第40話 夏休忘失
やあ、おいらです。
今日は昨日より暑かった。途中、気が狂いそうになりましたよ。でも32度C。我慢の範囲だ。猛暑はこれからやってくる。闘え! ぺこり断熱隊。
忘れていたことがあります。俳優の加藤剛さんが亡くなられました。加藤さんといえば『三井奥様劇場』での『大岡越前』そう、再放送のやつね。関東限定かな? で、暇つぶしに見ていた程度だけどさ。(おいらは竹脇無我や西郷輝彦の『江戸を斬る』の方が好きだったのだ)
それが転換したのは、忘れもしない六年前、Amazonで、無駄な買い物をしまくっていたとき、目についたのが『風と雲と虹と』のDVD前編。「面白そー!」とワンクリックしたのでした。
ああ、ここからは歴史用語が頻出します。嫌いな方はお出口の方へ。
では、進めます。物語は加藤さん演じる平将門と緒形拳さん演じる藤原純友が引き起こした 承平天慶の乱を描いたものです。史実ではこの二人が出会うことはありませんでしたが、ドラマでは結構一緒になっています。
原作は海音寺潮五郎。ただし、『風と雲と虹と』というタイトルの本はなく『海と風と虹と』という本があります。タイトルから思うに藤原純友が主役なんじゃないかなあ。読んでないからわからないけど。脚本も、当然オリジナルですよね。ちなみに海音寺潮五郎、國學院大學経済学部出身。おいらとおんなじ。でもぺこりさんは小説家になる才能はなかったのでした。しかし、海音寺先生もなんで経済学を選んだかね。不思議。さらに、ちなみに『空と風と虹と』は当然、絶版。読みたければ図書館か、古本屋でどうぞ。でもね、海音寺先生の文章って読みにくいんだよね。『天と地と』とか、軍神、上杉謙信がイジイジと悩んでばかりの弱虫さんに見えちゃったり、『武将列伝』『悪党列伝』は素人にはちょっと難しい。もちろん、おいらは素人です。
話がずれてしまいました。ドラマで加藤さんは純真でかっこいい将門を演じました。でも、本当の将門は土着で、田舎者丸出しで、喧嘩は強いバカだったんではないかな。それをお付きの人がサポートしてね。
まあ、とにかく加藤剛さんがかっこいいのよ。吉永小百合や、真野響子なんかの花を添えてね。そうそう、敵役の長門勇もいい味出していた。おいらこの人好き。
特筆すべきは、戦争で人質になった吉永小百合が、兵士たちに輪姦されて殺されちゃうの。もちろん、ぼかしていますよ。今の時代から見れば、なんでもない一シーン。でも、NHKは冒頭に「このビデオには過激なシーンがあります。ご注意ください」ってテロップ流したの。エロおやじぺこりは逆に期待しちゃって、期待倒れに終わりました。
関東を抑え新皇を名乗った将門は、俵藤太という名将に射殺されます。演じたのは露口茂。ヤマさん以外でこの人見たの初めてだ。さて、このとき、将門追悼祈願のために建立されたのが、初詣でおなじみの成田山新勝寺です。御本尊は不動明王です。不動明王はおいらの生まれ年の守護神なのですが、大好きな将門を呪った、新勝寺には詣りません。ドラマの撮影の時も、いつもなら大河ドラマの出演者は新勝寺で豆まきするのに、このときはやらなかったそうです。
ちなみに神田明神に将門は神として祀られています。一時期、天皇に刃向かった者を神に祀るとはという声があり、除籍されたのですが、神田の人たちの熱望で復帰します。将門といえば、首塚ですが、おいらは行ったことがありません。なんか、将門様に取り憑かれ、関東平定、日本平定、世界平定を目指しちゃいそうだからです。バカですみません。
今日は、暑くて本読んでいないから、これでおしまい。またいずれ。
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