SOMNIUM - Sommeil

イデアが生まれた時のお話

名乗ると、アイデアが由来かと聞かれることが多い。

まあ、私は絵が生業だからそういう事にしている。


暗い暗い宇宙、それは概念の層と呼ばれる場所。

様々な概念たちが思い思いに過ごしている。

私は絶望という概念から生まれた。

白髪の長い髪と赤い瞳、そして学生服。それが私の形だった。


宇宙を漂っていると海を見つけた。

そこを越えると、楽園のような場所に繋がった。

なんて素晴らしい爽やかな草原に、砂浜なのだろう。


一つ、寂れたアトリエがあった。

アトリエはどうだい、一枚描いていかないかと誘う。


イデア、その意味は目に見えない永遠、そして真の理想。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る