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2018年5月9日 22:09 編集済
なにか、帆場蔵人さま『詩集』に対し、なにか、私なりの帯文で飾りたい、そんなふうに思いたったものですから、断りもなく、不躾にもレビューを書いてしまっていました。そしてこちらの、人のなかをひとまわり、ふたまわりと時間が歩いている、足音の聞こえる詩を読んで、手を繋ぎ、その温度を、不思議に別個の者としてある、まぼろしの伴侶を見ていました。おそらくそのような時間がふたりにあることが、二人のあいだの結ぼれた時間のうえに、無常のいまという感興がやって来たのでしょう。彼女の慎ましい物音が、こちらの周囲にまで立ってくるようでした。
作者からの返信
いずれ詩集を出せるとしたら帯に入れたいぐらいに気に入ってしまいました。詩へのレビューは中々、頂けないので本当に嬉しかったです。ぼくたちはどうやっても孤独であり、どれだけ近くても一人でいなくてはいけない、と感じています。それでありながら人は他者がないと生きられず求めている。そして限られた時間のなかで今を生きるわけですが、またそこにも永遠性を求めている。この詩ではその心のせめぎ合いも隠れていたりします。ありがとうございます。
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なにか、帆場蔵人さま『詩集』に対し、なにか、私なりの帯文で飾りたい、そんなふうに思いたったものですから、断りもなく、不躾にもレビューを書いてしまっていました。そしてこちらの、人のなかをひとまわり、ふたまわりと時間が歩いている、足音の聞こえる詩を読んで、手を繋ぎ、その温度を、不思議に別個の者としてある、まぼろしの伴侶を見ていました。おそらくそのような時間がふたりにあることが、二人のあいだの結ぼれた時間のうえに、無常のいまという感興がやって来たのでしょう。彼女の慎ましい物音が、こちらの周囲にまで立ってくるようでした。
作者からの返信
いずれ詩集を出せるとしたら帯に入れたいぐらいに気に入ってしまいました。詩へのレビューは中々、頂けないので本当に嬉しかったです。
ぼくたちはどうやっても孤独であり、どれだけ近くても一人でいなくてはいけない、と感じています。それでありながら人は他者がないと生きられず求めている。そして限られた時間のなかで今を生きるわけですが、またそこにも永遠性を求めている。この詩ではその心のせめぎ合いも隠れていたりします。
ありがとうございます。