とりあえず音名からやろうか。

 やー皆様お久しぶりでございます。2ヶ月放置、こわっ(笑)

 さて、この話は僕が夏休み最終日に書きかけでずっと放置していたお話。ソルフェージュの復習をすることもなく夏休みを終えて良いのか?! いや駄目だろ! ……っていう名目で書いていたもの。


 さて、そんな前置きはともかく、音名の復習れっつごー!




 ★幹音と派生音★

 ・幹音とは、譜面の上で変化記号(#や♭)のつかない音の事を言います。それにつけられた名前を『幹音名』といいます。


 日本語

 ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ


 イタリア語

 ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド

 Do Re Mi Fa Sol La Si Do


 ドイツ語

 ツェー デー  エー  エフ  ゲー  アー  ハー  ツェー

 C  D  E  F  G  A  H  C


 英語

 C D E F G A B C

(普通にシーとかで読むので読み方省略)






 ・派生音とは幹音に変化記号をつけた音のことで、それにつけられた名前を派生音名と言います。


 ☆幹音が半音上げられた時の嬰種派生音名

 日本

 嬰ハ 嬰二 嬰ホ 嬰ヘ……


 ドイツ

 ツィス ディス エイス フィス ギス アイス ヒス ツィス

 Cis Dis Eis Fis Gis Ais His Cis


 英語

 幹音名にシャープをつけて呼ぶ


 ☆幹音が半音下げられたときの変種音名

 日本

 変ハ 変ニ 変ホ 変ヘ……


 ドイツ

 ツェス  デス エス  フェス  ゲス  アス ベー ツェス

 Ces Des Es Fes Ges As B Ces



(学校で配られたプリント参照)







 さて、ここでひとつ説明を。


 私達が普段何気無く使っている『ドレミファソラシド』、これがイタリア語だっていうのは有名な話。小学校とかでよく使うよね。


 では日本語は……? 日本音名は「調」を表す時によく使います。普通の何もつかない「ドレミファソラシド」は『ハ長調』ですね。ド、つまりハ音から始まる明るい雰囲気の調だからハ長調。実際調判定については説明するのが面倒だからまた今度にでも。


 ドイツ音名! 吹奏楽経験者は言えて当然だろうなぁ! っていうレベルのドイツ音名。何故ドレミファソラシドじゃないのかというと、所謂『移調楽器』というものが多く存在するからです。移調楽器……Wikipediaなんかだとよう分からん説明が書いてあったから簡単に説明してみよう。


 例えばピアノとトランペットが同じ楽譜を見て演奏しようとしたとする。

 きらきら星とかでいいかな。


「ドドソソララソファファミミレレド」


 お馴染みこのメロディ。


 しかーし!


 ピアノで弾けばそのままドドソソララソとなるが、トランペットでドドソソララソを吹くとピアノより少し音が低くなる。「シ♭シ♭ファファソソファ」になってしまう。


 トランペットがドレミファソラシド、と吹くと「シ♭ドレミ♭ファソラシ♭」になってしまう。クラリネットやテナーサックスなんかもそう。シ♭、つまりB(ベー)の音を基準とした音階が鳴る楽器、これをB管楽器って言ったりする。アルト・バリトンサックスはEs管、ホルンはF管。


 ……だからスコア(吹奏楽やオーケストラやバンドなんかで、全パートの動きが分かる楽譜の事)を見ると別の音階吹いてるように見えても、同じ音だったりする不思議。


 そんなバラバラの音階の皆を集めて「ドを吹いて」というと、各々が『ド』だけじゃなく『シ♭』や『ファ』や『ミ♭』なんかを吹き出す。これでは合奏が大変!


 ……ということでドイツ音名を使う事が多いのだ。ドイツ音名ならば♭・#をわざわざ言わなくても、「Bの音吹いて」と言えば皆一斉にシ♭の音を吹くことが出来る。共通認識にすることが多い。だからこそ、吹奏楽やるならドイツ音名を暗記するのは必須ということだ。


 ちなみに、ドイツ音名は#つけるときは語尾にisを、♭の時にはesをつけると大体その音になる(Es・As・Bなんていう例外もあるが)。


 そしてさっき日本音名は調を表すのに使うと言ったが、個人的にはドイツ音名の方が調を表すのによく使うと思う。ドイツ語で長調はdur(ドゥア)、単調はmoll(モール)というので、ハ長調の音階吹いて、という時には「Cdurの音階吹いて」という事が多いのだ。


 だからこそ、移調楽器を吹く者と副指揮者なんかで他パートの音を聴いたりする必要がある者であるならばドイツ音名の暗記は必須なのである。僕はクラリネット(移調楽器)且つ副指揮者であったが故に暗記せねばならなかった。しかし覚えてなかった((殴

 今の方がソルフェージュで使うので覚えてます(笑)



 で、英語は?

 ギターやベース……バンドなんかでよく使う。それは何故か、コード(和音)を表すのに英語を使う事が多いから。昔どこかでコードの話をしたような記憶もあるが……覚えてないからざっくり説明するよ。

『C』というコード。省略してあるが、本当は『C major(Cメジャー)』これはドミソという和音だ。この和音において、ドという音は根音またはルート音と言って、一番大事な基準の音になる。その基準の音の音名をそのまま書いたのが大体コードの名前になる。今回はド(C)ミ(E)ソ(G)の音なのでCが基準ということだ。で、明るい系だからメジャーコード。暗かったらマイナーってことだ。説明は面倒だからまた今度(さっきもこの流れを見たような)。



 さて、こんなところか。皆様僕の復習に付き合わせてすみませんね(笑)

 気が向いたらまた書きます~ではさらば!

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