第76話 寒波罰地

 やあ、しつこいほどにおいらです。


 やっぱり、軽躁状態なんですかねえ。書きたいことが次々と思いつきます。これがフィクションだったらよいのですが、そうは問屋がおろしませんね。もっとも、このエッセイ自体が半分、フィクションですから。『半分、青い』ではないです。ええ。


 軽躁と皮膚の状態が落ち着いてきたせいで、また生活状態が変化してきて、早期覚醒と長昼寝が戻ってきました。冬に入って、雨戸を閉めるようにしたら、すごく、長く眠れるようになったので「おや、睡眠薬からの卒業(尾崎豊とは関係なし)かな?」と思っていたのですが、飛んだ早とちりでした。サザエさん並みです。それでなくても、おいらは生来のおっちょこちょいでして、小学生の時に、学校にランドセルを忘れて家に帰るという大失態を犯したのを筆頭に、数々の失策を犯してきました。全然関係ないですけど『プロ野球・好プレー珍プレー』での「おでこでフライキャッチ」で有名なドラゴンズの宇野勝元選手は実は守備が上手だったってご存知ですか? 彼はあれで有名になってしまったから守備下手のイメージが定着しちゃった不幸な選手なんですよ。ちゃんちゃん。一言余計知識でした。

 うーん、おいらの場合は、なんというか、気がフッと抜けた時に失敗することが多いですね。緊張している時とかは割と上手くいくものです。それに至るまでの緊張の嵐はとんでもなく苦しいですけれどね。まあ、元来がおっちょこちょいですから、ちょっとした隙にやらかしちゃうんですよ。でなかったら今頃は私立大学の職員として課長くらいやっていたかもね。最終面接でのあの一言がなかったらなあ。人生変わっていたですよ。


 今日のタイトル、当て字ですが、カンパーバッチと読みます。そう、『グリンチ』です。『すかんち』ではありません。外国人の名前をおいらは全然覚えられなくて、いまだにわかるのはシピン、ポンセ、パチョレックくらいですから、ハリウッドスターと言われても『タイタニック』のお兄さんとか『パイレーツ・オブ・カリビアン』のおじさん。『マン・オンザ・ムーン』のコメディアンくらいしかわかりません。えっ、『マン・オンザ・ムーン』を知らない? 名画ですよ、名画。でも、地上波では放映していないか? 確か、去年の正月かなあ? パラボラアンテナをまだ持っていた頃ですからね。BSでやっていましたよ。思わず、録画してしまいました。洋画でおいらが興奮するのは『スター・ウォーズ』は別格として、『髪結いの亭主』とこれだけです。


 いやあ、また本来言いたかったことと違う方向に行ってしまいました。おいらが言いたかったのは最近の大泉洋ですよ。すごい活躍ぶりですね。特に映画への出演がすごい。おいらは北海道民じゃないから、最初から彼を知っているわけではないですが、割と古くからのファンです。一時は彼の喋り方まで真似して生きていました。感化されやすいんだよなあ。なにせ、おっちょこちょいですから。導入はもちろん『水曜どうでしょう』ですよ。『クイックジャパン』ですね。あれで、特集されていて、「なんじゃこりゃ?」と思ったのがきっかけです。あっ、そうか! だからもう、世間に見出されていたのですね。古くからのファンというのは言い過ぎでした。全国区になる前からというところでしょうか?


 まあ、彼は北海道では化け物と言われていたそうですが(byタカトシ)、全国区になるのもすごいスピードでしたね。予想を超えていましたよ。でも、ネット局のバラエティーに出る彼は決まってイジられキャラでしたよね。で、最後はキレるって感じ。大笑いしましたよ。でもさあ、最近はちょっと違う。彼は想像以上に演技がうまかった。舞台人ですからね。当然といえば当然ですけど。若くして、名優と言ってもいいのではないでしょうか? 「渥美清二世」とか言っている人がいるとかいないとか。彼はそれに人柄がいいから諸先輩に好かれているようですね。そうすると以前のようにただイジられるってことが少なくなってきている気がします。風格が出てきちゃったのかな。だから、彼がバラエティーに出ていても、あんまり面白くない。昨日なんか途中で番組変えちゃったもの。彼より、ニュースの方が面白かったんだね。

 なんか、ちょっと残念な気がします。でも、きっと『水どう』の最新作が作られて、またバカやるんだろうな。藤やんやうれしーは彼に忖度しないだろうからね。しかし、昨日のインタビューで意味深なことを言ってましたよ。「年明けに映画が公開された後は二、三年静かになりますから」ってね。うーん、どういうことだろう。まさかとは思いますが、参院選に鞍替えする、高橋はるみ北海道知事に代わって、知事選にうって出る? 知名度は抜群ですからね。まあ、無いとは思いますけど。


 もう、流石にネタがないなあ。年内はこれで終わりですかね? なんか、やたら「平成最後のナントカ」って言葉が使われるので勘違いしちゃいますが、来年も四ヶ月は平成なんですよね。というか、思うんですけど、なんでそんな中途半端なことをするんだろう? 一月一日即位なら余計な四ヶ月がないのにさ。その四ヶ月に生まれちゃった子供なんて、特に四月二日から三十日に生まれた子は周りを新年号生まれの子供に囲まれて、完全にマイノリティーですよ。いじめられないかしら? 少し、心配です。昭和六十四年の一月一日から七日に生まれた人はどういう思いで平成の世を生きてきたのでしょうか? ちょっとだけ知りたい気もしますね。どうですかねえ?


 では、とりあえず良いお年をということです。さようなら。

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