第15話

 来週から待ちに待ったゴールデンウィークがくる。

 僕、詩穂、山本さん、高橋くんの四人で作ったグループチャットに、本音は行きたくないダブルデートの案が出ては否定され、履歴と、時間ばかりが流れていく。

 いかにもなデートスポットは詩穂と高橋くんが嫌がり、買い物もこの前お高いジャケットを買ってしまった僕が金銭的に厳しい。

 そもそも普段ほとんど関わりのない僕らがどこかへ行こうにも、どこへ行けばいいのか誰も分からなかった。

 はじめは積極的にデートスポットを提案してきた山本さんも、途中でめんどくさくなったのか「なんでもいい」と言うようになった代わりに、僕への個人チャットで積極的に二人だけで出かけようと言うようになった。

「もう決まる感じないし、二人で行っちゃいません? 私行きたいとこあるんですよー!」

 なんて感じに。

 もしかしたら、僕と詩穂がギクシャクしているのも分かっているのかもしれない。

 それとも詩穂が何かを言ったんだろうか。

 そうだとしたら、もしかしたら今後の望みは薄いのかもしれない。

 なんて、確証のないことをつい穿ってしまう。

 前の詩穂とのチャットは僕の謝罪で終わっている。

 詩穂からの返信はいつまで待っても来ないまま、いわゆる既読スルーというやつだ。

 あれから一度も言葉を交わしていない。

 いざ話さなくなってしまうと、今の僕らの間には何も繋がりなんてないことに改めて気づかされる。

 僕らの距離は自然にできたものじゃなくて、作って、保ってきたものなんだと気づかされた。


 日にちばかりを消化してしまい、もうどこかお出かけスポットを予約するにも厳しいという話にもなり。

 そのままダブルデートが流れるかと思いきや、「じゃあ近場で」となって意外にあっさりとカラオケに決まり、そのあと飲み会をすることになった。

 カラオケかぁ……。去年の大学卒業祝いにゼミの友達みんなで行った以来だな。

 通勤で毎日好きなアーティストの曲は聞いているけど、新曲のチェックはしなくなったし、なんとなく同じ曲を惰性で聞いているだけだし。

 集合場所と時間も決めて、代表して僕がカラオケと居酒屋の予約も取る。

 まさか、奢らされたりしないよね、大丈夫だよね……?

 急によく知る不安が膨らんで、増やせるわけでもないのにネットバンキングで口座残高を確認する。

 大学時代にバイトで貯めた貯金もあるし、大丈夫なはずだけど、あの二人でしょ?

 あ、高橋くんも道連れにするか。それがいいそうしよう……。

 それからどうやって高橋くんを巻き込むかにしばし黙考する。

 行きたくなかったダブルデートも、今となっては詩穂と繋がっているための、細く光る蜘蛛の糸に見えて感謝の念すら湧いてくる。

 今の僕らとなった原因を作ったのは彼らか、僕自身だったのか、もう理由はどうでもよくなっていた。

 ……そう、暇があれば胸中で言い聞かせ続けていた。

 ほんとは恨み節の一つでも言いたいところだけど、僕はそれが最高にダサいことだと知っていたから、できる限りのいつも通りを演じ続けている。

 ……でも、ふとしたときにどうしても思い出してしまう。

 詩穂は高橋くんの方へ行ってしまうんだろうか。

 高橋くんは、山本さんと詩穂、どちらを選ぶのだろうか。

 ……いや、多分山本さんが高橋くんから離れ、かといって僕と付き合うこともない。

 彼女の行動を見ているとある程度は僕の予想も正しいと思える。

 ――残されるのは、捨てられるのは、僕一人だけ。

 あの時、あの改札で、詩穂を引き留められなかった僕には、相応しい結末なのかもしれない。

 すぐまた諦めそうになる弱い僕は、相沢さんに言われた言葉を思い出して、少し泣いた。

 ダブルデートの日が、今度こそ最後になるかもしれない。

 決まって寝る前に思慮に耽ってしまい、ここのところ寝不足だ。

 もしも仲直りできたら、前のように言い合えるなら、この寝不足の文句を言って……。

 違う。ちゃんと目を逸らさずに、「ごめん」と「ありがとう」を言おう。

 僕が、言いたいんだ。

 ほんとは今すぐにでも会って。

 もう一度だけ……。


 ――何度でも、伝えたいんだ。


 僕が眠れなかろうが関係なく朝はきて、仕事の時間もきて、昼休み、冬島さんとおやつして、退社ときて、家で無為な時間を過ごしたあと、また眠る。

 決まり切った静かな日常の中で、日に日に僕の中で緊張は高まり、生まれて初めて「胃が痛い」経験もした。

 市販の青臭い胃薬と、詩穂にする言い訳ををコーラで飲み込んで、連休前の平日を終える。

 明日の着替えも、スマホの充電もバッチリ。

 僕の心の充電は、どうだろう。

 当然、返ってくる答えはないけれど、横になると次第に高ぶる胸の鼓動とは裏腹に、意外なほどすんなりと眠りについた。


 迎えたゴールデンウィーク初日。

 僕は目覚ましよりもずっと早く起きた。

 かといってすぐさま支度をする気にもなれず、手持ち無沙汰だったが、とりあえず昨日買っておいた菓子パンを先に食べた。

 それから用意しておいた七分丈のネイビーカラーのシャツを着て、脱いでも持ち運びしやすい薄手のカーディガンを羽織る。

 下はくるぶしが出るくらいの少し短めのベージュの綿パンに、スニーカーソックス。

 髪もいつもよりかっちりきめて、ミニバッグの中身の確認と家の鍵を用意したら、あとは家を出るだけだ。

 ここまで準備を済ませても出かける時間までまだ三十分くらいあってなおも暇を持て余し、何本か猫の動画を見てから少し早めに家を出た。

 途中まで通勤経路内の電車を利用し、時間通りに目的の駅に着く。

 今日は僕らの中では定番になった改札ではなく、指定の番号の出口で待ち合わせ。

 東とか西とか中央とかある北口改札をとりあえず出て、目当ての出口番号を探すも案内板が見当たらない。

 こういう出口が分からない駅は、去年の今ごろに就活で散々経験していたから慣れたものだ。

 一度改札まで戻って駅員さんに出口を聞いて、地下通路を歩き出す。

 これなら一度駅から出て外を歩いた方が早かったかもなぁ……。

 地下を歩くか、外を歩くかを迷いながらも地下通路を進むうちに目的地の案内板を見つけてしまう。

 見通しの悪い、左の分岐へ曲がるとその先に周囲より一回り華やかな彼女が先着しているのが見えた。

 咄嗟に足を止めて、近づくのをためらう。

 その一瞬でスマホへ向いていた頭が上がって僕の姿を認めると、小走りで近づいてくる。

「忍さん、お久しぶりですっ!」

「お久しぶりです」

「今日はよろしくお願いしますね」

「こちらこそ」

 なんて、ありふれた挨拶を交わしながら、さっきまで山本さんがいた場所まで並んで歩く。

 山本さんは、肩口が広く開いた長袖シャツに、膝上くらいのラップスカート。くるぶしの丈のレースソックスに高さのあるヒールを合わせ、細いベルトのハンドバッグをたすき掛けにしていた。

 ……ベルトで胸の谷間が強調されて、つい目が行きそうになる男の性が悲しい。

「あっ、すいません。電車混んでたから……えへへ」

 そう言って山本さんは恥ずかしそうに、たすき掛けのバッグを肩にかけ直した。

 急に吹いた甘ったるい雰囲気に早々に当てられて僕まで恥ずかしくなり、なるべく視線を向けないように気をつけつつ、無難な雑談をして詩穂と高橋くんが来るのを待った。

 驚いたのは、短時間だったのに意外なほど打ち解けてしまい、すぐに話が弾んだことだった。

 というよりも、山本さんが僕に合わせてくれていただけかもしれないが、アニメやゲームの話題までついてこれるのはすごい。

 つい今度一緒にゲームをやろうと話してしまったほどだ。迂闊だった。

 待合わせから少し遅れて来た高橋くんと詩穂を加えて、僕、山本さん、詩穂、高橋くんの順に並んで、僕らは歩き出す。

「詩穂ちゃんって何歌うんだっけ?」

 背筋を伸ばして僕の横を歩く山本さんが早速たずねる。

「あー……、最近行ってなかったけど前は――」

 答えた有名な男性グループに、

「わかる! めっちゃいいよね。私も好き!」

 すぐに食いついて好反応を返しては、代表曲を二つ三つ上げて、歌詞の良さと最近曲調が変わったことへの討論し始める。……つか、君ら実は仲良しだろ。

 大通りに面したカラオケ店にはすぐに着いて、フリータイムにドリンクバーをつけて手続きを済ませた。

 番号札を片手に出口側のエレベーターに乗り、五階まで上ってから狭い通路を進み、薄く開いた曇りガラスのドアを引く。

 タバコ臭く、湿度の高い室内は中心のテーブルをL字型のソファが囲うような配置。

 テーブルに向かって左側は、カラオケのオーディオ機器、それとアイドルが手を振っている大きなモニターに挟まれた一人通り抜けられるだけの隙間。

 流れから一番奥に座った僕は一度立ち上がり、選曲用の端末とマイクを取って山本さんの前に置いた。

 席順は歩いてきた時と同じ。

「先飲み物かな」

「ですね!」

 一番出口に近い高橋くんが立ち上がり、詩穂に「お前は何がいい?」とすかさず声をかけた。

「あたしコーラでいいや」

「了解」

 先に高橋くんが部屋を出て行く。

「山本さんはどうします?」

「ん、すいません。お任せしていいですか? 来るとき何があるのか見てなかったので」

「オレンジジュースとかでいい?」

「うん。優しいですね」

 僕はそれには応えず、机の隙間を通って部屋を出る。

 さすが都会のカラオケ店というだけあって、この階にもドリンクバーのスペースがある。もしかしたら各階に設置されているのかもしれない。

 ドリンクバーのスペースでは、先に行った高橋くんが真剣な眼差しで何かをブレンドしていた。

 ジョボ、ジョボと熟練された手つきで三つのボタンを代わる代わる押していた。三つか、なかなかやるまだまだだな……。

 ようやく注ぎ終わった彼と目が合う。僕からしても身長差があり、見下ろされるとなかなかの迫力。

「――今日、よく来れたな、あんた」

 すれ違い様、小声で言われる。

 心臓が跳ねる。振り返ることもできずに、僕は聞いていないフリをして飲み物を注いだ。

 部屋に戻ると、山本さんと詩穂が、どっちが先に歌うかでジャンケンをしていた。

 何回かのあいこの末に詩穂が勝ち、来る途中に話していた男性グループの曲をさっさと入れて、曲が始まる。

 普段、音楽を聞くこともない僕でも知ってる有名なCMソングだ。

 山本さんも次の予約を入れて、僕が目の前に置いたオレンジジュースに口をつけた。

 横目で見ていた僕に視線を合わせ、

「――次は、ストローもお願いしますね」

 自然な所作で顔を近づけてくると、耳打ちをしてきて、胸がきゅっとなった。

「覚えときます」

 間近で一度はにかんでから体を戻し、もう一度グラスを傾ける。

 ふとモニターを見ると、サビが流れていて、久しぶりに詩穂の笑顔も見た。

 なんだか、すごく遠い。

 どうしようもない無力感というか、寂しさというか。

 上手く言葉にできない感情がごちゃ混ぜになって、僕は僕自身をごまかすために選曲を始め、とりあえずよく歌う無難な曲を入れた。

 山本さんは彼女自身の雰囲気とは違って、低く粘り気のある声が魅力的な女性アーティストの曲を歌った。

 この感じでいくと、有名ドコロで入れておいて正解だったかな。

 彼女のような華やかなタイプは、総じてカラオケもかなり上手いイメージがあったけど意外とそうでもなく、どちらかと言えば体全体でリズムを取る仕草と、間奏からの入りで間違った時の照れ笑いの方が印象に残った。

 三番手、高橋くんは低く伸びのある声でバラードを歌いきる。

 え、なんでこんな上手いの?

「相変わらず上手いねぇ~」

 と、女性陣から拍手が起こる。そっか、彼らは同級生なんだっけ。

「ヒロくん、音楽教室に昔通ってたらしくて趣味ピアノなんですよ。ウケますよね」

 ラストの僕からすると噛ませ犬感満載でそれどころじゃない。今のでかなりハードル上がったじゃん。

 途切れなく、僕が入れた曲が始まる。

 ……まぁ、反応は言うまでもないよね。いいんだ別に。


 大体、四巡くらいした頃、僕はどうしようもない疎外感に支配されていた。

 開始してからはまだ二時間くらい。会話は減った代わりに、僕がスマホを触る頻度は増えた。

 今になって僕はカラオケデートという選択がとんでもない悪手だったことに気づく。

 前提として、僕と彼ら三人は立っている場所が違い過ぎていた。そんなことは初めから分かっていたけど、甘く見ていた。

 そもそも共通する話題がないから話しようもなく、同じ理由で詩穂たちは身内ネタで盛り上がる。

 唯一、詩穂だけは僕のことをたまに気にかけてくれているみたいだが、詩穂の方を見る度に高橋くんも視界に入り、それに気づいて凝視してくる居心地の悪さに何度か視線を外してモニターを見ることもあった。

「ね、忍さんも今度みんなで行きましょうよう」

「えっ? なんの話?」

 急に振られて素の反応を返してしまう。

「なにって、夏になったらプールとか、旅行とか。ヒロくん車あるらしいし」

 こんな僕ですら、数合わせでも誘ってもらえたことに嬉しくなってしまう。

 それにこの二人の女子の水着姿を拝めるというのは、役得かもしれない。

 ……今日みたいに一人にならなくても済むかもしれないし、一人になっても久しぶりに運動をかねて泳いでいてもいい。なんならはぐれたフリして先に帰ったって言い訳できる。

「いいですね、時間があえばぜひ」

 詩穂と視線が合う。またあの時と同じ目をしていた。でも、僕の返答に少し目尻が下がったように見えた。

 高橋くんは相変わらず僕に敵がい心むき出しのようだが、唐突に吹っ切れたというよりどうでもよくなってしまい、もう気にならなくなってしまった。

 理由はともかく、僕は今の一言が正しいと信じることにする。

「じゃ、ちょっとあたし飲み物取ってくる」

「俺、トイレ行ってくる」

 そう言って、詩穂と高橋くんが席を立った。

 部屋のドアが閉まってから山本さんが言う。

「ヒロくん態度悪くてごめんなさい」

「ん? いや山本さんのせいじゃ……」

「多分、ヤキモチ妬いてるんだと思います。ちょっと感じ悪いですよね」

「確かに、嫌われてるんだろうなーとは思ってます」

 俺の彼女に手を出すな、ってとこか。なんなら席代わってあげようかと言いたい。

「あーでも、そういう言い方されると、彼もいい気はしないんじゃないですかね」

「どういう意味ですか?」

「そのまんまの意味です。それだけ山本さんが好きってことじゃないですか。羨ましい限りです」

 ちらと山本さんの方を見ると、目を見開いて呆気にとられた顔をしていた。そこからふっと力が抜けたような感じに目を細めて、

「忍さんって、大人ですね」

 なんて、言われたことのない褒め言葉が返ってきた。

「冷静にそういうの言えるとこ、めっちゃかっこいいです」

 下から、上目遣いに覗き込んでくる。面と向かって言われて照れた僕にくすりと笑い、何事もなかったかのように選曲の端末をいじり始める。

 ほどなくして詩穂と高橋くんが一緒に戻ってきて、僕らを一瞥した後で先に高橋くんが席に戻ると、詩穂のグラスを通路側にずらした。

 ……騎士(ナイト)様って感じ。

 露骨なくらいの方が山本さんのようなタイプにはいいのかなー、と他人事ながら思う。

 そもそも僕は山本さん狙ってないから、スタートラインからして間違ってるんだけど。

 ……待てよ。もしかして僕じゃなくて山本さんを警戒してるのか? 彼女の仕草になびく僕が嫌い、と。そういう話か。

 彼らのいびつな距離感を想像して、妙に納得してしまった。

 この収穫だけでも、今日来た意味はあったかもしれない。まだ詩穂と一言も話せてないけど。

 山本さんが入れた次の曲が、どこか意識の遠くで響いている。


 なんだかんだもう三時間くらいカラオケにはいて、料金を支払って建物を出た。

 驚かされたのは、高橋くんが当たり前のように二人分弱のお金を出したことだ。

 次に山本さんが百円、僕が一人分強、残りが詩穂だった。うーん、しっかり躾されてるなぁ……。

 彼氏を演じる忠犬。

 彼を見て、そんな失礼な言葉が頭をよぎった。 

 カラオケ店を出てから高橋くんはより露骨に僕を遠ざけるようとしてくる。

 時刻は夕方四時半くらい。歩く並び順は男二人、女子二人。

 もはやデートという並び順ではなく、僕だけがハブられている状況再びって感じ。

 でも可哀想なことに、一生懸命高橋くんが話しかける山本さんは、どことなく退屈そうだ。

 一瞬、詩穂と盛り上がっても、そこに相づちを打つ形で会話に入っては、自分語りを始める高橋くんによって、いちいち話の腰を折られている感じが見ていて辛い。

 ブブ、と僕のポケットに入れたスマホが震える。


『高橋くんウザいんだけどなんとかなんない?w』


 詩穂から久しぶりに来たトークが、どう反応すればいいのか分からない一言だった。

 どうしたもんかと考えた挙げ句、

「前からずっと気になってたんすけど、高橋さんてめっちゃガッチリしててかっこいいなって思うんですけど、なんか運動とかやったんすか?」

「は?」

 唐突に褒められて嫌悪丸出しの反応をされた僕は、自分の笑顔が引きつるのが分かった。

「あー、ね! そうなんですよ! ヒロくんめっちゃマッチョだよね。野球やってんだっけ」

 山本さんの絶妙なフォローで高橋くんの表情が和らぐ。

「昔、野球ゲームよくやってたんすよね」

「マジか。最近は?」

 お、初めてまともに会話した気がする。

「最近はさっぱりっすね。選手育てるのとか楽しかったすけど」

「最近のはスマホでもあるし。無料でやれるよ」

「へー、そうなんすね。リアルだと高橋さんどこ守ってるんすか?」

「自分レフトを」

「ゴジラも守ってたポジションっすね。かっけぇ」

 なんて、思いのほかなのか、山本さんの思い通りなのか、野球ネタに食いついた彼は驚くほど饒舌になった。

 僕らは目的もなく、会話の主役を入れ替えながら彷徨うように夕方の街を歩く。

 雪解けのように、さっきまでの違和感はなくなっていた。

 ブブ、とポケットにしまっていたスマホが鳴る。


『ナイス』


 短い詩穂からの一言の嬉しさを、僕は着地点の見えない会話の中に紛れ込ませた。

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