第57話 新季節江

 やあ、おいらです。


 たぶん、お忘れかと思いますがね、おいらの独居房の上の階に囚われている、大学生の囚人の騒音がうるさくて、辛抱たまらんかった訳です。ところが七月あたりからぱったり、音がしなくなりました。恩赦で帰省でもしているのかと思いましたが、どうも違う。移送されたか、執行されたようです。というのも、今日になって業者らしい奴らが現れて、ガッタンゴットンやかましい。おいら、得意の昼寝もできずに、イライラっときました。その上に、隣の松本酒店の孫、アミちゃんが相変わらず大泣きしてやまない。虐待でもしてるんじゃないのと心配する余裕もなく、イライラは続きます。


 しかし、監獄も、一人消えたらリフォームするんすかねえ? まあ、前任者が松本さんだったりしたら、糞尿まみれで臭いだろうから、それなりの清掃は必要でしょうね。


 さて、次はどんな囚人がくるのでしょう? できたら、美人の女子大生がいいなあ。うふふ。この前テレビ見ていたら芳根京子さんとかいう女優さんが出ていて、うん、可愛い。惚れてまうやろ。さらにテレビを見ていたら本田翼さんが出ていて、今更ながら可愛い。なんか、小学生の時、好きだった服部圭子さんにそっくり。懐かしいなあ。いったい、何年前だろう? でもね、おいらが歳をとっちまったってことは服部さんも同じだけ歳を重ねてしまった訳です。実は見ちゃったんですよ。服部さんのFacebook。もちろんご結婚されて服部は旧姓。現在のお姿は……黙ってページを閉じる他に何ができましょうや。反対の立場だったら、おいらのフケぶりに、相手もがっくりするでしょう。ということは、中学の時に好きだった門廻さんや中澤さんもおいらと同い年だから、いいおばさんだ。せめて美魔女であってほしいなと思う今日この頃です。

 九月からは、ケースワーカーさんも変わるんですけど、今の所、なんのコンタクトもなし。せめて、吉岡里帆みたいな人であってほしい。怪獣は嫌だ!


 話変わって、『日本沈没』上下巻、ゲットしましたぜ。それから、伊坂幸太郎『陽気なギャングシリーズ』新刊文庫化を記念して三冊ゲット。一、二巻はノベルスで持っていたはずなんですが見当たらない。読んだのは発病前で、内容を覚えてないから思い切って買ってしまいました。それから、坂口安吾の『不連続殺人事件』が復刊されたので買ってみました。面白いかどうかは、正直、わかりません。昔、角川文庫かどっかから出ていた時に買おうかと思ったんですが、表紙に裸の女の人が載っていたので、恥ずかしくて、買うのを断念しました。今回は平野甲賀氏の装丁なので安心です。


 まあ、読み終わった本もあるのですが、読書日記はまたもお休み。体調もますます悪くて、引きこもっているので、なんかいいことないかなあと思うばかりです。

 では。

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