第42話 理由?
【ガルバディ帝国】は、
アレム大国と同じ規模の国で人口はおよそ3億とも言われる。ちなみにアレム大国は2億7000万ぐらい。
アレム大国は自由な国に対してガルバディ帝国は自由はあるが何処か独裁的な所も。
そしてアレム大国とガルバディ帝国の唯一の陸続きの場所、それがプリム小国だそうです。
砂時計を連想してもらえればわかるそうで、丁度砂が落ちる細い所がプリム小国だそうです。
で、ガルバディ帝国の現国王ブレイク=デ=ガルバディは10年前からアレム大国との和平を模索していたが一か月前から連絡が途絶えたとのこと。
で、その連絡が途絶えた原因?をガルバディ帝国と繋がりがあるプリム小国に、アレム大国のタイル王が依頼してきたと言うわけです。
で、で、以前なぜ親友のタイル王とアレク王が一緒になって国を治めないのか疑問に思っていた原因がここにあったんですね。
つまりプリム小国はアレム大国とガルバディ帝国の中立地帯なわけだったんです。
だからもし両国が戦争になったらまず先にプリム小国が戦場になることは明白なわけで。
つまり‥‥プリム小国が盾になりアレム大国を守ることだそうです。
ですから今の両国の和平の話はプリム小国だけでなく両国にとってもよい話ではないかと。
そのガルバディ帝国の国王との連絡が途絶えたとなると‥‥‥
考えられる事は
単に忘れていた?て、まずありえないですね。
国王の病気や怪我?国王代理が連絡するはず。
ガルバディ帝国内で何かあった?これが一番考えられるんですよね。
それで今回はガルバディ帝国内での視察(表向きは国王代理の挨拶と商売の商談)を僕が行くとの事。
最初は断ったんですよ。
だいたい僕は臆病ですから、て、自分で言ってれば世話無いですが‥‥‥
そしたらアレク王が
「自分の弱さを知っている奴ほど強い」
なんてこと言ってくるんです。
で結局推しに押されてガルバディ帝国に行くことになりました。国王代理のおまけ付きで。
しかしですね、僕が行くととんでもないことになるんじゃないですかね。
「光ならいざとなれば車があるし、それにだ!光は妖精付きだからな」
「そんなに妖精付きは凄いのですか?」
「当たり前だ!1000人に一人ぐらいだからな。しかも光は二つの妖精付きだ。このような人はわしは見た事はないぞ!」
と言うと僕の肩に乗っているチーとマーを見て、アレク王なに考えてるか知らないですがマーの大きな?胸を指でちょんと触ると
「まあああああ!僕の胸に触らないでえ!触っていいのは僕が認めた光だけだよ!まあああああああ!!!」
おい!マー!いつそんな事になったあ!いつそんな事決めた!
もうねえ、もうねえ、こんなオチばかりですよ。
しかも‥‥‥
いつの間にかイレイとエレムが戻って来ていて今のマーのセリフ聞かれましたよ。
で、
「イ、イレイ‥‥‥これは‥‥‥」
「そんなに胸がすきなんですね!」
「いや、これは‥アレク王が‥‥」
「ダーリン♡でしたら私の胸を♡」
いや、エレムさんちょっと黙っててくださいね。
「イ、イレイ‥‥ぼ、僕はイレイの事‥‥だ、だ、だ、だきたいんだああああ!」
「えっ///」
「えっ?‥‥あっ!‥ち、ちが‥‥」
「///光//////」
イレイ顔を真っ赤にして行っちゃいましたよ。
「ダーリン♡お姉様の次は私ね♡」
エレムさん、僕にエレムさんの大きな胸を近づけさせないでえ!!!!
で、
で、
で、
で、
翌朝、ガルバディ帝国に出発する僕。
こんなオチばかりで僕はもう、
いやアアアアアア!!!
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