第75話 推理雑談
やあ、ちょっとしつこくおいらです。
なんかですねえ、皮膚の調子がだいぶ良くなりまして、楽になったら書く意欲が湧いてきました。まだ、良くなってきたのは胴体だけで四肢はブツブツができてそれが痒くて掻いちゃって、出血、かさぶたと残状を呈しているんですけどね。それでも全然、最悪の頃とは違います。確か『鬼平犯科帳』の一節だったと思うのですが、(たぶん)長谷川平蔵が「無理に人を斬り殺す必要はない。小指の一本でも斬り落とせば、そいつは動けなくなる」みたいなことを言っていたような気がするんですが、言い得て妙ですよね。人間、ちょっとした痛みがあるだけで、全然、パフォーマンスが低下して、思い切り力を出せなくなってしまう。いつも、おいらが思うのは「他人の痛みは絶対わからない」ということです。とりとめのない文章になってしまいました。申し訳ございません。
さて、本題に入る前に、前回書きたくて書き損なったことを記します。よかったらおつきあいください。クリスマスの日の日中は前日の北風ピーポーとはちがって、穏やかな日和でしたので、一念発起、坂の下のクリエイトまで、鎮痛剤などを買いに出かけました。おいら、クリエイトに行くと散財してしまうんですよねえ。ちょっと欲しかったのは、鎮痛剤の他に痔の塗り薬……いやあ、最近痒くてダメなんですよ。それと頭皮のかゆみ止め。林先生がCMやっているやつです。痔の方は見つかったんですけど、頭皮は、おいらの探し方が悪いのか見つからない。当然、店員さんには聞けません。おいらですから。あとは冷凍食品とお菓子を少し買って、「三千円くらいかな」と思ってレジに行ったら五千円オーバー。相変わらずの金銭感覚のなさが嘆かわしい。でもさ、ダイエーに行ったときは多くて二千円くらいなのにな。薬が高いのかな? でも、鎮痛剤ノンフィーブ七百円くらいですよ。三つ買ったけど。ああ、これでもう、二千円越えか。バカだね。でもマストアイテムだから仕方あるまい。
ああ、言いたかった、いや書きたかったのはここからなんですよ。前フリ長くて申し訳ございません。
クリエイトの帰り道なんですけどね。ウチの監獄の裏にお寺さん、立派なお寺さんがあるんですね。名前は漢字が難しいので伏せますけど。ひょっとしたら監獄で死刑が執行されるときはここから教誨師代わりにお坊さんがくるのかもしれませんね。とにかく、ホント真後ろなんですよ。夏の夜なんて窓を開けていると白粉の匂いがする。「幽霊ウエルカム!」って思っちゃったのですが、よく考えたらお盆で、お寺さんからお線香の残り香が風に漂ってご来店なさっただけのことなんですわ。
そんなに近いのに、躁状態の時は仏教キチガイだったおいらがここまで参拝しなかったのです。とっても不思議です。なのに、この日はなんとなく参拝してしまったのです。そしたらね、お地蔵様の頭の上に、いたんですよ。この前、死んじゃった元妻の愛猫、アビが……目を疑いました。でも、疑って正解でした。よく見たら、片目じゃなくて、両目開いているし、お尻に三毛入ってるし、違うとこいっぱい。でも、そっくりだ。写真を撮ろうと思いましたが、シャイなやつで、逃げられました。たぶん、お寺さんの名物ねこなんだろうなと思いました。
げっ、本題に入る前に千三百文字も使ってしまった。飽きたら帰っていいですよ。
『このミステリーがすごい!』を買いました。以前ならストイックに発売日に購入したものですが、最近はルーズになりました。まあ、元妻に何回も頼まないと差し入れにきてくれないということもありますからね。でも、元妻から買えば、社割で手に入れることができるから。ええ、自分の金で買っていますよ。じゃあ、差し入れじゃない? そういえばそうですね。
ええと、国内編一位は……ああ、これは書かないほうがいいですね。『このミス』は今年三十周年なんだそうです。平成とともに歩んだ青春なんですね。おいらは途中参加組だから……ああ、レビューとか書いていませんよ。買って、読んでるだけ。紛らわしくて失礼。まあとにかく、おいらが買いだしたときには物議を醸していた覆面座談会もなく、このミス大賞がはじまったばっかりで、まだおいらの嫌いな海堂尊もいなくて、おいらは文芸書担当の勉強として『葉桜の季節に君を想うということ』に大ショックを受けた話はさんざっぱら書いていますし、伊坂幸太郎にも出会えたしね。宝島社はなんとなくいかがわしい出版社だけど、まあ感謝だわ。よくわからない文章ですね。スンマソン。トマソン。(ジョイマン風に読んでくだされ)
さて、『このミス』を読み進めていたら三十周年、キングオブキングというコーナーがありまして、これは書いていいかな? 一位が山口雅也の『生ける屍の死』とエーコの『薔薇の名前』だったんですわ。どちらも未読。おいら、山口雅也さん、どうも苦手なんだよな。『ミステリーズ』っていう短編集を読んで、頭ひねりっぱなしだったのよ。でも、ミステリー愛好者の評判、異常に高いよなあ。信じられないほど高い。それに光文社文庫から改定新版が出たでしょ。すごーく、悩むなあ。『薔薇の名前』はさあ、文庫になったら買う! ってずっと思っているんですけど、おいらの生きているうちに出るかな? 噂通り『このミス』でも、訳者が原稿抱えて、文庫化に向けて改訂している途中で死んじゃって、文庫化が暗礁に乗り上げていると書いてありました。たまにはネットでも真実を伝えるんだなあ。
あとさあ、馳星周の『不夜城』。ずっと気になっているんですけど。馳星周さんってたまにテレビに出るじゃないですか。その時の風貌と言動がおいらイヤで、なんとなく読めないんだよなあ。そういえば、バカ書店の北里大学売店で一緒に働いた外商担当で入社同期の森くんが(外商なのにいいやつだったな。背はちっちゃかったけれど、二枚目だし、子供可愛がってたし……)「東野圭吾の顔が浮かび上がってくるから、あいつの小説は読まない」って言ってて、「ああ、そうか」と妙に納得したものです。あれ以来、おいらにも作者そのものを出す神経に疑問を感じるようになりましたね。岩井志麻子なんて絶対読まないと思います。
今ねえ、気になっているのは『屍人荘の殺人』ですね。映画化でしょ? 浜辺美波ちゃん出るでしょ? 早く文庫化されないかな。でも東京創元社だからきっちり三年は寝かすよな。宝島社だったら一年立たずに文庫化しちゃうよ。だからいかがわしいって思うんだよ!
あとの、若い人の本って手を出しにくいですね。おいらも年寄りで保守的なんだなあ。自民党は嫌いだけど。今年は『現代詩人探偵』で大怪我したから、ますます若い作家の作品には触手が伸びませんわ。毎度おなじみのおいらよりじいさん、ばあさんの著作を買ってしまいます。年寄りすぎて坂口安吾の『不連続殺人事件』は苦痛の読書でしたがね。
さて、ちょっと今回も前回に引き続き、少々長すぎました。実はね、ちょっと軽く躁なんじゃないかと思っていて警戒しているのですよ。睡眠時間短いし、テレビに向かって独り言叫んでいたりね。まあ、リーマス服用しているから、ひどいことにはならないと思いますが、用心、用心。
あんまり、連続して投稿するとPV伸びませんね。休むとすごく伸びるんです。不思議だなあ。正月休みになったら少しは読んでもらえるのかな? まあ、底辺ですから、どうでもいいですけどね。(ウソ)
じゃあ、また。
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