第46話 戯言淡々
やあ、おいらです。
西日本の方には猛暑お見舞い申し上げます。関東は命の危険がある、猛暑も今日は一段落して肉体的、精神的苦痛は和らぎました。でも、三十度以上あるんだよね。感覚が完全に狂っていますな。後々、絶対に自律神経をやられるでしょう。
ああ、立秋まで駄文は休むといいましたが、午前二時をすぎても、全然、眠くならないんで、暇つぶしに書かしていただきます。だから、内容は全くありません。「下らねえ」と思うことでしょう。だから読まなくていいです。
その①。
元妻が、面会に来た。道端で弱っていた野良ねこを保護したという。耳がただれちゃって、身動きもままならなかったそう。二日間くらい悩んで、我慢できなくなって保護したという。そこまでなら美談ですむが、世の中ままならない。動物病院で血液検査をしたら、そのねこはなんと、ねこエイズだったのです。元妻の家にはすでにねこがいて、その二匹が接触して、噛んだり、引っ掻いたりしたら、元いた方のねこにエイズが移ってしまいます。元妻はケージに野良ねこを入れてシーツで包んで隔離したそうです。餌をあげたりしたらだいぶ元気をとりもどしたと元妻はいいました。しかし、元妻のアパートはワンルーム。狭いケージから野良を出すことはできません。おいらは言いました。先住ねこファーストと。野良を飼うのは物理的に無理ではないかとも。しかし、元妻は野良を殺処分にすることだけは絶対にしたくないと、頑なに言いました。医者はもって二年と言ったそうです。
そして元妻はとんでもないことを言いました。「あなたの独居房で先住ねこを預かってくれないか?」「はあ?」おいらはびっくりしました。おいらは囚人です。監獄でねこなんか飼えるのか? それにおいらは公的支援を受けている身。ねこなんて贅沢品だろう。無理無理。正直、安楽死してもらうのがベストだと思うのですが、妻は強く拒否します。少し、神経が不安定なようです。
おいらは仕方がないので、今度ケースワーカーさんが来たときに、ねこを飼ってもいいかと聞くつもりです。まあ、とうぶんこないけどね。元妻の母性というか、ねこに対する思いやりは常軌を逸するものがあります。ねこアレルギーのおいらは困っていますよ。全くなあ。
その②
ほんと、大した話じゃないのですが、おいらの刑務所での呼び名は“444号”です。縁起悪い? 実はそうでもないんですよ。あの、長嶋茂雄氏の通算本塁打数は444号なんですよ。
おいらは長嶋氏の現役時代の記憶はありません。最初に記憶に残っているのは第一次政権の時ですねえ。だから、王とか張本とか、高田なんていうのが記憶に残っています。それより、印象が強いのが、大洋ホエールズのあのド派手なユニフォーム。アレにはまいりました。グリーンとオレンジ。今なら変じゃないかもしれませんが、あの時はセンセーショナルでしたね。あの色が採用された理由については諸説ありまして、一つは大リーグのオークランドアスレチックスのユニフォームを真似たとか。でもねえ、資料で見ると本家はそこまで派手じゃない。次はドラフトで慶応大の大スター、山下大輔を獲得したので、彼の故郷、静岡県の名産品、みかんとお茶の色を採用したというもの。おいらがプロ野球を見だした時はハゲ茶瓶の山下氏もかっこいいイケメンの時代があったのね。第三の理由は湘南電車の色を用いたというもの。当時、大洋は川崎球場を本拠地にしていたんですけど、川崎駅には東海道線、止まりませんよね。こりゃあ、眉唾ものだな。
最近、各球団はレジェンドユニフォームとか言って、往年のユニフォームを復刻しているけど、おいらの記憶によれば、このユニフォームは復刻されていない。
ああ、疲れました。本当は大洋に居た、シピン内野手の話もしようと思ったんですが、またの機会にしましょう。
関東の同志諸君。台風には気をつけましょう。おしまい!
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