フラッシュバック 真智
◆少し変身したからってどうって言うの?◆
◇心奥義!◇
◆ちょっと、あんた人の話聞いてる?◆
◇※絶対光輪!!!◇
クオリアさんはただそう叫んだ。
他は背中の光輪が一瞬光っただけで他は何もしていない。
しかし、決着まではたったその一瞬だけでじゅうぶんだった。
ヘルティック・マチは全てが灰と化し風で舞い上がった。
そして、吹き散らかされようとしたまさにそのときだった。
あたしの手がその灰の一部を掴む。
逃げないよう両手でしっかり蓋をした。
それから真智は強い睡魔に襲われ、そして夢をみた。
可織はあたしの妹。 あたしがまだ小学校の高学年の時にあたしの両親とクラスメイトの友達と可織とあたしの合わせて5人で海に入って遊んでいたんだ。
可織はその時はまだ小学校に入る前だったっけ。
あたしはその海水浴の時ね、つい魔が差して友達と二人だけで浜辺でビーチバレーに熱中しゃったの。
そうやって妹から目を離してしまったことを
あたしは少し時間が経ってから気がついたの。
可織は近くを探しても全然見つからなくっててあたし慌てて浜辺中を探し歩き回ったわ。
そして、あたしがやっと見つけたときには可織は随分沖のほうで溺れていたの!!
あたしはお父さんに怒られて叩かれるのが怖かったから、
自分一人で可織を助けにいったの。 必死だった!
実はね、 理由はわからないんだけど、 なぜかその直後の記憶だけが抜け落ちちゃってて覚えていないんだけど。
そして、 気付いたら水面に妹はもういない。
あたしはがむしゃらに死に物狂いで妹を探したけど、どうしてもみつからなかいの。
「真智、 そろそろあがれ。 帰るぞ!」
それかはしばらくした後、お父さんとお母さんがあたし達を迎えに来ちゃったのよ。
「ごめんなさい。 ほんとにごめんなさ~い」
あたしは張り裂けそうな心臓を必死で堪えて、
お母さんに抱きついて泣きながら謝ったわ。
「真智、 おまえ寝ぼけてるのか?」
でもね、 お父さんとお母さんは平然と可織なんて子知らないって言ったの。 あたしは何でそんな事言われたのか全然理解できなかった。
そして、 一緒に遊びに来てたクラスメートの友達にも聞いたけど、 知らないって…。
あたしの妹のことを元々知ってた人達に聞いてまわったけど、
みんな知らないの一点張り。
唯一可織のこと『覚えてて』くれたのは近くに住む年上の谷先生だけだった。
———————————————————————
【登場人物】
•
•クオリア
•ヘルティック•マチ
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※
属性 『闇』
場を操る6次元少女ルシーナ。
別名
絶体を統べる少女。
クオリアがパワーアップして6
容姿
クオリアの時は真っ黒のロングストレートだった髪は、
無数の光の軌跡が束になひうねり渦巻いている様な6次元の姿を映した長い髪に。
銀色のティアラの刻印は『Ⅱ∨Ⅱ』になっている。
背中には「絶体光輪」という巨大で金色に輝く光輪を背負っている。
服装の露出度がアップしている。
覚醒してレアリティがアップする度に
生まれたままの姿という究極の造形美
に近づいていく(ただし身体の成長は今のまま)
美少女がパワーアップする度に、
戦闘で空気や水からの抵抗を減らし動きやすいようにと、邪魔でしょうがない装備を減らしていく仕様。つまり、
「脱いでいくスタイル」である。
能力
背中に巨大な光輪を背負っている為、素早い移動は出来ない(脱いでいくスタイルの例外)が、背負いし者=ルシーナが神通力の続く限り目視出来る範囲の存在を全て意のままに操ることが出来るという最強の能力がある。
具体的には場の力(強い力、弱い力、電磁気力、重力)を操る。
超必殺技
「天技 絶体光輪 『鎖』」
例えば透明な相手等、背負いし者=ルシーナが目視出来ない存在であっても強制的に服従させることが出来る。
但し、この技を一度使ってしまうと6次元少女状態が解け、5次元少女クオリアに戻ってしまう。
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