第99話 六人の婚約者
皆さんこんにちは、
僕は乙川 光です。
今、僕の目の前にはこの異世界に来て出会い、そして婚約した六人の‥‥‥六人の‥‥‥綺麗で美しい六人の婚約者が‥‥‥
ここガルバディ帝国のベルガー城を背景に‥‥‥
仁王立ちで、僕の目の前に居ます。
「改めて皆様、初めまして。私はミリア=デ=ガルバディです」
イレイ達に挨拶をするミリアなんですがね、なんだか?堂々としていると言うか、自信があると言うか、まあ、ミリアらしいと言った方がわかりやすいですかね。
流石、ガルバディ帝国のお姫様と言ったところですか。
「こちらこそ、私はアレム大国のメイル=ド=アレムですわ」
メイルが挨拶をすると、イレイが
「私はプリム小国の‥‥‥」
「イレイ=ド=プリム姫、でそちらが妹様のエレム姫、で、アレム大国のミレン=ド=イグム嬢ですわよね」
そう言うミリアに圧倒されたのか、イレイ達は少し黙ってしまいます。
で、イレイ達の事を何故知っていたかと言うと、クリエラさんと僕がイレイ達がベルガー城に来る前に教えたんです。
で、で、僕はと言うと、彼女達の仁王立ちした前で正座させられてます。
「それにしても光様、マーから聞いていた五人目の婚約者が、ガルバディ帝国の姫様なんて‥‥‥」
メイルが“はあー”と溜息をしてますよ。
「そうですよダーリン。私はてっきりクリエラさんが五人目かと‥‥‥」
エレムが僕を見て呆れかえってます。
「皆様、少しは落ち着いて‥‥‥ねえ」
ミレンは周りを宥めようとすると、
「そうですよ。落ち着いて下さい」
クリエラさんも言います。
僕はこの状態、正座をして下を向いているしかないです。(泣)
で、で、で、
イレイはと言うと
「光‥‥‥光は、私達の事どう思っているの?」
イレイのその言葉に彼女らは僕に向きますよ。
で、僕は
「僕は‥‥‥みんなの事が大好きだ」
彼女らはその僕の言葉に安心?したのか、強張っていた顔が少しは緩んで来た。
「けど‥‥‥僕は‥‥‥100%愛していると言える自信はまだない」
「「「「「「えっ!」」」」」」
彼女らは驚きます。
「けど‥‥‥僕はみんなの事が本当に大好きだ!
みんなを誰にも渡したくない! みんなをこの手で護りたい! 」
僕は顔を上げると、彼女らの一人一人の瞳を見て言った。
で、彼女らは
「「「「「「はあー」」」」」」
皆、ため息をすると、
「私は光様と別れるつもりはないですわ」
ミリア。
「私もですわよ」
メイル。
「私も一生ダーリンと一緒です」
エレム。
「私の旦那様は旦那様だけです」
ミレン。
「私も離れません」
クリエラさん。
「私は‥‥‥初めて会った時、変な人だと思っていた。けど‥‥‥一緒に居る内に段々と私の中でなくてはならない存在になっていたわ。だから私も光と離れません」
イレイが僕に言います。
「みんな(泣き)ありがとう(また泣き)」
僕が感極まって泣いていると、
「けど‥‥‥」とイレイ。
「「「「「ええ、けど‥‥‥」」」」」
「けど‥?」と僕。
「「「「「「人助けもいいですがあ! これ以上、婚約者を増やさないで下さい!」」」」」」
彼女らは声を揃えて言ってきましたよ。
その威圧感は半端ないです。
で、で、で、で、
「わ、わかりました(焦る)」
僕は焦りながら言いますよ。だってですねぇ、この彼女らの威圧感の中では、もうこの言葉しかでなかったんですから。
と、と、とりあえず何とかこの修羅場を乗り越え‥‥‥
て、時に、
「残念だけど、当分先の話しになるけど、七人目が現れるよ!」
マーが、「もうねぇー」てな感じで僕を見ながら言ってきましたらですねぇー
「「「「「「「へえ?」」」」」」」
驚きながら六人共、僕の方をみますよ。
その顔は‥‥‥その顔は‥‥‥その顔は‥‥‥
僕は彼女らの顔を見れませ〜ん。
見たくありませ〜ん。
こ‥‥‥こ‥‥‥こ‥‥‥このパターン、何処かで‥‥‥
「僕が七人目じゃあないんだね」
残念そうにマーが、僕の頭に乗っかります。
「私が七人目ではないの?」
悪亜も参戦です
で、で、で、ですねぇぇぇー
僕はこの後、修羅場の修羅場を見る事に‥‥‥
そして僕は撃チ〜ンです。チ〜〜ン。
「光、哀れ」とチー
てか、まだホクトリアの件があるんですよおおお!!!!
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