40 α波
とある国の政府御用達の医療機関のサーバーハッキングしたところ、とんでもない情報を掴んだ。
「マキさん…これ、あなたも知ってたんですか?」
「いや、噂では聞いていたがお目にかかったのは初めてだよ。日本でも専門科学者と裏の人間しか知り得ない情報だろうね。」
「…クローン実験、本当に存在していたなんて…。」
「絶対にアシは残さないでくれよ。とっとと頂戴してずらかりなさい。」
まるでSFですね、と言ったナツ子にマキは、言った。
倫理的な問題からヒトへの実験は確認されていないものの、対象生物が複数ある事から可能性は否定できない。
「国籍情報探って、こんな代物出てくるってことは、堤下も関与していたって事ですか?外国籍の可能性はクロですもんね。」
「ああ、関与または…考えたくはないが、対象生物だった可能性もある。どちらの線も殺さず捜査を続けようか。」
「これ、上には?」
「裏が取れるまでここでストップだ。大平委員にはこちらに来てもらって報告しようか。」
彼女の追ってるものの1つだろうからね、と。
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