戻ってこられたが、他の人員はまだ編成途中だ。

 テレビはニュースに切り替わり、緊急避難先の指示がテロップで流れていた。


 ようやく通話を切った水楢と珠恵は――。


「私達新人は天羽々斬を所持して待機を命じられたわ」


「うん。待機」


 もどかしそうに告げる2人に雪は、ホッとして「そ、そうなんだ」と伝える。

 何度か危険な橋を共に渡ってきた仲間が、自分の知らない目の届かない場所で戦う事が無くて安堵した格好だ。そして真樺を見ると、真樺は何故自分を雪が見ているのかを察し、


「私の任務は久流彌の護衛と言うことになっているからな。貴様が病室を飛びださん限りは一歩も動かん」


 心配するなと、苦笑いともとれる笑みを携え、真樺は天羽々斬が差してある腰を軽くたたいた。


 それから小一時間後にはテレビのニュースが現場の惨状を伝えてくる。

 日本に現れたヒュドラは5体。場所は千歳基地、那覇基地、小松基地、横須賀基地、入間基地だった。その内、小松、横須賀、入間の3つの基地は早々に反撃する事を諦め逃げ出した。

 この3基地には、元々ヒートヘイズに対抗するパンが配置されていないのだから当然の結果だ。ヒートヘイズには通常の装備は役にたたない。

 戦闘が行われているのは千歳、那覇だが、立ち向かっていく神軍所属のパン達は器用に連携を組んで作戦に当たってはいるが、ヒュドラの放つブレスの猛火で呆気なく命を散らす。

 国からの命令なのか定かでは無いが、悲惨な現状から逃げ出すかのように、テレビの映像はまだ平和な避難誘導をしている自衛隊の全国290余りの基地からの中継に切り替わる。


「なんて事だ!」


「嘘っ――」


「神軍、全滅」


「何だよあれ、全く抵抗出来てねーじゃねーか!」


「――雪君、仕方ないわよ。相手は底の見えないSランク。こっちは限界が見えているAランクが最高なんだから」


 水楢が簡単に命を散らせた隊員達をフォローする様に震えた声で語る。その隣では先日まであの場で戦っていた真樺が睨むように画面を見つめていた。

 すると――。


「お姉、居なかった」


 緊張した面持ちで画面を見ていた珠恵が、腑に落ちないとでも言うように小首を傾げ声に出す。確か珠恵の姉、栗林大尉はランクAともランクSとも判断出来ない玄武を召喚出来た筈だが、先程の映像にそれらしきモノは映っては居なかった。


「珠ちゃんのお姉さんならあれを止められる?」


「分からない、ファウヌス、わかる?」


 雪の問いかけにボブカットを左右に揺らすと、珠恵はファウヌスに尋ねる。皆の視線が雪のベッド脇にある子犬に注がれた。

 ファウヌスは鬱陶しそうに足で耳裏を2度掻いた後でそれに答える。


『あぁ、あの亀蛇のヒートヘイズか……あれは防御に関してはランクSだが、攻撃力はランクAを大きく下回るぞ』


「それじゃあ――」


『うむ。あれ単体でヒュドラを相手取るのは難易じゃろうな』


「だが、もし他にもヒートヘイズがいて玄武を盾にヒュドラに接近出来るとすれば?」


『それならば、勝ちの目も見えてくるやもしれんの』


 そして図らずも、それは入間基地において実行にうつされようとしていた。

 保土ケ谷に数日滞在していた栗林大尉と燈は司令部からの指令で入間にヒュドラが現れた知らせを受けると即座にヘリで現場に急行していた。現場は既に炎に包まれ、何とか地下の作戦司令部にたどり着くも、地下壕には負傷した隊員達で溢れていた。

 そしてかすり傷程度の隊員を率いて戦場へと飛び出した。

 真っ正直に突っ込んでも負傷兵の二の前。

 そこで栗林大尉の提案で玄武を盾に正面から突っ込んだ。

 堅い玄武の甲羅はヒュドラの猛撃をことごとく跳ね返し、一歩、一歩ゆっくりとした足取りでヒュドラへと近づいていた。

 玄武の足下には栗林大尉を先頭に、燈と他の隊員が続く。

 その両脇にはそれぞれが現段階で発現出来うる最高のヒートヘイズが皆を守るようにして配置されている。


「後50m、奴の足下まで突っ込んだら各自天羽々斬で攻撃をしかけましょう」


 後続の隊員達に知らせる栗林大尉の額には大きな汗が噴き出している。

 ヒュドラの吐き出すブレスを跳ね返すとは言っても、その余熱までは避けられない。それぞれが軍支給の耐熱マスクを付けているからこそ汗だけで済んでいるが、これが無ければ熱波によって呼吸すら出来なかった事だろう。


 40m、30m、20mと徐々に近づくが亀の足取りは遅い。

 10mまで接近していざ隊員達が飛びかかろうとした時に、ヒュドラが大きく羽を広げ飛び上がった。

 羽ばたかれた事によって、その風圧が隊員達を襲う。

 玄武の足下から飛び出した隊員達から真っ先に後方へ100mは飛ばされた。


「何よ! あれ!」


 燈が作戦の失敗に思わず声をあげる。


「燈さん、敵はこっちの動きをよく見て動かしている。と言うことは?」


 栗林大尉が常日頃から燈を試すような声音で、問いかける。


「えっ……えっと……ファウヌスで無い限りは近くにパンがいる?」


 半ば質問に疑問形で返す形で燈が栗林大尉に返答すると、


「正解!! その通りよ」


 不適な笑みを浮かべると、栗林の掌から小さなスワローが飛び立った。


「先輩、あれって――」


「ふふっ、私の珠ちゃんに次ぐペットね」


「珠恵さんってペットなんだ?」


「何言っているの。珠ちゃんは妹よ」


「えっ……だって、今」


 珠恵のペット認定かと思いきや、それをあっさりと覆され、納得のいかない面持ちを浮かべた燈だったが、飛び立ったスワローが早くも戻ってきた事で口を噤んだ。


「なるほどね……敵はあんな所から望遠鏡を使ってヒュドラを操っているって訳」


 スワローの目を通し、敵を早くも発見した栗林大尉は遠くにそびえる雲取山を見つめた。



 一方、千歳基地では残り少なくなったパン達が塹壕を掘り、ヒュドラの足下まで接近しようとしていた。


「滝、この作戦で本当にやれると思うか?」


「俺に言われても知らねぇよ。部隊長がやれるって言うんだからやるしかねぇだろ! ったくやっと前線から解放されたら地獄の一丁目ってどんだけ災難だよ。くっそーこんな事ならあのガキ共に関わるんじゃ無かったぜ。あの女、次にあったらぜってーこましてやる!」


「おい! お前達、いい加減に私語は慎まんか! 敵に気づかれるだろ!」


「へいへい。どうせ敵のパンは遠くから高見の見物決め込んでやがるんだから、ここで騒いだって聞こえないっつーの」


 滝が緊張感から逃げ出したい気持ちで軽口を叩いていると、頭上から子供の声が聞こえた。


「くくっ……おじさん達、そんな所で何をやってるのかな? 上からの敵相手に頭丸出しで、可笑しいんだ」


「ほえ? 何でヒュドラに乗ってやがる?!」


「あー楽しかった。いいからもう消えなよ。by――」


 千歳基地で生存していたパン達は少女のパンが操るヒュドラによってあっさり潰された。

 これにより北海道で対抗する戦力は全て失った。


 そして神軍の東京を守る新基地ともいえる羽田空港に隣接された基地では、地下ケーブルを使った回線によって各地の情報、状況を整理しながら東京湾を監視していた。


「ん? あれは何だ?」


「部隊長、どうされましたか?」


「あぁ、いや。今、海中から何かが顔を出したように見えたんだが……鯨かイルカだったのかもしれん。引き続き監視体制を厳とせよ」


「はっ。それにしても戦時だと言うのに海洋生物とは――ここは平和ですね」


「ははっ。ここは新設されてまだ日が浅いからな。敵さんも有名な基地ばかり攻め込んでいってやがる。このままやり過ごせれば――」


《チュイーーーーーン》


 監視塔で周辺の監視と情報を整理していた部隊長と隊員の耳にこの時、激しい超音波が鳴り響く。咄嗟に耳を塞がなければ鼓膜をも簡単に突き破るほどの音の攻撃だった。


「何だ――これは」


 隊長は咄嗟の判断で両耳を両手で塞ぐと、視線を隊員に向け、口を開くが隊員は一歩耳を塞ぐのが遅れたようで、鼓膜を貫かれ苦悶の表情で蹲っていた。超音波はまだ続いており、隊長も両手を離すことが出来ない。

 そんな2人と全く同じ状況が基地内全てを襲っていた。

 やっと収まったと息をゼイゼイと荒げ呼吸をし、監視塔から先程の海洋生物を目撃した東京湾海上に視線を移すと、そこには――巨大な人型の両足だけが見えていた。



 雪の病室でその異変に気づいたのはファウヌスただ1人。


『奴が現れた――』


 既に雛も戻ってきており、病院の地下に移動している最中での出来事。

 皆の視線は雪の足元にいたファウヌスへと集まる。


 ヒュドラの攻撃は同調性があり、まるで最初から決めてあったかのように突然現れると基地へ向けブレスで攻撃。逃げようとした航空機や車両は一機残らずブレスで仕留め、人間単体で逃げ出したものには追撃は無かった。

 ほぼ壊滅という段階になり軍の病院でもあるここでもようやく避難誘導が行われ始めた。

 一般病院であれば子犬が病院内をうろつく事は出来ないが、ここでは黙認されていた。そうして地下シェルターへ移動の最中にファウヌスが口を開いた。

 雪にしてみれば戦わなくて済むのなら戦いたくない派である。ギョッとした面持ちでファウヌスを見ると、主人の内心を見透かしたようにファウヌスが言葉を続ける。


『何。ご主人はここで療養しておれば良い。奴の対応は我が引き受けようぞ』


「ファウヌス殿、奴とは――何処に現れたのだ?」


 羽田から葛西では多少距離が離れている。超音波もここまでは届いてはおらず、何故わかったとでも聞きたそうに真樺が尋ねる。


『お主達人間は隠しておったつもりかも知れんが、我等に察知出来ぬモノは無い。お主達の最新の基地だ』


「えっ、最新の基地って?」


「雪君、あたしに聞いても知るわけが無いでしょ」


「那珂の島の時は詳しかったじゃん」


「あれは私が入学するから、事前情報としてお姉ちゃんが教えてくれただけよ」


 水楢と雪の危機感ゼロの会話を横目に、真樺が眉間に指を添えて、声を漏らす。


「まさかっ、羽田か!」


『あそこは羽田と言うのか? 飛行場のすぐ側に作ればばれぬと思ったか? 奴はその沖で我を待っておるようだぞ』


「待っているって――なんでだよ」


 雪は意味がわからず問い返すと、


『我等、元は1つの存在。神の世界では1人で2つじゃ。この世界で更なる力を欲すれば――我を取り組むのが最善だからじゃろうな』


「膨大な力、どう使う?」


「そ、そうよね。ファウヌス1人の力でもこの世界で勝てうる者など居ないのに……」


「奴の狙い、いや――目的は何だ?」


 雪や人類からすればそもそもヒートヘイズである半獣神の力だけでも持て余す。 だというのに獣神の完全体の力を得て何をするのか。ファウヌスの発現を訝しんだ真樺が尋問するようにファウヌスに言葉を投げる。

 その答えを知っている雪は絶句しながらも奥歯を食いしばる。

 そして漆黒の子犬の口からそれが語られた。


『神のおもちゃに過ぎぬ人類の破滅――』


「「「なっ――」」」


 この場にいる雛を除く全員が絶句して声もあげられない。

 雛は、また何か難しい話をしていると言うように、皆の顔色を窺っていた。

 誰も声を掛けるすべを忘れた頃、ようやく雪がファウヌスに指示を出す。


「そんな事にならないように、頼んだぜ。相棒」


 その言葉を聞いたファウヌスの小さな瞳が怪しく光る。

 先日の話からファウヌスに疑惑の視線を向けていた雪の真摯な依頼に、


『ふふっ、ふふぁふぁふぁふぁ。ようやく頼む気になりおったか。それでこそご主人だ――その血が……あのお方の』


 最後の方は小声で聞き取れなかったが、雪は以前と同様にこの自分をご主人と呼ぶ獣神に賭けた。この世界を救う為に……。


 女性達3人がまだ絶句しているのを横目に、ファウヌスは出撃の挨拶を雪と交わす。


「じゃ頼んだぜ」


「気をつけてね。ファウヌス。帰ってきたら私が桜餅を作ってあげる」


 短く雪が声を掛けると、それに釣られた様に雛もファウヌスに挨拶する。

 何故、桜餅なのか?

 時期としては早いが、特に意味は無い。

 だが、この現世に発現してまだ桜の花を見ていないファウヌスにしてみれば、目の前に置かれた人参よろしく。自らを鼓舞するには十分だった。


『以前、聞いた春に咲く花だったな。桜――悪くない。楽しみにしているぞ。では参る』


 愉快そうな、今にも鼻歌でも歌いそうなノリでファウヌスは病院の窓を素通りすると外へと飛び出していった。


「あっ――」


 ここは5階だ。自殺志願者でも無い限りはこんな高さからは飛び降りない。

 雛があわてて窓に駆け寄ると、次の瞬間に子犬形態からリンドブルムに擬態したファウヌスが一気に下から舞い上がり、曇り空へと消えていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る