5手罪 バン・マサキ

「5五エリアの征圧はまだか!?」

指揮官なんて柄じゃないが、

この世界で生きていくには

ある程度のことには慣れていくしかない。


「反乱軍の首謀者を名乗るものに

占拠された模様…

我が軍100名以上がすでに投了しているとの連絡を受けました!!」


末端の兵とはいえ、それなりの

実力者相手にこんな芸当、

素人にできるわけがない…


「首謀者の身元が判明しました!!」

『バン・マサキ』


そう…彼を除いては…


モニターに映し出される

写真を目にした俺は


少しばかりの懐かしさと、

煮えたぎるような悔しさ、

そして胸の高鳴りを同時に感じていた。


彼との出会いは、

3年前に遡る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る