第48話 告白?

ライミさんからの将来の話。


えっ!実はライミさんがまさかの五人目なんですかあ!!?


で、僕はライミさんとクリエラさんが泊まる部屋へ。


中に入ると12畳程の部屋にシングルベッドが両サイドにありその中央に丸いテーブルと椅子があります。そして、その椅子にクリエラさんが腰掛けていた。


「光様‥‥‥そちらにお座り下さい」


僕は椅子を引きながら座り


「‥‥‥で、将来の話ってなに?」


僕はとぼけた様に聞いてみたんです。


するとライミさんが椅子に腰掛けて‥‥‥

一つ深呼吸すると、


「‥‥‥あの‥‥ですね‥‥‥光様の事が‥好きになった‥‥///」


えっ?えっ?えっ!ええええええ!!!

だ、大ドンデン返しですよおお!!

まさか!まさか!ライミさんに告られるとは思いませんでした。

じゃあ、マーが言っていた五人目はライミさんですか!!?‥‥‥‥。


「光様が好きになった。そうよね、クリエラ」


「へえっ?‥‥‥クリエラさん?」


ライミさんにそう言われるとクリエラさんはテーブルの下で両手を擦り合わせ恥ずかしそうにモジモジしてます。

でライミさんの問いに


「///うん///」


と頷くクリエラさん。


「じゃ、じゃあ、あの‥‥僕を好きなのはクリエラさんで‥‥ライミさんではないんですね」


「えっ?私がですか?///無いですよ光様」


少し照れた顔をしたライミさんは完全否定しましたです。はい。


「で、でも‥‥‥なんで僕の事を好きになったんですか?クリエラさん」


僕がクリエラさんに向くと


「あああああ、あの///‥ですわね‥ヒ‥‥///ヒ‥ヒ‥ヒ‥カ///‥‥‥」


緊張してるのか口が回らないクリエラさん。


「もおお!しょうがないわねえ!私が替わりに話してあげるわ」


と助け舟をだすライミさんにクリエラさんは"コクリ"と頷きます。


「光様は私達を兵ではなく女性として、しかも優しく接してくれました」

ライミさんはニコリと微笑みながら僕に言います。


そしてライミさんは今度は少し真顔で、


「噂には聞いていると思いますが‥‥私もクリエラも何人かの男性から告白をされました」


これは僕も聞いていた。貴族どころか一般の男性にも人気がある二人だと。


「クリエラは一時期、貴族の男性と付き合っていた時があるんです」


えっ!そいつは初耳です。て、当たり前ですよね。自分の過去の話は誰だって知られたくないですから。


「けど‥‥ある日を境に貴族の男性はクリエラの前からいなくなりました」


!!、で僕がもしかして剣の達人の事で、て聞くとライミさんはコクリと頷いた。


「後に聞いた話ですが‥この貴族男性は無類の女好きで呆れば捨てる、そんな男だったんです」


貴族の男どもはあのゲイル(アレム大国のタイル王の長男ですが今は隠居同然の身)みたいな奴ばかりか?

‥‥‥しかし‥‥‥クリエラさん‥‥‥


僕が心配そうにクリエラさんを見るとライミさんが


「で、光様」


「うん?」


「あのですね光様、もし光様がクリエラの事が‥‥‥少しでも‥‥いえ、クリエラの事が好きなら光様のお嫁さんにしてあげて下さい。お願いします」


ライミさんは椅子から立ち上がると頭を僕に下げて頼んできましたよお。


告白の次はお嫁さんにしてくださいか‥‥‥

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥うん?お嫁さん‥‥うん?


はあいいいい?!!!お嫁さんですかあああああ!!!

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