第98話 修羅場ですか?
地上に戻って来た僕らは、クリエラさん達と一緒になりました。
で、絶賛第一の修羅場中? かと思ってましたけど‥‥‥
何かミリアが好意的なんですよねえ〜
先程まで、僕に痛い程の視線を送って来たのにねぇ。
「貴女がクリエラ=レ=マシュウですか。私はこのガルバディ帝国の姫、ミリア=デ=ガルバディです。よろしくお願いします」
ミリアは一礼をすると
「この国のお姫様ですか⁈」
クリエラさん驚いてますよ。そりゃね〜
やはり、“身分”て言う二文字がクリエラさんには重いんでしょうねえ〜。
「‥‥‥ミリア姫様が‥‥‥光様の婚約者になられたのですかぁ‥‥‥」
クリエラさん、気落ちしてますよ。
で、ミリアがですね、
「クリエラ様、そんなに
クリエラさんに笑顔で話すミリアに、クリエラさん、少しは気が楽になったのか、
「では、私の事も“クリエラ”でお願いいたします‥‥‥ミリア‥‥‥」
まだ、遠慮がちな感じで言いますよ。
けど‥‥‥けどですねぇ〜、このミリアのクリエラさんの対応、何か引っ掛かるんですよね〜〜。
で、で、ミリアがですねクリエラさんに小声で、
「“ところで、クリエラ。プリム小国のイレイさん達と私達二人合わせて、光様の婚約者は六人になるんですわよね”」
「“ええ、そうです。ただイレイ姫様達はまだミリアの事を知りませんのです”」
そうクリエラさんがミリアに話すと、ミリアは僕の方を見て何かを思いついたらしく、
「“クリエラも光様が持っているスマホという物を持っていますか?”」
「“ええ、持ってます”」
「“では、今すぐにイレイさん達に連絡してもらえますか?”」
「“えっ! ええ”」
で、クリエラさん、直ぐにイレイにスマホで連絡を取ります。
僕はクリエラさんがスマホで連絡しているので最初は誰と‥‥‥て思いましたが‥‥‥
クリエラさんがミリアにスマホを渡すと誰かと話してますよ。
で、で、それを見て僕は‥‥‥
「あっ! もしかして、これはイレイ達と話しているのでは?」と思って‥‥‥いま‥‥‥すうううーー
「なあ、なあ、なあ! イ、イレイイイイィィィーーー⁈」
僕はミリアを見ると、既に話しは終わった見たいでスマホをクリエラさんに返してますよ。
で、で、で、僕のスマホが鳴ります。
「ビクッ! イ、イレイ(焦り)」
「も‥‥‥もしもし、イ、イレイ(まだ焦り)」
「‥‥‥ひ・か・り‥‥‥」
その後、イレイとどんな話しをしたかは、御想像にお任せしますよおおおぉぉぉーーー。
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