第44話 おおおお‥‥
ガルバディ帝国に向けて走り出した4WD車。
車で行くと、約8時間くらいだとアイが言ってました。
で、ライミさんとクリエラさんは初めて車に乗るのでやはりあれこれ聞いてくるんです。
まあ、最初に4WD車のAIナビのアイにはビックリしてましたけどね。
「ライミサン、クリエラサン、ハジメマシテ」
野球ボールぐらいの球体が車のダッシュボードの上を左右に行ったり来たりして真ん中で止まるとキュイキュイキュイと球体が左右に振ります。
「あ、あ、あのう光様‥‥こ、これは‥‥」
ライミさん、ちょっと怖がりながら言ってますよ。
で、ライミさんとは反対に興味津々に見てるのはクリエラさんです。
「光様!これは妖精ですか?」
なんて、目を丸くしてアイを見てます。
怖がりのライミさん。
好奇心のクリエラさん。
てな具合の二人の印象を僕は感じましたです。
けどですね、本当に二人がプリムで一二を争う程の剣の達人なのか?僕は聞いて見たんですよ。
「二人は剣をいつ頃から習い始めたの?」
と。
で、ライミさんは
「私は4歳頃からです」
クリエラさんは
「私は3歳頃からですわ」
因みにライミさんとクリエラさんは共に18歳なんです。
この歳でしかも女性で剣の達人なんて凄いの一言ですよ。
しかも、しかも、この二人ナイスバディなんです。
前も言いましたけど本当に目のやりどころに困ります。
で、二人の容姿なんですが、
二人共に髪色はピンクでロングヘアーなんですが‥‥‥
ライミさんはポニーテール
クリエラさんはツインテール
なんです。
けど‥けど‥けど‥けど‥けど‥‥‥‥‥
一番はピンクのドレスの首の辺りから胸元まで開いたのを着ているので大きな胸の谷間が見えるんですよ二人共に。
本当、アレク王にはグッジョブです。
◇◇◇◇
で、約二分の一走り終えた4WD車。
後部座席に乗っていたライミさん、クリエラさんは緊張して疲れたのか、それともいつもの警備で疲れたのか二人共に寝てますよ。
一応馬車の客車に偽装させて走らせているので‥‥‥‥側から見ると、馬が引かないで客車だけが一人で走っているので知らない人が見たら変に思われても仕方ないかもです。
で、ですね、残り三分の一の距離になったら何処かで馬を調達して馬に4WD車を引いてもらう、て事になっています。
まあ、その辺りは事前にガルバディ帝国に潜入している諜報員の人達が情報を流してますからなんとかなりますが。
ただですね、諜報員でもガルバディ帝国の国王がどうなっているかまではわからないんだそうです。
「結局僕らが直接行くしかないんだよね」
「そうだね」とチー。
「うん」と頷くマー。
後ろの二人はまだ寝てますよ。
まだ、寝かしといておきますか。
いざとなればこの二人の助けが必要ですしね。
「うう〜ん」とクリエラさんのドレスの肩の所がはだけ掛かって
み、み、見えそうなんですよおお!胸が!
「お!おおおおおお‥‥‥うん?」
と僕の顔にマーがピトッて張り付きます。
「『光が変な事考えたら、マー頼んだわね』てイレイに頼まれたからね」
僕は、僕は‥‥‥イレイ‥‥変な事考えてすみませんでしたあああああ!!!。
その場にいないイレイに謝っていた僕でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます