第177話「借刀殺人」中編

 第二話「借刀殺人」中編


 ワァァッ!


 ワァァッ!


 尾宇美おうみ領南端、国境防衛の要衝である鷦鷯みそさざい城は――


 敵対関係にある天都原あまつはら耶摩代やましろ領主、祇園ぎおん 藤治朗とうじろうの軍に激しく攻め立てられていた。


 「戦況はかなり不利です、このままではあと三日と……」


 熊谷くまがや 住吉すみよしが率いる臨海りんかい第三軍が尾宇美おうみへ侵攻するのを食い止めるため、一原いちはら 一枝かずえに城内兵力の殆どを率いて出陣させた。


 その隙を狙って、まるで計ったかのように――


 隣接する第三国、天都原あまつはら祇園ぎおん 藤治朗とうじろうが攻め込んできたのだ。


 「そうですね……」


 下ろせば長そうな髪をアップにまとめた、如何いかにも温和そうな落ち着いた大人の女性。


 古風クラシカルなシルエットのロングスカートワンピースにエプロン姿、頭にはレースのヘッドドレスという、鎧のたぐいを一切身にまとわない伝統的オーソドックス給仕メイド……


 戦場には全く似つかわしくない給仕メイド姿の女は、新政・天都原あまつはら軍の要衝であるこの鷦鷯みそさざい城を主君、京極きょうごく 陽子はるこから任された王族特別親衛隊プリンセス・ガードが七枚目、七山ななやま 七子ななこだった。


 その彼女は、部下の報告に頷きながらも居城から動く気配はない。


 ――この窮地……


 だが、城の司令官である王族特別親衛隊プリンセス・ガードの彼女が率先して残兵を率い出陣すれば、戦況も多少変わるのではと兵士達は期待する。


 「このままでは先はありません。城に残った守備軍全てを率いて七子ななこ様が出陣されれば、あるいは……」


 未だ動かない上官に対し、部下はそう進言するが……


 「いいえ、それは出来ません」


 美貌の給仕メイド現在いまに至るまで、ずっとそれを拒否してきた。


 「……」


 まさか今さら臆す様な人物ではないだろうと、部下達は皆、彼女を認知しているが……


 七山ななやま 七子ななこはこんな非戦闘員的な風貌ではあるが、個の戦闘力も軍の統率も一流である。


 そうでなければ王族特別親衛隊プリンセス・ガードに名を連ねるわけもないし、そもそもこんな要衝を任される事も無い。


 「城の防衛を少し薄くしても良いので前線に兵を補充しましょう。お願いします」


 「は、はい?……いえ、わかりました。直ぐにそう命令を送ります」


 ――で、あるのに


 事ここに至っても、重すぎる腰の彼女を部下達は流石に不審に思い始めていた。



 だが勿論それには理由があってのことで――


 臨海りんかいとの対決が避けられそうにないとなった時、七山 七子かのじょの主人はこう言った。


 ”どんな状況になろうとも、貴女あなた鷦鷯みそさざい城を離れるのはないわ……解るかしら?”


 その時は主君の問いに、聡明な彼女でも首を横に振った。


 あの”食わせ者”のことよ。アレがそんな状況をわざわざ作り上げるのだから、必ずその隙を狙うでしょう。違うかしら?”


 そして、その回答を受けて――


 今度は七子ななこも大きく頷いたのだった。


 ――ああ、鈴原 最嘉様あのかたなら……もありなん、と


 「……」


 ――だからこそ……


 こんな窮地でも、こんな窮地だからこそ、鷦鷯みそさざい城を無防備には出来ない!


 ――しかし、このままではその肝心の城が……


 七子ななこ自身、その板挟みジレンマにずっと心を煩わせていた。



 ドン、ドン、ドン!!


 「戻ったぞ、七子ななこ!よくこの寡兵で城をこたえさせたな!!」


 そこに”けたたましい”足音と共に突如帰還した人物は――


 「一枝かずえ……はしたないですよ、仮にも女性がそんな」


 うのむかしに出陣したはずの将の帰還に驚くばかりの部下達を前にして、美貌の給仕メイドは普段の彼女らしく全く落ち着いた声でたしなめたのだ。


 「そんな状況じゃないだろう、直ぐに私も出陣るから戦況を教えてくれ!」


 帰還直後にも拘わらずはやる同僚を――


 「……」


 その姿をジッと観察していた七子ななこは、およその事態を推測できていた。


 「一枝かずえ……貴女あなた臨海りんかい熊谷くまがや 住吉すみよし将軍とは交戦せずに引き返してきたでしょう?それも強行軍で……」


 「うっ!?」


 窮地に駆けつけてくれた同僚に向けるにはあまりにも冷たい視線を受けて、戦場では敵兵を震え上がらせる”武者斬姫むしゃきりひめ”も少々たじろぐ。


 七山ななやま 七子ななこの推測通り、


 切れた息、汗だくの風体……そしてあまりにも早すぎる帰還。


 行軍途中で祇園ぎおん 藤治朗とうじろうの蛮行を知った一枝かずえは、何もかもを置いて駆けつけたのだ。


 必死の強行軍にて――


 「し、しかし……この鷦鷯みそさざい城が落ちては本末転倒だろう?だから……」


 「どれくらい脱落したのですか?」


 「うっ!」


 自身の行動の正当性を口にする同僚に、七子ななこはさらに核心を突く質問をする。


 「さ、三千ほど……だ……いや!千は遅れるだろうが、そのうち追いつくだろう」


 「……はぁ」


 予想していただろうその答えに、美貌の給仕メイドはため息をく。


 「一枝あなたが率いた兵力の三分の一以上ではないですか」


 「くっ……だが、そうでもしないと間に合わなかったろう!七子ななこ……直ぐにあの恥知らずを討ち取ってくれるから戦況を……」


 ――結果から見て……


 一原いちはら 一枝かずえの状況判断は最善だったろう。


 強引極まりないが、それでもこの状況ではその思い切った行動と、それでも三分の二もの兵を強行軍から脱落させなかったのは、流石は咲母里さきもりで”雷刃らいじん”と称えられし猛将、次花つぐはな 千代理ちより……”一原いちはら 一枝かずえ”だと。


 「そうですね、正直なところ助かりました……ですが」


 「ですが?」


 思考を切り替えた七子ななこは礼を言うと、一枝かずえが先ほどから欲するその先を――


 「鷦鷯みそさざい城の防衛は一枝あなたに任せ、出陣るのはこの七山ななやま 七子ななこです」


 ――っ!?


 その場の誰もが予想外の応えで締めたのだった。


 ――

 ―


 ――それから半日ほど……


 鷦鷯みそさざい城の一室で少数の部下達を控えさせて座る一原いちはら 一枝かずえの姿があった。


 「……」


 ――正直、驚いた


 てっきり自分が出陣し、七子ななこが城を守るものだとばかり考えていたが……


 ”陽子はるこ様の予測通りなら、臨海りんかい軍はこの隙に腕利きの少数精鋭部隊を使って城に侵入、強奪を試みてくるでしょう。そして、そうならば城を守るのは”武”に勝る一枝かずえが適任です”


 同僚がその理由としたものは、確かに筋は通っているが……


 ”それに……現在いま、攻め寄せている”場違いの脇役”とは少しばかり因縁があって、ですから私自身でその腐れ縁をいい加減に終わりにしたいのです”


 あまり納得していないだろう一枝かずえの表情を読み取ったのか、七子ななこもの営業的微笑スマイルでそう付け足した。


 こう見えて決めたことは頑として譲らない七子かのじょの性格を知る一枝かずえは、それを決定打として遂に頷いたのだった。


 ”ならせめて、私が連れてきた兵も持って行け。それでも戦力比は歴然だが……”


 一枝かずえなりのはなむけ七子ななこは素直に、


 ”頂きます。では後日、お互い生きて逢いましょう”


 そう言い残して出陣して行った。


 そこから半日、城の守りは約束通り一原いちはら 一枝かずえが少数の兵で固めていたのだ。



 「て、敵襲っ!!」


 場内に響く兵士の声!


 ――本当に来たか……流石は姫様


 一原いちはら 一枝かずえは慌てること無くゆっくりと部屋の正面を見据える。


 ――しかし、七子ななこが打って出て、城周辺の戦が混戦になり連絡も困難に陥った絶妙なタイミングで……


 空き巣狙いに攻め込むとしては完璧だ!


 城外で自分の懐が痛まない敵同士を争わせ、その隙に肝心の城を盗もうとは……


 「あの”ペテン師”は相変わらずと言うこと……かっ!」


 ギィィーーン!


 部屋入り口付近から突然飛来した”何か”を、目にもとまらぬ抜刀で斬り落とす彼女!


 「……恐ろしい軌道だ」


 下ろすとそれなりに長そうな黒髪を首元で簡単にまとめ、整った白い顔の右顔半分を覆い隠す様な、はや仮面とも言える大きさの革製眼帯を着けた”王族特別親衛隊プリンセス・ガード”最強の一枚エース


 自らが打ち落とした弓矢を見下ろしながら、一原いちはら 一枝かずえは抜刀した煌めく紫電の刀身の”雷斬らいきり”を身体正面に構えて、そしてゆっくりと立ち上がる。


 ヒュン!ヒュン!ヒュォン!


 「うがっ!」「ぎゃっ!」「ひっ!」


 その間も息つく暇無く炸裂する幾重もの閃光の矢!


 一枝かずえの周りで、それらが戦闘態勢に入る暇も得られなかった兵達を射倒したかと思うと、


 ドタ!ドタ!ドタ!


 その混乱のままに踏み込んで来る、抜刀済みの臨海りんかい兵達!


 「ぎゃっ!」


 ギィィーーン


 「このっ!」


 ギャリィィン!


 一瞬で屋内は数人の兵士による、刃が入り乱れる戦場となった!


 「……」


 だがその混乱なかで……


 「……」


 奥座と入り口という、その間で斬り合う兵士達がまるで存在しないものとばかりに――


 最長の距離で牽制う女傑が二人……


 「宮郷みやごう紅の射手クリムゾン・シューター宮郷みやざと 弥代やしろ……か?聞きしに勝る恐ろしい腕だな」


 「……それはぁ……どうもぉ」


 ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバッ!ヒュバッ!


 鋭い視線は一枝かずえと交わしたまま!


 それでもくれないの弓姫は、構わず放つ弓矢で周囲の敵兵を確実に射殺してゆく。


 ――感心ばかりもしてられまい、このままでは全滅だな


 一原いちはら 一枝かずえは襲撃者の、その卓越した弓裁きに危機感を抱き、直ぐに行動する。


 ダッ!


 「ぎゃひ!」「ぐぎゃ!」


 彼女の踏切と同時に、前方に居たはずの襲撃者が首二つ、赤い帯を引いて宙に舞う!


 「このっ!行かせる……ぎゃ!」


 弓姫までの道を閉ざすように臨海りんかい兵達はギラつく刃をこれでもかと振るうが……


 「なん……!?」「ぐあぁっ!」


 きょうきわまる戦場を引き裂く”雷刃らいじん”!


 「うわっ!」「は、速すぎ……がはっ!」


 煌めく紫電の刀身を閃かせ、雑兵を蹴散らし突入して行くは”武者斬姫むしゃきりひめ”!


 「ぎゃひ!」「ぐばぁっ!」


 ジグザクに最短距離を詰める紫電の軌跡……


 それはまさしく電光石火の闘姫であった。


 「……っ!」


 そしてもう一人の闘姫、宮郷みやざと 弥代やしろは……


 混戦の戦場を無人の野の如く来襲する武者斬姫むしゃきりひめに対応すべく、構えていた深紅の長弓を……


 ――チィィン!


 「っ!?」


 仕舞う間もなく、その弦は紫電の刀身に断たれて弾ける!


 「終わりだ、宮郷みやざと 弥代やしろ!」


 ギィィーーン!


 しかし――


 宮郷みやざと 弥代やしろも直ぐさま壊れた弓を捨て、そして腰の剣を抜き放ってそれを受ける!


 ズッ……ザァァァァ!


 「……っ!?」


 吹き飛んだのは弥代やしろ


 一枝かずえの一撃を受けた弥代やしろの剣を握る手は、まるで本当に雷撃を受けたかのように痺れていたのだ。


 「驚いたか?宮郷みやざと 弥代やしろ……この刀こそ、父から授かりし”雷斬らいきり”」


 嘗て――


 ”次花つぐはな 千代理ちより”という生きる目的を失った愚かな女が、藤桐ふじきり 光友みつともの元から解放されてから数ヶ月後……


 「姫様……陽子はるこ様の、初めて自身で決めた主君に仕えた私の元へ、父から送られて来たのがこの”雷斬らいきり”」


 あの時――


 日向ひゆうが南方を拠点としていた柘縞つしま 斉旭良なりあきらが率いる”句拿くな”に攻められていた母国、咲母里さきもりを守りたい一心で、生まれ育った国を出る時に置き去りにした愛刀。


 その後、幾つもの絶望に心が折れ、潰えた私が無くしたのは自身の心と誇り……


 ――状況が状況だったとはいえ、無断で故郷を捨て家を捨てた自分に父は……


 咲母里さきもりを治めていた大登おおと 為末ためすえの家臣。”軍神”と称えられし次花つぐはな 秋連あきつらが娘、次花つぐはな 千代理ちよりが受け継いだ刀を再び与えて下さった。


 ――パサリ


 ”刀”を手に、次花つぐはな 千代理ちより……


 一原いちはら 一枝かずえは顔面に張り付いた右顔半分を隠していた巨大な眼帯を外して捨てる。


 ――心は陽子はるこ様が……拾い上げて下さった


 「今度こそ!現在いまの主の元でこそ!私は金輪際、負けるわけにはゆかぬのだっ!」


 細く涼しい瞳にキリリとした口元、如何いかにも勝ち気な美人という風貌。


 しっとりとした乳白色の肌にたっぷりと艶のある黒髪、薄い唇に紅を引いた女は……


 流れ流れて辿り着いた異国の地で、しっかりと心と始まりの刃を、そのおもいを受け取っていた。


 次花つぐはな 秋連あきつらからの……


 ”今度は自分の生を存分に生きよ……と”


 「参るっ!!」


 煌めく紫電の刀身が輝いて!”次花つぐはな 千代理ちより”改め”一原いちはら 一枝かずえ”は、そのおもいと共に戦場を駆ける!


 対して――


 ギャリィィン!


 「くぅっ!」


 ギャリィィン!


 「ほう……二刀か?それが紅の射手クリムゾン・シューターの近接戦闘の流儀か?」


 ガイィィン!


 「……っ!?」


 だが、本気の二刀をもってしても……


 狂戦士バーサーカーとして、弥代やしろのもう一つの顔である”紅夜叉くれないやしゃ”をもってしても……


 剣による戦闘となってからは圧倒されまくりの宮郷みやざと 弥代やしろ


 ギャリィィン!


 「くっ!」


 ヒュババッ!


 「うっ……」


 著しい劣勢の中で彼女は必死に考える!


 ――な名刀とはいえ、雷電を帯びし刃など在るはずがない!


 ならば……


 ギギィィン!


 「くぅっ!」


 そう、やはりそれは”一原いちはら 一枝かずえ”という特級の戦士による技量。


 その”特異”な剣技だ!


 そして、それは――


「はぁぁぁっ!!」


 キィン!ガキィィン!シュバ!


 「くぅっ!」


 打ち合うごとに腕力を持って行かれる激剣に、遂には肩口を斬られ後ろに下がる弥代やしろ


 「強いな……宮郷みやざと 弥代やしろ。お世辞で無く剣技も普通ではない……我が王族特別親衛隊プリンセス・ガードにもを”タガ”を取り払って戦闘力を倍増する戦士はいるが、それと比べても桁違いに強い」


 一枝かずえの賞賛は本心だろうが……


 「はぁはぁ……」


 目前の敵にまるでかなわない以上は慰めにもならない。


 「はぁ、はぁ……わ、私はぁ……どうしてもぉ……」


 「ん?」


 そんな中、無意識なのか言葉が漏れる弥代やしろ


 「どうしてもぉ……大物の首が欲しい……手柄がぁ……む、無理をしてでも……自分を見て欲しい男がいるのよ」


 そしてそれは、常にマイペースな彼女には意外すぎる言葉だった。


 「貴様のことはあまり知らんが……”男に媚びる女”には見えないが?」


 一枝かずえは言いながらも同時に自身の経歴を思い出してしまい、自身を思って心中で苦笑する。


 「……そうぅ……ねぇっ!!」


 一瞬だけ見せた隙!


 途端に宮郷みやざと 弥代やしろの垂れ目は”いつも”のだるな瞳色に染まり、そして――


 カシィィン!


 長いポニーテールと背中の間からコンパス状に折りたたまれた三十センチほどの”紅い棒”を取り出して軽く一振りする!


 「!?」


 それは中央から開いて元の倍の長さの”短弓”となった!


 「し、”仕込み弓”だとっ!?」


 面食らう一枝かずえを無視し、弥代やしろは素早い動きで携帯用のあかい短弓を放った!


 ヒュン――――バシュッ!


 折り畳み式の紅弓から放たれた矢は部屋の柱に命中し、そして――


 バフッ!


 煙幕となって一瞬で視界を覆い尽くす!!


 「うわっ!」


 「なんだっ!」


 未だ残って戦っていた兵士達が混乱する中、そういう事も示し合わせ済みだったのだろう……


 臨海りんかい兵士達だけは直ぐに反応して撤収する!


 「くそっ!姑息な!!」


 「直ぐに後を……」


 逃げる敵に追い打ちを賭けようと意気込む兵士達だが、一枝かずえはそれを許さなかった。


 「追うな、ずは賊の撤退を確認しろ」


 敵が去ったなら、相手の作戦をひとつ確実に潰した事になる。


 そして今後、城が強襲される恐れがないなら……私も出陣られる!


 そういう考えと思いが、一原いちはら 一枝かずえにはあったのだ。


 しかし――


 彼女は去り際に確かに聞いた。


 そして、一原いちはら 一枝かずえはもう誰も居ない部屋の入り口を見ていた。


 「り私は無粋だな……」


 誰にも気付かれない様に呟いた千代理ちよりの薄い紅の唇は、戦場とは違う感情で仕方なくほほんでいたのだ。


 ――”男に”ではないのよ、サイカくんに……よ


 第二話「借刀殺人」中編 END

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