第95話 そして‥‥‥地上へ
そして僕らは地上へ
漸く、地上に戻る準備をします。
で、4WD車には流石にこの人数は無理です。
(五人乗りですからね)
という訳で、荷台の方を見ますと‥‥‥
あった、やはりありましたよ。
原チャリのモンキーが。
けど‥‥‥色が違うんですよね。こちらは黒色みたいです。
で、ですね最初は、僕がモンキーに乗って4WD車はAIナビのアイに自動運転を任せるつもりだったんですが、
「ココノチケイハ、ワタシノジドウウンテンハシヨウデキマセン」
と。
なぜ?と聞くと
「データーガアリマセン」
つまり五百年前の僕は4WD車を、残り僅かなガソリンを使用して自分の運転で、この場に置いたようです。
で、ここの地下、(多分この辺りの土地も)のデーターが全くない為に自動運転が出来ないとの事。
で、で、結局僕が運転するしかないんですよ。
だから仕方なく荷台にあった荷物とモンキーはここに置いて行く事にしました。
「後で取りに来るからな」
と、僕がモンキーのシートを手でなでていると、
「光、なんだねこれは?」
とアルベルが聞いてきましたよ。
僕はモンキーのシートに座るとアルベルに
「こいつはバイクです」
アルベルは何か不思議な顔をすると、
「ばいく? これも動くのか?」
アルベルはおもちゃを見るような目で、まさかこんな小さな乗り物が動くわけないと思っていたみたいなので、
「じゃあ、少しだけ動かしますね」
「えっ?」
僕はモンキーにキーが挿してあるのを確認すると、モンキーのエンジンをかけた。
そしてライトを点灯、
「ま、眩しい!」
アルベルの声に、周りに居た皆んなも驚いてますよ
「ボロボロボロボロボロボロ‥‥‥ボロロロロロロロロロロロ」
モンキーのローギアーに入れると、僕はゆっくりと走り始めます。
「ほ、本当に動くんだ!」
アルベルが驚いて、僕が乗ったモンキーを目で追います。
で、ミリアが
「こんなに小さいのに、動くんですの 」
と、デーブル達も同じ事を聞いてきましたよ。
で、で、僕は説明‥‥‥
すると長くなるので以下略でお願いします。
で、漸く4WD車で地上に戻る準備が出来ましたよ。
運転席は僕とマー、助手席には悪亜、後部座席はミリアとブレイク王、で、荷物室にはアルベルとチィーユ、デーブルとノウスです。
で、毎回同じ事を質問してきますよ、僕の後ろにいる人達は。
まあ、初めて車に乗るんですからね。
けど、また説明が長くなるので、以下略で。
そして、そして、漸く地上へ、て、どうでるの?
“「心配無用、スロープ状の道なりに進めば地上にでれるよ」”
五百年前の僕が言いますよよ。
で、で、で、僕は
「アイ、準備はいいかい?」
「ハイ、オールグリーンデス」
アイに話しかけると、アイもオッケーを出します。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥そして、
「アイ、エンジン始動!」
「リョウカイ、エンジンシドウ」
「ガルルルルルルルルルル!」エンジンが掛かる4WD車。
‥‥‥そして僕らは、地上へ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます