第18話 梅雨間近
やあ、おいらじゃけんのう。
……失礼しました。さっきまで読んでいた、柚木裕子さんの『狐狼の血』に影響を受けてインチキ広島弁を使ってしまいました。この小説、端的に言えば、たいへん面白かったです。暴力団というか、ヤクザ小説と、警察小説の複合。おいら、警察小説はあんまり好きじゃないんですけど、アウトローな刑事なんていうのが出てくると、途端に宗旨替えしてしまう。『禿鷹シリーズ』なんかがそうです。この小説では、いわくつきの刑事に新人刑事が相棒として異例の抜擢をされることになります。当然、新人刑事は先輩刑事に振り回されます。なんか、その辺りの関係性は『疫病神シリーズ』に通ずると感じました。
女性の、柚木さんがこういう作品を書いたことに大いに驚かされます。もちろん、このベースには『仁義なき戦い』があるのは自明の理で、柚木さんはDVDを揃えたと解説に書いてありました。
作品の舞台は広島県呉原市。架空の都市です。呉市と三原市を掛けたのでしょうね。うん? 三原市ってあったっけ? あったよなあ? 調べればわかるんだけど、面倒臭い。間違っていたら、連絡ください。
女性が、こんなバイオレンス小説を書いて、すごいなと書きましたけど、おいらから言わせると、少しマイルドかな? と思いました。主人公? の破天荒刑事が、案外新人君に優しい。(まあ、そうなる理由もあるんだけどね)暴力団員が予想以上に協力的で、紳士的であったりします。もちろん、鬼畜もいますけど。
まあ、あと最後の展開が、読めちゃった。でもあの人が、ああなっちゃうとは思いませんでした。
おっと、ネタバレは禁物。よかったら、読んでみてください。しかし、去年の発行なのに初刷。売れていないのかあ。映画化されてんでしょ? 人気ないのかなあ。役所広司と松坂桃李。あんまり、原作のイメージとあっていないな。
関係ないけど『仁義なき戦い』は地上波で放送できないそうですね。もちろん、スカパーなら可能でしょうけど。どんな映画なのかなあ? ちょっと観てみたい。
また、タイトルから逸脱してしまいました。申し訳ございません。
雨が、多くなりましたね。梅雨も間もなく来るでしょう。季節がどんどん早くなってきているように感じます。
まあ、それはともかく、季節の変わり目ってやつですね。虚弱でアレルギー持ちのおいらには辛い季節がやってきました。梅雨の時期は、じっとしていると寒い。でも、動くと蒸し暑い。体温のコントロールが異常をきたします。もう、昨日から風邪をひきました。お布団生活です。ああ、お見舞いコメントは不要ですよ。
来世はバカでいいから、気性がまっすぐで、丈夫な体の女子に生まれたいです。
眠くなってきたので、短いけれど今日はここで失礼するでのう。
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