第35話 暗黒続話
おはようございました。おいらです。
今朝目覚めて、ぼーっと考え事をしていたら、昨日の駄文はちょっと違うところがあるのかなと思いましてパソコンを開きました。いえいえ、大した話じゃないんです。スルーしてください。
前回、犯罪を犯すのはイカれたやつだと述べました。でも、朝になって、別の考えが思い浮かびました。全ての人間の本能には人を傷つける、財産を奪うという欲望というかDNAが組み込まれているんじゃないかなあということです。孫悟空やおいらのように百%の善人なんて存在するわけがありません。マザーテレサもダライ・ラマもローマ法王も絶対に心の中に暗黒面があるはずです。人間だもの。
要は、それをどう昇華して、倫理感を養っていくかということでしょうか。それには生きる環境も左右されるのでしょうかね。
話を変えましょう。おいらには馬鹿話の方が似合ってる。
と言いつつ、真面目な話。
最近、泡坂妻夫、小泉喜美子、連城三紀彦などの復刊が数多くなされています。とても愉快な話です。連城さんは最近お亡くなりになったからわかるけれど、泡坂さんや、小泉さんは鬼籍に入ってだいぶ経つ。小泉さんの死因知っていますか? 酔っ払って階段から足を滑らして頭を打っちゃったんですよ。中島らもじゃん。
思うんですけどね、こう復刊ラッシュが続くのは、大人の鑑賞に耐えうる小説が、減っているからじゃないですか。ライトノベルの悪口を言って申し訳ありませんが、あの、アニメ柄の表紙の本はおいら、買えません。たとえ、内容が素晴らしくても、絶対買わない。西尾維新だって買わないぞ。
そこに持ってきて、各出版社はこぞって、一般文芸とライトノベルの融合を図っています。講談社タイガとか、富士見L文庫とか、集英社オレンジ文庫とか、新潮文庫ネックスとか……あと、なんかあったっけ?
所詮、小説を読むのは実学を学ぶためのものではなくて、あくまでも趣味ですから、好みにあったものを好きなように読めばいいのだけど。中年探偵団のおいらはライトノベルにはやっぱり抵抗あるな。あと十年もしないうちに、おじさんが平気でライトノベル読む日がくるだろうけどさ。
まあ、そのアンチテーゼとして、過去の名作を復刊して行こうという、出版社の戦略は正しい。どんどんやって、どんどんやって。
でもさ、どうせすぐに重版未定になっちゃうと思うよ。刷り部数、そんなに多くないと思うから。そうすると、オークションサイトで、高値で取引されるんだな。だから、おいらは古本読めないの!
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