第70話 アクアクを封印?
マー曰く、
「光も異世界から来た人、それにアクアクを封印してから約五百年。こう揃うと、もう光しかいないんだよね。だいたい僕の未来像でも光がアクアクを封印?するって見えているからね」
えっとですねぇ、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
もうねぇぇ、僕は返す言葉が出てこないですよ。
てか、僕の持っているスキルで封印なんてできないぞ!
それか、何か道具とか使うのか?
聖剣とか、聖水とか、はたまた魔法の道具とか?
けど‥‥‥マーさん?
『アクアクを封印?』の最後の『?』はなんですか?
「あっ!それは‥‥もしかしたら封印じゃないかも‥‥‥」
「はい?封印じゃない?て、どういう事?」
アクアクを封印するんじゃないのか?
だったらアクアクをどうすればいいのか?
このまま放置‥‥てことはないし。
けど‥‥ですね、このままではデーブルとノウスがかわいそ過ぎますよ。
で、で、僕は
「ブレイク王、アルベル、僕はデーブルに話をしてくるよ」
「「えっ!」」
驚く二人に僕は
「ミリアもここで待っててくれるかな?」
「光様、私も一緒に‥‥」
「ごめん、ミリアに何かあると僕が困るから」
「困るのですか‥‥」
なにか寂しげな表情をするミリアに僕は
「うん、だって結婚や婚約の話がまだしっかりと話しあって‥‥決めてないしね」
このセリフにミリアの曇りかけた表情は薄日が射したかの様に明るくなり
「はい!光様!私‥‥私はここで待ってます」
凄く明るく元気な声で答えてくれるミリア。
そんなミリアに僕は
「ありがとう、ミリア」
と言って僕はミリアにハグをしてましたよ。ハグを。
「ああああ、//////‥‥///」
ミリア、顔を赤くして‥‥‥そして僕にそっと抱きついて来ました。
「//////光様‥‥いえ、あなた♡///いってらっしゃい///」
この時のミリアが凄く可愛くて、僕はミリアに‥‥‥惚れたかも。
「//////あなたって、‥うん、行ってきます」
僕は抱きしめたミリアから離れると、デーブルの前に一歩、また一歩とゆっくり近寄った。
それに気づくデーブルは
「‥‥‥何しに来た‥」
「少し話がしたい‥‥‥」
僕がそう言います‥‥‥て、以前の僕なら『尻尾巻いて逃げる』ぐらいの小心者だったんですけどね‥‥やはりイレイやミリア達の存在は大きいです。
好きな人がいるだけで、こんなにも心が‥‥自分自身が変われるんだと。
「こちらは‥‥‥話す事など‥‥ない」
「うん?」
僕はデーブルの様子が先程よりおかしいので首を傾げます。するといきなりデーブルの動きが止まると、デーブルからなにか泡白い?黒い?光が出ると僕の目の前に止まります‥‥‥
「‥‥‥光?‥‥」
「えっ⁈」
「光?‥‥‥光‥‥間違いない、光!、光!光!‥‥」
泡白い?黒い?光は、僕の名前を連呼しますよ。
「えっ?えええええええええ!!!?」
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