第54話 日々反省

 ごきげんいかがでしょうか。おいらと名乗っていたものです。またはぺこりと名乗っておりました。覚えておいででしょうか?


 秋ですね。いくら夏が暑くても、秋はくるんですね。そうそう、台風21号ですか。怖いですね。これが通り過ぎるともっと秋が深まるのかな?


 おいらは今、東北のある山にある、廃寺にこもっております。廃寺といってもクララもペーターもいません。悪しからず。


 ここはかつてはそれなりに栄えていた寺だそうですが、村民の減少で檀家がいなくなり、住職が首を吊ったという、因縁ある、廃寺なのです。しかも、古文書にも、なんという名前の寺だったか書いていない。というより、墨で消されている。謎の多い寺なのです。ひょっとしたら心霊スポットかもしれず、おいらは、ここに来たことを少し後悔しています。

 でも、鄙びて静寂に満ちたいいところです。茶室があり、毎日、抹茶を楽しんだりしております。食料品その他は、co-opのお届け便で運んでもらい、co-opで手に入らないものは大手通販サイトで買い求めています。


 で、なんでおいらが山籠りしているかというと……前話でおいらは、何かしてはいけないようなことをしてしまったようなので、自主謹慎をしているのです。だから八月中は駄文書きを自粛しておりました。だって、PVも♡も激減。女性陣のお客様の無言のお怒りを身にしみて感じております。おいらは勘違いしていました。この駄文を読んでいるのは野郎どもばかりだと思っていたのです。しかし、この結果をみると、案外素敵な女性が読んでくれていたのかなあ? アンケートなんか面倒くさいから取りませんが、なんか、妄想しちゃう。妄想ついでに白状しちゃうと、おいら、波瑠さんと南沢奈央も好き。顧客がまた減るかな。


 さて、地上に目を向けますと、スポーツ界の不祥事が多いですな。今度は体操協会ですか。あの強化本部長、見るからにラスボス。ジャバザハットかよ。あんな人とさしで話すだけで、十八歳の少女はビビりますよね。あと、具志堅副会長ですか。久しぶりに見ましたねえ。お元気そうで何よりです。それはともかく、具志堅さんは塚原夫妻が嫌いなんだなと会見を観て思いました。日本のアマチュアスポーツの世界は権力が一箇所に集中する仕組みになっているんですね。それを直さないと、今後も同様な問題が起きるでしょうね。


 さくらももこさんの死去にはびっくりしました。乳がん、怖いですね。おいらも気をつけよう。才能のある人は早く天に向かわれますね。本当に残念です。


 読書日記はお休みして、買ったばっかりの本の思い出話を。小松左京の『復活の日』と西村寿行の『安楽死』という復刊ものを買ったんですけど、おいら、小松氏の長編、一冊くらいしか読んでいないの。それも中学時代。けれど、短編集は角川文庫から出ていたやつを片っ端から読んだんです。その中で『時の顔』という作品にたいへん心を揺さぶられました。復刊したら買います。あと『くだんのはは』という作品に恐れおののき、『時間エージェント』というに連作に爆笑しました。『物体O』はちょっとしんどかったな。短編は読み込んだのに、なんで長編は読まなかったんだろう? あの『日本沈没』も読んでいない。読んだのは『エスパイ』だったとおもうけど、最後まで読んだか覚えていません。たぶん、読んでいないな。小松左京、復刊ブームが起きそうなので、SFだけど、いっちょ読んでみるかとおもっちょります。西村寿行はエロがすぎるので、読むのやめようか、悩んでおります。だってさ◯◯で〇〇なんだもん。(自主規制)


 読み終わった『満願』と『奇跡の男』。もうすぐ読み終わる『紅い鯱』については、後日、感想を書きますよ。


 とにかく、女性読者の皆様。いや、全読者の皆様。前回は失礼しました。なんてね。

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