エピローグ
星を包むような大きな妖気が二つ消えた時、世界は新しい時代を迎える。
メイヲールを知るヴァンパイアたちは、メイヲールを倒したのはジークに他ならないと考えた。
そして、自分たちも、また封印されるのではないかと恐れた。
人間世界においても、各地で
しかし、一方の妖気が鷹也であると知っていたイマジニア政府により「世界を救ったのは、エクリプスである」と、真実が公表される。
だが、鷹也ではなく、エクリプスと言わなければならないほどに、世界はまだ
もし、ここで真実を伝えれば、二つの妖気が消えていることから共倒れしたと考え、新たな争いを生んでしまうことが予想されたからである。
人間は、ヴァンパイアへの戦争を。
ヴァンパイアは、覇権争いを。
だが、エクリプスが居れば、ヴァンパイアたちは覇権争いどころではないし、エクリプスがイマジニアと共にあれば、共存を望んでいると考え、人間たちもおいそれと、ヴァンパイア領を侵攻できないからである。
ウォレフという王を失ったイマジニアは、エクリプスを
しかし、その後、鷹也の姿を見た者は居ない。
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