第71話 悪亜《あくあ》
デーブルからいきなり泡白い?黒い?様な物が出て来たと思ったら、僕の目の前で止まると
「光!光!」
僕の名前を呼ぶんですよ。
けどですね、僕はアクアクはまったく持って知らないのですよ。
だいたい、会った事も喋った事もないのですから。
けど‥‥‥‥アクアクがですね、
「光!忘れたの?私を忘れたの?」
定番中の定番のセリフを言いますが‥‥
泡い白い?、黒い?の光の玉にそう言われましても‥‥‥分からないですよ。てか、知らないと言った方がいいのか‥‥‥
とか、なんとかしている内にデーブルが目を覚ました。
「‥‥‥あ‥‥あっ‥ううう‥‥私は‥‥いったい‥‥?‥‥」
また、意識がハッキリと戻ってないのか、唸り声を上げるデーブルにノウスは、
「デーブル‥‥‥デーブル!」
そう言うと、ノウスはデーブルに飛びつく様にデーブルの胸に飛び込んで‥‥‥
「ううう(涙)‥‥‥よかった‥‥‥本当よかった(涙)‥‥‥」
大粒の涙を流して泣くノウスにデーブルは、最初は何故泣くのか分からなかったが‥‥‥だんだんと状況が頭の中に浮かんで来て、
(アクアク?に取り憑かれていても記憶はあるので、取り憑かれてない今では記憶が鮮明になって頭の中に出て来た為)
「ノウス、今まで苦労掛けさせたな‥‥‥
ごめんなノウス‥‥‥ごめんな‥‥‥」
デーブルは言いながらノウスを抱きしめた。
ノウスもデーブルの気持ちが分かったのか、デーブルをギュッと抱きしめた。
そんな二人を見たアルベルは僕に、
「それにしても光、いったいどんな魔法をつかったんだ?」
『はあい?』
「そうだぞ、光。わしにも教えろ!」
ブレイク王も言います。
『え〜っと、お二人さん?僕とアクアク?との会話聞いてましたか?』
「本当ですわ。流石私の旦那様ですわ♡///」
ミリアも感心して言いますよ。
『あの〜う、ミリアさんまで‥‥てか旦那様て、私の旦那様て、最後の♡///はなんですか』
「本当に私も知りたいです」
とチィーユまで‥、
『いやいや、だから、違うんですよ!アクアク?が勝手に僕の顔を見て自分から出てきたんですよ!!!』
もうですね〜〜〜
後ろのギャラリーがそう言うもんだから、心の中でツッコンでしまいましたよ僕は ハイ。
で、ですね〜話を戻してアクアク?です。
「あっ!後ろが騒がしいから話が飛んじゃてごめんね」
と僕が一言謝ると、
「いえ、いいんですわ。けど本当に光は私を覚えてないの?」
アクアク?は僕の顔の周りをクルクル回りながら言います。
「‥‥う、うん‥‥と、取り敢えず、一つ質問いいかな?」
「えっ!いいですわよ。そうすれば忘れていた事も思い出すかも‥‥‥」
「あっ、うん‥‥そうだね。えっ〜とね、君は悪魔のアクアクなの?」
僕はそう質問すると、
「えっ?悪魔ですか?そうですけど」
一同
「「「「「お〜〜〜っ!!!」」」」
「けど‥‥私はアクアクて名じゃないですわよ」
一同
「「「「「えっ?」」」」」
「私は‥‥‥
一同
「「「「「へえっ?‥‥‥‥‥
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