FM魔界 魔王ラジオ～まおらじ！～

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CM『突然の勇者軍襲来……錆びつく剣に傷つく体、ホントに困っちゃいますよね？　でもそんな時、このポーションがあればもう安心！　有効成分1000mg配合、ヨクナオールαEX　ガーゴイルのマークの魔王製薬です』

『まおらじ！』

側近「さて、本日のまおらじはそろそろお別れのお時間となってしまいました…！」

魔王「うむ？　側近よ、終わるには些か早い時間ではないのか？」

側近「お言葉ですが魔王サマ、一回のラジオでこれ以上多くのことを語ってしまいますと…」

魔王「語ると、なんなのだ？」

側近「次回以降のネタが尽きてしまいますよ。私たちと、作者の」

魔王「さ、作者とはなんの話だ！？　そ、そ、そんな話を初回からするでないぞ！？」

側近「嘘はつけませんから　ネタが尽きるとメタ発言～♪ YEAH～♪」

魔王「だれが韻を踏めといったんだ」

側近「そういうことでお別れのお時間なんです。残念です」

魔王「吾輩のツッコミを無視するな。そして、少しも残念に見えないのだが」

側近「とても残念です、ええ……、魔王サマに無理やりやめさせられて、ううっ。悲しいです」

魔王「」

側近「だから黙っちゃだめなんですって、二回目ですよ？　呆れてものも言えません」

魔王「それは吾輩のセリフだとおもうのだが！？」

側近「うるさいです急に大声出して。ちょっと黙っててください」

魔王「暴言というよりパワハラの域だな」

側近「力のない者によるパワハラというものが存在するのでしょうか？」

魔王「論破しようとするな」

側近「そもそも魔王サマは上司なんですか？」

魔王「上司以外の何者でもないと思うのだが、そもそもその発言どこかで聞いたぞ」

側近「ゴブリン相撲協会の副会長ですね。はい」

魔王「コンプライアンスは大丈夫なのか」

側近「私が法令です。よって遵守できています！」

魔王「自信満々にサムズアップするな！　リスナーには通じてないぞそれ！」

側近「あ、グッジョブです魔王サマ」

魔王「いきなりなんだ」

側近「このやりとりのおかげで分量が稼げました」

魔王「だから初回からメタ発言をするなと」

側近「ネタが尽きるとメタ発言～♪ YEAH～♪」

魔王「だから誰が韻を踏めと言ったんだ、二回目だぞ？　呆れてものも言えぬわ」

側近「よかったですね魔王サマ、そのセリフ使えましたね！」

魔王「もうよい。終わらせるぞ」

側近「やっとわかってもらえましたか」

魔王「諦めたという方が正しいのだがな」

側近「さて、こんな所で本日のまおらじは以上となります！　まおらじでは、リスナーの皆さんからのおハガキやメッセージを募集しています。番組Twitterに、じゃんじゃんお送りください！　TwitterのIDは、@Ciel_8690です！　メッセージの他に、ラジオのO.A.開始に合わせてツイートがあったりするので、是非フォローしてくださいね！」

魔王「急にラジオらしいことを。やればできるではないか」

側近「魔王サマと違ってやればできる子ですから」

魔王「その暴言がなければ完璧なのだがな」

側近「私からこれを取ったら個性死んじゃいますって」

魔王「……仕方あるまい」

側近「魔王サマから公認いただけたところで、皆さんまた来週！　あ、最後はあの言葉でお別れしましょう！」

魔王「待て待て！　最後の言葉なんて聞い「せーの！」

側近「まおうなら～」

魔王「絶対に今考えただろ！　あ、って言ったのを聞き逃しておらぬぞ！」

側近「気のせいです！」

『まおらじ！』

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側近「と、いうわけで、終わりましたね魔王サマ。お疲れ様でした」

魔王「うむ。ご苦労であったぞ側近よ。鳥魔族にでも飯を食べに行くか？」

側近「ナンパですか？　社内恋愛はいかがなものかと。」

魔王「誰がナンパするのに居酒屋を使うというのだ。貴様の好きなところを提案したつもりだが、不服か？」

側近「行く場所までは及第点ですが、行く人が魔王サマというのが」

魔王「貴様はいちいち一言多いのだ、そんなんでは行き遅れるのだと何度も」

側近「その時は魔王サマの、、」

魔王「む？」

側近「なんでもありません。先に行ってますね」

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第一回　－終－