第173話 チュッ♡

ベルガー城に戻った僕、エレム、ミレン、カイト。ですがですね〜、ですがね〜‥‥‥

カイトが僕にベッタリと着いて離れようとしませんよ。


「お兄様から少しでも目を離すと、新しい女性が出来ますから!(怒)」


と、頬をプクっと膨らませて僕の方を睨みますよおおおお。

てか、僕はカイトからそんな目で見られていたんですねぇ〜(この時、かなりショックをうけましたよ)

と、言うか、カイトはですね、何度も言いますけど、男の子なんですう!男の子!

美少女に見えるが男の子です!


そんな僕とカイトの行動とやりとりを見ていたイレイ達。特にカイトの姉のミリアは、


「カイト! 光様に何しているの!」


怒りながらカイトを僕から引き離そうとしたら、


「お姉様はご婚約しているからいいでしょうが!僕は‥僕も‥お兄様の婚約者になりたあい!」


またまたカイトがとんでもない事を言って来たものだから、ミリア達が、


「「「「‥‥‥へえ?‥‥‥はあああああああああああ⁈」」」」


驚いて硬直してますよ!、まあ、エレムとミレンは二度目でしたので「あ〜あっ、やっぱり」てな顔をして見てますよ。


で、「はあっ!」と我に帰ったミリア達は


「ひ、ひ、ひ、光様‥ど、ど、どうううゆううことですかあ!」


ミリアが慌てふためいて僕に近寄りますよ。

イレイ、メイル、クリエラも、僕に近寄ると、


「「「何があったんですか!!!」」」


怒鳴って言ってきて、僕を掴み揺さぶり離そうとしないんですよ。


「エ、エレムウウ、ウ、ミレンンン、た、たふけてえええ」


僕がエレムとミレンに助けを乞うと、二人はため息をして、やれやれとした表情をして、ミリア達に今までの事を話しました。


「な、なんだあ、光様はカイトの憧れの存在なんですね」


と胸を撫で下ろした、僕の婚約者四人。


なんですがねえええ、カイトがまたまたまた言っちゃいましたよ。


「僕は本気ですよ♡」


言うと僕の右頬にいきなり


「チュッ♡」


キ、キ、キスされましたあああ!されましたよー。

流石に今のはエレムとミレンも硬直してますよおー。


「ダァリン!」

「旦那様ああああああ!」

「「「光様あああ!」」」

「光りりり!」


「「「「「「なあああにしてるのおおお!!!!!!」」」」」」


「ひえ〜!ご、ごめんなさああああい!」


そして、僕はどうなったかは、前回と同じでご想像にお任せします。


と、言うか、インフルエンザウイルスを早くなんとかしないと‥‥‥ねぇ。



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