第18話ヤバイ襲撃
昨日ジールからの手紙が届いていた
正確に言うと、ほとんど他の奴の字だったが
「助けて」だけはジールが書いた
明日ジールとあの男の結婚式が行われる
あの手紙を読む限りではジールは嫌がっているのだろう
今日の昼にここを出発する、そして何としてもジールを救う
〜草原の丘のダンジョン〜
「よし、お前ら気を引き締めていくぞ」
「おそらく最後の部屋にあの男と一緒にジールがいるはず」
シャウのスキル「サーチ」
人や物を範囲内で探す事ができる。範囲や探せるものスキルレベルにもよる。
シャウがそう言っていると
最初の部屋についた
すると部屋の入ってきた扉が閉まった
前から1人の男がやってきた
「その犬の娘が言っている事はあってるよ、サービスで言うと君たち1人につき1人敵がいるよ」
「へー、ずいぶんと親切に教えてくれるじゃないか」
「僕の目的はその戦士の女の子さ、その子と戦いたいだけだよ」
「・・・ご指名っすね、兄貴行ってきてください」
「わかった、奴らは殺しにくる油断しないで頑張れよ!」
おれ達がアルシスの部屋を抜けると扉が閉まった
シブキパーティーside
「また新しい部屋だ」
「ヒャヒャヒャヒャヒャ!来た来た!」
上を見ると天井に人がぶら下がっていた
「俺はそこの赤青と戦いてぇー!」
「赤青ってなんだよ!?」
「わたしの事だよね?」
「そうそう!一緒にいる鳥!お前らは2人で俺と戦え!」
「それじゃあ小僧!吸血鬼を頼んだぞ!」
「無理はすんなよ!2人とも!」
シブキパーティーside
「この流れで行くと次は私だ、敵の話は聞かずに一気に行け」
「わかった」
「よくぞきたな!俺が戦うのはそこの犬ウウウウ!」
シャウは話を聞かずに攻撃に移った
「話を聞けお前らぁぁぁぁぁああ!!」
おれも聞かないで最後の部屋に向かった
シブキside
ここが最後の部屋・・・ここにジールとあの男がいるはず。あの男はかなり強い、今のおれでも勝てるか不安だ、だけど絶対にジールだけは救ってみせる!
「ジール!助けに来たぞ!」
するとそこにはただ広い部屋にジールが入っている檻と棺桶が置かれていた
「シブキ!!やっぱり生きていた!」
「少し死にかけたけどな」
「はやく助けてー!そこに入っている男が起きる前に!」
「わかったから静かにしろ!また起きるだろ!」
おれは戦う準備はしたがなるべく戦いたくない、すぐに他のみんなも助けに行かないと
だけど
「おい」
やはりそう簡単に人生はうまくいかない
「ただで返すと思っていたか?」
「そんな事少ししか思ってないし!」
チクショー!痛いの大っ嫌いなのに!
「俺の名はロジス・アズム!」
「え?あ、おれの名は空野シブキ!」
自己紹介を終えてすぐにおれは剣を構えた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます