第80話 初夢祈願

 やあ、おいらです。


 毎度毎度、ぼやいてばかりの子ねこちゃんで読者たる、いぬのおまわりさんを困らせてしまって、申し訳ないとおもっちょります。

 今日も今日とて、PVの少なさ、すなわち、読んでいただける方の激減を嘆いております。もちろん、おいらはコリアンではないので大声をあげて号泣したりはしませんが、慎ましく、本棚の陰でこっそりと水色の涙を流しております。なんだか、せんだみつお氏の心境がわかる気がします。テレビで一躍脚光を浴びて、お茶の間の人気を集めたのもわずかな期間で、以降は仕事も激減し、売れていないタレントの代名詞となった、せんだ氏。ビートたけしに「ナハナハ」のギャグは取られちゃうしね。おいらは子供の頃、『せんみつ・湯原ドット30』という番組を毎週楽しみにしていたのですが、万が一、この駄文を読んでくださっている若い方がいたならば、脳みそぽかーんでしょうね。そうそう、せんだ氏とは関係ないけれど『みごろ! たべごろ! 笑いごろ!』というバラエティーも大好きでして、あのキャンディーズとか小松政夫が出演していて『しらけ鳥音頭』っていう、物寂しい歌を馬鹿な小学生に扮した小松政夫が歌ったり、サーカスのキチガイ団長みたいな扮装の伊東四朗がベンジャミン伊東って名前で『電線音頭』という、空前の大ヒット作を世に出し、電線マンというウルトラマンみたいなヒーロー(なのかな?)が街に繰り出して、踊れば、子供たち大興奮。あとは西田敏行とか三橋美智也が出ていたかな? ご興味があれば、自分でお調べください。まあ、若い人は興味ないだろね。


 余談は続くよどこまでも。やっぱりおいら、軽躁状態みたいで、集中力に欠け、注意散漫になっているみたいです。おいらがお薬をたくさん服用しているのはご存知の方も多いと思いますが、今日おいらは薬の管理に失敗してしまいました。夕方、いつも抗うつ剤を飲むのですが、それは緑のカプセルなんです。えっ、軽躁状態なのになんで抗うつ剤を飲むのかですって? それはおいらが聞きたいくらいですよ。でもね、その薬を飲むようになってから若干、元気が出てきたのも事実なのです。おいらの脳内はおそらく、混合状態なんでしょう。抗うつ剤も飲めば、同時に抗躁剤も飲む。古賀先生の出した結論がこれだということです。おいらに拒否する勇気はございません。

 でね、今まではうまくやっていけたのですが、先週の金曜日に皮膚科で強めの治療薬がでまして、それがまた緑のカプセルだったんですよ。でも、大きさが違うから昨日までは誤飲しなかったんですけど、元日早々やってもうたわ。なんか、昨夜のトイレットペーパーホルダー墜落事件その他の事件事故からして、今年は困難多き年になりそうです。前途多難というやつです。でも、トイレットペーパーホルダーは百均で買っておいた工作用ボンドというのをネジ穴にぶち込んで、半乾きのところでネジを突っ込んでやったら、なんか、かろうじて、くっつきました。しかし、百均のボンド、ボンドというから白いものだと思っていたら透明でシンナーくさい。これ、セメダインっていうのではないかと思いましたよ。


 あとひとつ、関係ない話を。今回も長くなりますよ、きっと。正月のテレビは年々、つまらなくなっていく気がします。子供の頃は、もともと実家が一日中、テレビを付けっ放しの風潮があったので、ずっとテレビを観ていました。おいらのくだらない無駄知識の半分くらいは、その頃に培われたんじゃないですかね。だからダメ人間なのかもしれません。他の家では我が家ほど、子供にテレビを観させないということを知ったのはずっと後のことです。回想ここまで。現在に戻ってきて、Yahoo!のテレビ欄で、元日の番組を調べたら、全然、面白そうにない。特にゴールデンタイムは全滅でさあ、旦那。そこで、昨日の続きで、『アンナチュラル』一挙放送、第二部を観たわけですが、本放送も観たというのに、面白い。あの時、気がつかなかったことを発見したり、ぼうっとしていたのかな? 本放送の時の記憶が全くない回があったりして、全く飽きません。チコちゃんに怒られちゃうかな? 今日の最終話では、親が死んでも、甥っ子が自殺しても、ましてや、元妻の愛猫の死に目を看取っても泣かなかったおいらが、感動のあまり、もうちょっとで泣きそうになりました。でも、泣かないよ。おいらは冷酷な死刑囚ですからね。ああ、以前おいらが死刑になった理由を大量の本や雑誌を殺したからと書きましたが嘘です。というか、設定を変えます。記憶に残っていた方は消去をお願いします。忘れていた方は「ボーッと生きてるんじゃないよ!」という流行語をお送りします。へへへ。真実の理由はこれから考えますわ。もう、この駄文のどこがエッセイなんでしょう? 現代ドラマに鞍替えしようかしら。真剣に検討しちゃったりして。


 ここから、やっと本題です。チャチャッとすませましょうね。目が疲れたでしょう? 「自分以外は、みなお客様」。昔のバカ書店のお偉いさんはホントに素晴らしかった。バブルがあったから心に余裕があったんですね。なんか昔はQCサークルっていう、よくはわからないんですが、品質改善? 業務改善? を図るためのプレゼンテーションが全社であったんですって。ああ、元妻から聞いたんです。あの人、古株だから。バカ書店の。そいで、それの発表会間際になると、もうみんな、泊りがけぐらいの気持ちで作業、あのー、透明なシートに色付きのサインペンで図とか表とか書いて、光に投射させてプレゼンする機械あったじゃないですか? 名前忘れちゃったよ。今はパワーポイントですよね? 自信ないけど。そのシートを作って大きな会場を借りて大発表会をやっていたそうです。そういえば、入社前においら、その発表会を見学に行ったかも。そうそう、思い出した。十二指腸が痛くて、実母にサロンパス貼ってもらったなあ。横っ腹にさ。効果あったかどうか知らないけれど、とりあえず、その場はしのいだのよ。でも、お目当の同期ナンバーワンの可愛い小須田ちゃんがきていなくて、ガックリしたなあ。体弱いのに性欲だけはビンビンだった若き日のおいら。今じゃ、枯れちゃってさ。まだちょっと早い気もするんですけどねえ。こればっかりは試しようがないからさ。いけね、またシモネッタに行ってしまった。

 そうそう、無意味なことをだらだらと書いてしまいましたが、言いたかったのは、一見無理強いでブラックな感じのする、QCサークルですが、きっちり残業代が支払われていたそうです。バブルですから。今じゃさ、サービス残業が横行しちゃってさ、奴隷みたいでかわいそうですよ。労基にこっそり密告してやろうかしら。


 あらあら、全然本題に、入っていないままここまできてしまいましたわ。あの、初夢です。皆さま、今回が第何話か、お手数ですが上スクロールして確認してくださいませ。お手間をおかけしました。第80話でございます。80に何か心当たりありませんか? まあ、わからないでしょうね。答えは、ベイスターズのアレックス・ラミレス監督の背番号ですよ。おいらの今夜見る夢はベイスターズの日本一です。98年の大魔神旋風優勝から何年だ? いやー暗算は苦手。まあ、結構な年月経ちましたな。あの年、おいらは横浜駅西口のトーヨー地下街。(今はエキニアというそうです。電車賃が高いので全然行っていません。だって、旧コミック売り場が、おいらの宿敵である、医学書センターになっているんだもの。いつか、おいらが医学書センターを憎むわけもここに記したいと思っています。恨み骨髄になんとかです。ハンカチをお忘れなく)

 また外れたよ、レールをさ。嫌なたとえですけど、福知山線の脱線事故みたい。亡くなった読者さまはいらっしゃいませんか? お医者さまはいらっしゃいませんか? えっ、獣医さん? しかも加計学園のご出身ですか? 責任者に確認をとります。


 ああ、ダメだ。これだから軽躁状態は意識がいろんなところに飛んでイスタンブール。ねえねえ、イスタンブールはトルコの首都じゃないんだよ。


 落ち着こう。昨年、四位に沈んだベイですが、原因は石田、今永、濱口の左腕三人が一昨年のような活躍を見せられなかったことにつきます。そのうち、石田は今年もあんまり期待できないと考えております。これといってスピードも、キレもありませんからね。今永はオーストラリアのリーグで驚異的なピッチングをしているらしいです。ちょっと期待できるかな? 濱口は怪我の治り具合とメンタル次第。これに去年の新人王、東が加われば、世にも珍しい、左腕四人衆のローテーション。元来、ベイスターズは前身のホエールズ時代から左腕が極端に少なかったのです。なので、左利きのおいらは毎年、ドラフトで名前が呼ばれることを待っていたんですけど、全国区の知名度がなかったからかな? いまだに呼ばれません。でも、いつでもいけますよー。えっ、硬式野球の経験ですか? そういうの必要? おいら中学は仲間に引きずられて、止むを得ずサッカー部に入ったけれど、リフティングが三回しかできなくてさあ。嫌になって逃げました。そん時、校庭で陸上部の誰かが投げた砲丸が、太ももに当たったんですけど、なぜか無傷。たぶん、おいら超人なんだと思います。道で自転車に轢かれた時も無傷だったしね。骨折ってしたことないんだ。

 そうそう、高校は硬式テニス部。完全にミーハー心ですが、結構練習は厳しかったです。おいら、それまでテニスラケットなんて握ったこともないから、全然お話にならなかったねえ。ラケットも貧乏で買えなかったから先輩に安く譲ってもらったんですけど、それがなんとウッドラケット。木のラケットですよ。昔、ビヨン・ボルグが使っていたようなやつ。しかも、ミズノ製なのに先輩、いたずらでロシニョールのロゴをガットに書いちゃうから、わけわかんないよ。でさ、木のラケットすごく重いの。おいら握力ないから、よくラケットが明後日の方向に飛んでいったなあ。そのあと、見かねた実母がスーパーで安いラケット買ってくれたんだけどねえ。ラケットって、その頃から、性能がもろに出ちゃうんですよ。だからというわけではありませんが、ちっとも、おいら上達しなかった。みそっかすですよ。それに、十キロくらい鶴見川沿いを走ったり、筋トレがきつかったなあ。おいら、運動していなかったからね。それがさ、おこずかい貯めて、ブリジストンのラケットを買ったんですよ。なぜ、ヨネックスとかの有名どころじゃなくて、ブリジストンだったかは思い出せないんですけど、なんか、気に入っちゃったんですよね。それからぐんぐん、上達して、同級生にも勝てるようになったのさ。逃げないでよかったと思いました。でも、対外試合は不測の事態が続いて、結局、翠嵐高校に遠征した時に一回だけ勝っちゃった。最後、ボレーで試合決めちゃってさ、ナブラチロアみたいなガッツポーズしてしまいました。もうちょっと男っぽいポーズをしたかったと、いまだに心残りです……ああ、完全に本題外れているし、四千字超えちゃってる。ダメだ、誰も読んでくれない。急ぎ、修正。

 右投手はですね、個人的にはウィーランドをクビにしたのが不本意。去年はダメだったけれど、一昨年は働いたじゃないですか。長い目で見て欲しかったな。元ライオンズの東尾パパも、ホークスの監督、工藤さんも隔年で活躍したじゃないですか。投手って一年(試合は半年だけど)フルにやると肉体、精神ともに疲労が蓄積されて、温泉に行ったからって取れませんよ。あの、ジャイアンツの菅野投手だって、一昨年は一桁勝利だったですよね? そういう点ではフロントの失策だと思うな。あとは井納くんか。彼は素質を活かしきれない人だなあ。たぶん引退までこんな感じじゃないの? 意外と期待しちゃうのが三嶋くん。相当長く期待を裏切ってくれたけれど、去年、ブルペンで信用勝ち取ったね。期待を込めて、先発復帰を熱望するなあ。それから、ドラフト一巡目の上茶谷大河くん。読みにくいなあ。即一軍みたいにどっかに書かれていたけれど、このところのドラフト一巡目ってみんな左腕でしょ? ああ、石田は二巡目か。やっぱり、プロ野球は全てにおいて左利きが優位ですよ。だって、日本人の左利きの割合より、プロ野球選手の左利きの割合の方が多いでしょ。たぶんですけどね。上茶谷くんのこと見ていないからわからないけれど、いくら球速が速くても、球にキレがなくてはプロの打者は打っちゃうし、決め球になる変化球も必須。だから、あんまり期待はしません。活躍したらラッキーくらいに思います。


 さて、打撃陣は軽く流そう。巨人をクビになった中井大介くらいしか、新顔がいないからね。ドラフトの人はよく知らないので割愛します。これも活躍したら余得ですよね。まずはリードオフマン。本来なら、桑原がいいのですが、出塁できないし、盗塁が下手。ちょっとラミレスの評価も下がっているのではと感じます。去年のルーキー神里は何かを持っている感じがしますよね。彼が出てくるような気がします。二番は大和? 倉本? 去年の失速の原因は一昨年頑張った倉本をショートからセカンドにして、新参の大和をショートにしちゃったことじゃないかなあ。結局、どっちも低迷しちゃったんですよ。おいらならショート倉本、セカンド大和でいったと思いますよ。素人考えですけど何か?

 結構心配なのはロペスの衰えかな。歳いっているから、突然ダメになってしまう可能性があります。まあ、そのためにソトがいるんですけどね。彼は若いからさ。でも、メンタルがねえ。モチベーションがねえ。きっと内心、メジャー復帰への期待とかがあるだろうから、プレーが雑になる危険性が若い外国人にはあります。心配です。筒香ですか? そこそこやるでしょう。でも、本塁打王をとったときの剣豪のような鋭さが消えているんですよね。チャンスにも案外弱いし。メジャー行きたいらしいですが、おいらがフロントでも引き止めないと思います。後継者にピチピチの細川くんがいますから。今年こそ、そのパワーの一端でも見せて欲しいところです。

 これで最後にします。今年の攻撃陣の最大のキーマンは梶谷です。間違いない。彼はすごい能力を持っていながら、気分にムラがあること。怪我が多いことなどで、全く実力を出しきれていません。もう、年齢も三十を超えてしまった。第二の荒波みたいにしぼんじゃうつもりか! おいらが不動明王様に代わりに喝を入れてしんぜよう。結婚したんでしょ。心は落ち着くよね。よし、頑張ろう。テレビじゃ試合中継をあんまりやらないけれど、Yahoo!スポーツ、なるべく見るよ。


 あっ、夜中の三時だ。初夢見るどころか貫徹してしまうま。

 では、取り急ぎ、おやすみなさい。

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