第94話 モテモテデスネ

え〜〜〜と、なんとか悪亜の一件が一段落したので話しを進めますねぇ。

(て、まだ半分も片付いてないですが)


で、


僕の右腕に悪亜がしがみついてます。

左腕にはミリアが、頭の上にはマーがしがみついてますよ。


なにかこの光景はどこかで‥‥‥

で、確かこの後は‥‥‥酷い目にあったような‥‥‥


「ヒカリ、モテモテデスネ」

アイが言いますよ。


「これはモテているんですかねぇ?てか、僕のキャパは既に許容範囲をオーバーしているんですがね」


動けない僕を見てるブレイク王達。


「光、一層の事悪亜も嫁にしたらどうだ」


ブレイク王がとんでもない事を言ってきましたよ。


で、アルベルも


「光、ブレイク王の言う通りだぞ!そんな綺麗な人と一緒になれるなんて‥‥‥ウッ!」


アルベルのセリフを聞いたチィーユは軽くアルベルの脇腹に肘打ちをします。

されたアルベルはウッ!と悶えてますよ。

で、僕はこれはチャンスとばかりに、


「チィーユ、そんなに膨れなくても大丈夫だって。マーも言っていたじゃないの、近い将来アルベルと一緒になるって」


このセリフでチィーユは、少し恥ずかしそうにしてアルベルに


「ギッシュ‥‥‥ごめんなさい」


「あ、ああ‥‥‥悪いのは私の方だからね」


で、チィーユさん、アルベルにベッタリくっついてますよ。


「あれ?なんかいい雰囲気になっちゃたよ」


そんな僕を見たミリアは


「光様凄いです!2人の仲を取り持ってしまうなんて!」


「えっ?」


で、今度は悪亜がですね、


「光、今度は私と光の仲を取り持って♡」


「えっ? えええっ!」


負けじとマーが、


「光は僕のだから」


「えっ? て、おい!マー、いつお前の者になったんだよ」


もう、ですねえ、デーブルとノウスはですね、デーブルが半年も悪亜に憑かれて性格が変わっていた為に、今はベッタリとくっついてますよ。


で、で、可哀想なのはブレイク王かと思いきや、娘のミリアが僕にしがみついて幸せしそうな顔をしてるのを見て、喜んでいるんですよ。


て、言うかみなさーん!

早く、ホクトリアの話しを進めましょうよお!

早く、地上にもどりましょうよお!


と言う訳で、漸く地上に戻る準備をしましたよ。


「ヒカリ、モテモテデスネ」


「アイ、早く地上に戻る準備をするぞ」


「リョウカイ、ケド、モウスコシミテミタイデス。ヒカリノコマッタカオ」


なあ、なあ、なああああ!


もうね、アイのそのセリフで僕は困った顔をしてますよお!

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