第35話 未来?
プリム湖の妖精さんから好きと言われた僕。
イレイとエレムは最初は驚いてましたけど‥‥‥まあ、相手が人ではないので反応が薄いです。
で僕は聞いてみます
「僕に付くにしてもチーみたいに何かに取り付くの?それとも姿を変えるとか」
「うん、どちらでも出来るよ。君が望むなら人の姿にでも。その時は僕は女性の姿になるはずだけど」
そのセリフにイレイとエレムがピクッと反応して
「「それだけは絶対にダメええ!!!!」」
と、もう反対ですよ。
まあ、僕としては妖精さんが女性になった姿を見たかったですが‥‥‥
(このセリフ後、僕は二人に腕を摘まれました)
で、なんで僕の事が好きになったのと聞くと
妖精は
「君、スキルを2つ持っているね」
「うん」
「まず1つ目がそれ。ここ数十年2つのスキルを授かった人間はいないんだ。で2つ目が君のその性格」
「僕の性格?」
「そう。身分がどうこうとか関係なく同じ様に接するその性格」
「性格ねえ」
「で、後は君の未来像だよ」
「僕の未来像?」
「うん、君の未来像は面白いね。因みに今、君の婚約者は三人いるだろ」
「えっ!どうしてそれが?」
「僕は未来を見る事が出来るんだよ。ただし断片的だけどね」
こいつは驚きましたよ。未来を見ることが出来る妖精さんとは。
じゃあ今後、僕がどうなるかわかるわけだ。
で、妖精に聞いて見たんです。
「別に教えてもいいけど、これから言うのは君の一つの未来だからね」
「えっ?一つの未来?」
「そう、未来は一つではないんだよ」
「うん?」
僕が妖精の言うことがよくわからない顔をしたので妖精は
「君の未来は無数に存在するからね」
「!!!‥‥無数に存在!」
「うん、そうだよ」
驚いた!僕の未来が無数に存在するなんて‥‥‥けど‥‥‥元いた世界で、人の行動一つで未来は変わると聞いたような‥‥‥。
だから無数に存在するてことか?
「まあ、そうだね。その通りだね」
と妖精。
つまりは今のままの行動をし続けると妖精の見た未来像になるのか‥‥‥
「まあね。あとね僕のみた未来像はほぼ間違いなく当たるから」
当たるのか‥‥‥けど‥‥‥本当に僕はイレイやメイル、ミレンと一緒になれるんだろうか?
「信じられない気持ちはわからないでもないけど、君がどんな行動して未来を変えようともそこにいるお嬢さん達とは必ず一緒になるから大丈夫だよ」
それを聞いたイレイは嬉し恥ずかしい表情をして僕を見てますよ。
で、
「//////光///」
と言って僕にピタッと寄り添ってきましたよ。
イレイのこの可愛い行動は僕も嬉し恥ずかしいです//////。
で、エレムが
「私は?」となにか寂しい表情をするんです。
「あれ僕言わなかったけ?」
と妖精が言うと僕は先程の妖精が言ったセリフを思い出していた‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「「「あっ!!!!!!」」」
僕たち妖精の言ったセリフを思い出しましたよ。
確か"そこにいるお嬢さん達"て言った。
つまりは、そうエレムも含まれているて事。
「そ、そ、それってどう転んでも‥」
「うん、この二人とは一緒になるのは間違いないよ。あとの二人もね」
あーーーーーーーっ、確定でしかあああ!
「プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル‥‥‥」
「エ、エレム?」
「プルプルプルプルプルプル‥‥‥光様」
な、何か嫌な予感‥‥‥
「‥‥‥光様ああああああ♡♡♡♡♡」
エレム、僕に猛突進して抱きついてきましたよ。
で、で、で、
「やっぱり私と光様は結ばれる運命にあったんですう!!!!」
「エレム、お、落ち着いて‥」
「落ち着いてなどいられませんわ。もう私は嬉しくて嬉しくて‥‥‥」
そう言うエレムの頬に光る涙を見た僕は
「エレム‥‥‥」
エレムの頭を優しくなでた。
「‥‥‥今から‥」
「うん?」
「今から‥光様の事を」
「えっ?」
「ダーリンと呼ばさせてもらいますわ♡」
「ダ、ダ、ダ、ダ、ダーリンンンンン⁈」
「ダーリン♡♡♡♡」
やめてえええええええええええ!
その呼び名だけはやめてええええええええ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます