飼い主の真実

シンエンさま

飼い主の真実

今日はペットを飼った。

新しく家を作り、

新しく家を整える。

ぺットの為だった。


ふっと家に飛び出した甲虫

それを捕まえてペットと呼ぶのは

まるで新しい奴隷ができたような。


頭を過ぎる感想その一、

時にめんどくさいと思ったが、

ペットに好かれるのが嬉しかった。

やった餌のことや、

作った家から出ない事が

その喜びなのであった。


頭を過ぎる感想その二、

時に寂しく思った。

独りぼっちの時間が多かった。

ボッチでいればそいつが

眺めの癒しものになった。

まるで僕が奴隷だった。


頭を過ぎる感想その三、

時に不安になったりした。

人と共存するのが怖いせいか、

自分がペットへの愛が

時間によって深まったんだ。

まるで僕のせいのようで

アイツが可哀想だった。


ペットへ、

頭を過ぎる結論だ。

君の飼い主になれたことは、

自ら君の命を守る奴隷になること。

君の飼い主になれたことは

君の日ごとの悩みと共存すること。


確かに僕は君を使って世間から

逃げることもできるが、


やっぱり、何かを、君を、

大切にすることができる喜びを、

僕は初めて感じたから。


誰かを大切にする事は、

他人の悩みも、罪も、

この喜びを遮ることなく、

輝くのだ。


なぜなら、

誰かを大切にする事は、

他人から放った感情ではなく、

自分の心から選んだ感情であるからだ。


そんな大切な、

現代で消えかけているような情熱あいは、

二度とないかもしれない。


僕は、君のいい飼い主になることで、

誰かを大切にすることの大事さがわかった。

ありがとう、

君が居てくれて、嬉しかった。


他人どくしゃも喜ぶといいな。

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飼い主の真実 シンエンさま @shinennsama

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