登場人物紹介(ほぼ完成版)、その5
『28話-2、しつこい船幽霊の勧誘』より登場。
筋肉が隆々としていてガタイがよく、角刈り頭にはねじりハチマキをしている。
ピチピチのTシャツの上には紺色の防水エプロンを身に着けており、しゃくれた顎が際立って目立つ。
見た目も中身も完全に江戸っ子であり、語尾には「でぃ」と付けている。
温泉街に来る前は、
船を沈めて仲間に引き入れる妖怪ともあってか、自分の船さえも沈めたい衝動に駆られ、必死に抑えつつ漁を
漁の仕方にも強いクセがあり、マグロ漁は素潜りで行い、捕まえたマグロを漁船のデッキにぶん投げるなどして、花梨と一方的なマグロのドッチボールをした事も。
クセが強すぎる性格のせいか、温泉街の妖怪の中でも花梨が唯一、馬が合わない貴重な存在。
瞬間的ではあるが、海の幸がふんだんに詰まったあら汁で花梨の心を掴むも、帰り際に花梨を仲間認定してしまい、当分魚市場難破船には来ない事を心に誓われた。
小ネタ①:温泉街に来てから今まで船を沈めた数は、おおよそ八隻。本人達
小ネタ②:幽霊ともあってか、大体の者は体が半透明で青白く発光しており、頭には白い三角巾を付けている。
しかし各々には個性があり、全身骸骨であったり、人間の体を保っているが細身、筋肉隆々など様々。共通点を上げるならば、全員腰にひしゃくを差している。
小ネタ③:現世の魚市場で働いていた際。その魚市場の名前にも難破船を付けようと企んでいた。しかし、常識ある人間達に止められ、あえなく失敗に終わる。
好きな物
・漁
・船を沈める事
・仲間達
・魚市場難破船
・ぬらりひょん、
・あやかし温泉街、秋国
嫌いな物
・軟弱者
・行動が遅い者
・五十℃以下の風呂
・荒れた天候の日(漁が出来ないので)
『30話-1、思わぬ再会』より登場。
濃い紫色のミニスカスーツを着ており、左手にはノートパソコンを携えている。髪型は漆黒のセミロングで、風でなびくと妖々しく紫色に輝く。
黒縁メガネを掛けていて、その奥にある瞳は鮮血を思わせる赤色。顔は中性的ながらもスラッと整っており、スタイルはモデル並みに良い。
自由奔放であり、束縛されるのが嫌いな性格。現世で転々と仕事を変えて過ごしていた。そして、デザイナーをやっていた所をぬらりひょんに声を掛けられ、温泉街の建築に携わる事になる。
鷹瑛と紅葉が描いた建築図面を見るや否や、二人にはお構いなしにダメ出しをし、店の配置や内装をより良い物へと描き直した。
鵺が描き直していなければ、複雑に入り組んだ道になっていて、店の配置は偏ったものになっていたであろう。
一応、最初から温泉街プレオープンする三日前まで居たが、鷹瑛と紅葉の過去話を聞いていたら妙案が浮かび、そそくさと姿を消す。
そして、数多の仕事を取り扱う『派遣会社(鵺)』を設立。とにかくなんでも取り扱っており、表沙汰ではご法度とされている仕事もある。
そこから十七年後。適当な求人広告を出した所、その求人広告に釣られた花梨と出会う。
最初は鷹瑛と紅葉、ぬらりひょんがここを嗅ぎつけ、イタズラで花梨を寄こしてきたんだろうと思っていたが、当本人は鵺の事を何も知らず、おかしいと感じながらも初めて会った体で接する事にした。
刺激がある仕事をしたいという花梨の願いに応え、初っ端から各国を巡るコンテナ船に乗せ、世界へと旅立たせる。(何かあるといけないので、花梨には内緒で護衛をつけた)
その後にも約五年の間に、人類未踏のジャングル、幻のピラミッド捜索の為に広大な砂漠、南極、その他危険な地域へ飛ばし、花梨を屈強な完璧超人へと育て上げた。
それ故にか、鵺は花梨に対して深い愛着が湧き、最終的には良き部下であり、実の子のように慕うようになる。
そして、花梨をマグロ漁船に向かわせた直後。一人の輩に、この派遣会社の存在を警察に告発され、追われる羽目になった。
元社員に飛び火が降りかからぬよう携帯電話を破壊し、あらゆる証拠や痕跡を残さず隠し、全ての片がついてからあやかし温泉街に逃げ込んだ所、約一ヶ月ぶりに花梨と再会し『30話-1、思わぬ再会』へと繋がる。
小ネタ①:上の紹介文の間にも、鵺は鷹瑛と紅葉が死んでいた事を一切知らず、ぬらりひょんに全てを告げられた後。一週間以上は部屋に引きこもって落ち込んでいた。
小ネタ②:花梨達が第二の満月の夜に襲われ、ことの経緯を知った後。花梨達を襲った
その後、二人が所属している業者を大人の解決法で解体。更には
その直談判の内容に恐れをなした首領は、温泉街にいる人間を襲わない事を鵺に誓い、太いパイプを駆使し、温泉街にいる人間を襲う事を禁忌扱いにまでさせた。
小ネタ③:鵺も胃袋お化け。鷹瑛と紅葉には負けるものの、花梨には難なく勝てる。しかし、花梨の胃袋はまだ成長を続けているので、もしかしたらその内負けるかもしれない。
好きな物
・ぬらりひょん、鷹瑛、紅葉、花梨、ゴーニャ
・あやかし温泉街、秋国
・温泉街にいる妖怪達
・大食い対決をしている時
・温泉街でバカをやっていた時の記憶
・裏の派遣会社で働いていた時の記憶
・
嫌いな物
・花梨とゴーニャ、温泉街の妖怪達に仇なす者
・花梨達が襲われた以降の満月
・人間の警察
・一つの事に長時間縛られる事
・大食い対決に負けた時の屈辱感
・暇で何もやる事がない時
『42話-2、街へ一時帰宅』より登場。
『薬屋つむじ風』を営んでいる、カマイタチ三兄妹の次男。
図体が大きく、上半身だけ緑色の甚平を着ており、肌が露出している部分はクリーム色の太い毛皮に覆われている。
その図体のせいか、顔はイタチと狸を足して二で割ったような面立ち。右目に眼帯をしているが、その眼帯からは鋭い刃物で斬られたような痛々しい古傷を覗かせている。
花梨がゴーニャに新しい洋服や携帯電話を購入する為に、ショッピングモールへ行こうとしていた所、駅事務室で初めて薙風と出会う。
その際に、兄である
ついでに、妹である
カマイタチ三兄妹の次男であり、主に整体マッサージを担当。特に、指圧が圧倒的に人気が高く、予約が絶えず殺到している。
その中でもご老体の妖怪が多く、一日休まずマッサージをしている事もしばしば。人当たりも良いので、
子供からの人気も高い。
ちゃんと妖怪をしていた頃は、足払い等で人間を転ばせていた。(本気で足払いすると人間の足が折れてしまうので、そっとやっていたとのこと)
右目の刃物で斬られたような古傷は、辻風に斬られて出来た傷。満月の光を浴びて暴走した辻風に、油断していた隙に斬りつけられた。
特製の塗り薬を塗れば、古傷は綺麗サッパリに消えるが、薙風はあえてその古傷を残している。
小ネタ①:趣味は体を動かす事。暇な時は
小ネタ②:子供と遊ぶのも好きであり、温泉街で大量の子供に囲まれて遊んでいる姿も
定期的に紙芝居も開いていて、始める前に必ずお菓子を配っており、子供達のハートを無意識に鷲掴んでいる。
小ネタ③:古傷をあえて残している理由は、己の未熟さ故にもたらした傷であり、次は無いと自らを言い聞かせる為。
しかし、傷をつけてしまった辻風は、その傷を見る度に心が痛んでしまうので、早く治してほしいと内心思っている。
好きな物
・普段の兄ぃ(辻風)、癒風
・あやかし温泉街、秋国
・ご老体や子供の相手をしている時
・流蔵と相撲を取っている時
・体を動かす事
嫌いな物
・満月
・満月の光に侵されている時の兄ぃ
・限界集落にて、最後の人が居なくなった時の記憶
・怒った時の癒風
『53話-3、清らかな心を持つ強き長女』より登場。
辻風、薙風共に『薬屋つむじ風』を営んでいる、カマイタチ三兄妹の長女。
全身は、手入れが行き届いている明るいクリーム色の毛で覆われていて、頭から小さくて丸い耳を生やしている。
愛嬌のある顔には、どこか高い気品さも溢れており、上流階級や貴婦人のような雰囲気も醸し出している。
服装は若葉色の着物で、所々に春の訪れを知らせるような、桜吹雪の刺繍が施されている。
普段はおっとりとしており、とても丁寧な口調で非常に温厚であるが、怒ると悪鬼羅刹を思わせるような圧を放つ。
実は、カマイタチ三兄妹の中で一番強い。ちゃんと妖怪をやっていた頃は、辻風が傷をつけた箇所に塗り薬を塗り、傷を癒す役目を果たしていた。
花梨が初めて薬屋つむじ風に訪れた際。辻風が花梨を殺しかけた事を耳にするや否や、辻風を椅子に縛りつけ、薙風と共に
ちなみに癒風は、薬全般を担当している。癒風が作る塗り薬は万能薬に近い効果があり、打撲、切り傷、関節の痛みや骨折はもちろん。
それ故にか、持病持ちの妖怪には大変重宝されており、この塗り薬を買う為に温泉街に訪れる客も少なくはない。
小ネタ①:本当は暴力が嫌い。しかし怒ると周りが見えなくなり、怒りが静まり我に返った頃には、叱っていた相手は必ず土下座をしているらしい。
小ネタ②:多趣味であり、読書、スポーツ、華道、茶道、料理、格闘術、護身術と、他にも興味を持ったものはとことん極める。
小ネタ③:温泉街の客からは高嶺の花と見られており、特に女性陣から人気が高い。ファンクラブも存在しているようで、癒風に叱られたいというコアな層もいる模様。
好きな物
・辻風、薙風
・鷹瑛、紅葉、花梨、ぬらりひょん
・趣味を勤しんでいる時
・
嫌いな物
・満月の光に侵されている時の辻風
・満月
・暴力
・怒ると見境が無くなる自分
・土下座される事
『48話-2、一日限りの仕事仲間』より登場。
焼き鳥屋
少しツンツンとした青みがかったショートヘアーで、その頭にはねじりハチマキを巻いている。
ボーイッシュ溢れる面立ちで、ニッと明るく笑った表情にはどこか男勝りな印象を受け、同時にやんちゃそうな一面も垣間見える。
瞳の色は深い紫色。
八吉と初めて出会ったのは
その為、お互いにライバル視しており、祭りが終わると、どちらの店の売り上げが高いか必ず勝負をしている。
そして、毎回会う内に仲良くなり、八吉がぬらりひょんに声を掛けられて温泉街に行った後。八吉に声を掛けられ、神音も温泉街に行く事になった。
焼き鳥屋八咫で働くようになると、更に親密度が上がり。約一、二年前に神音が八吉に告白し、見事OKを貰い付き合い始める。
性格はとても明るく元気であり、見た目のボーイッシュさを裏切らない男勝りな性格。誰とでも仲良くなれ、焼き鳥屋八咫に働きに来たゴーニャともすぐに打ち解けた。
小ネタ①:ここ最近で八吉との関係に進展があったのか、よく二人で妖狐神社へと赴き、
小ネタ②:現世では、お好み焼きと焼きそばの的屋を開いていた。その内に、温泉街でも開きたいと思っているらしい。
小ネタ③:八吉の本業が花火師とあってか、神音もその手伝いをよくしている。最近の流行りはハート形の花火であり、その花火を作る時だけは八吉から隠れて作っている。
好きな物
・八吉、八吉の父親
・八吉と一緒に働いている時
・八吉とデートをしている時
・祭りがある季節
・八咫烏の日
・あやかし温泉街、秋国
嫌いな物
・祭りが無い季節
・八吉に仇なす者
・八吉に会えない日
・雨(雨のせいで数度、花火大会が中止になった為)
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