第37話 夏休通信

 やあ、恥ずかしながら、おいらです。


 秋までお休み! とか言っておきながら、一週間もしないでの投稿。朝令暮改、朝三暮四、趙雲子龍。


 まあ、つまらなくなっちゃったんですよ。中途半端な暑さの中、読書して、寝て、読書して寝て。気力が一向に上がりません。元妻とも疎遠になってしまい、今度こそお別れだな。金ヅルが、いや唯一の友人が消える。あとは親族だけだけど、おいら親戚が親父兄弟も含めて大っ嫌いだから、これで、完全な孤独だ。でもねえ、おいらちっともさみしくない。本当に、強がりでなく一人が好きなんだ。自分の王国に一人佇む。ようやく、本懐を遂げたわけだ。あとは孤独死して、腐り果てて、白骨化するまでだ。使えるようなら検体してください。遺書は書かないけど。


 昨日、精神病院だったんですよ。でね、ちょっと気になったことがあったんです。「ズボン、履けるか?」一昨々日はギリギリで履けた。しかし、一昨日は菓子パンやらシリアルなんかをたらふく食べている。おいらは勇気を絞ってズボンのボタンを止めようとした……ダメだった。十回やってもダメだった。冷や汗と熱冷ましの汗が同時に出る。仕方がないので、おデブズボンを履いて出かけた。現時点で、おいらが履けるズボンは二着に激減した。


 こりゃもうダイエットしかないでしょ。でも、運動とかできないし、絶食も精神的ダメージでも受けない限り無理。そこで考え出したのは“蒟蒻畑ダイエット”。ご批判ごもっとも。蒟蒻畑って糖分入っているもんね。ダイエットはバランスの良い食事からだよね。わかっています。でもね、めんどくさい。何もかもがめんどくさい。“蒟蒻畑ダイエット”なら、ただ食べるだけ。こんにゃくだからご飯食べるより低カロリーでしょ。もう決めたんだ。後戻りはできない。ただ、最大の問題は「飽きる」ということ。どうすべきか? 蒟蒻畑は甘いのばっかりだから、しょっぱいものが欲しい。そして、低カロリー。豆腐か? なんか物足りないな。納豆。蒟蒻畑と相性最悪。うーん、スーパー行って考えよう。飽きなきゃいいんだよな、結局。

 期間はとりあえず一ヶ月。元妻との仲が亀裂したから、外食の誘惑はない。ゴールはズボンを履けるようになることだ。これが一番。


 さて、今日は横浜市緑区役所に決戦に行ったのだが、豈図らんや、玄関にてお出迎え、丁寧な応対。どうしたことか? クレームでもついたか? 引っ越して地区が変わったので担当も代わるという。女性だ。残念、好みでない。しかし、衝撃の事実が! この新担当者、八月で担当がまた代わるというのだ。はあー? なんのための交替。きっとこの後に、ラスボスがくるんだな。九月になるといただける補助が多少増えるからだ。今日は、地獄の予告編。嵐の前の静けさというわけだ。


 夏休、読書感想短文。

 恩田陸『夜の底は柔らかな幻』上下を読む。恩田さんらしからぬハードな展開。屍体がうじゃうじゃ。多々現れる超能力者が激闘バトル。大興奮間違いなし。

 だけど、この物語の結末はなんだったのだろう。さすが、恩田流。


 また気が向いたら書きます。見捨てないでね。では寝ます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る