第17話ヤバイ修行ー4

「これであいつは遠距離攻撃ができない!」

「ラフナ!アルシス!そいつはまだ変形をするぞ!」

おそらくあいつは一度分裂したものはくっつかないらしい

今度はおれらと同じ位の人型になりやがった

見た所、手は右手が刃で左は普通の手だ

アルシスが斬りかかりにいくと、さっきの倍のスピードでアルシスの背後に回った

「ウオッ!」

キィィーン

敵とシブキの剣が交じった音が響いた

シブキの大剣の3つ目の能力

ー3の能力ー

剣のロックを解除する事で大剣の中から2本の剣が出てくる、この剣は相手の大きさが小さい場合には使えるが、魔法の防げる幅は狭くなる。

「すみません兄貴!」

「ラフナとアルシスはアシストを頼む!」

なんて事を言ったが中々相手も隙を見せてくれない、こうなったら罠を作ってはめるしか無い

「アルシス!コイツの動きを止めて!ラフナは止まったら頭を一ヶ所でもいいから破壊してくれ!」

「兄貴!動きを止めるのはできますがもう少し遅くないと無理っす!」

「じゃあ本当に一瞬!動きを止めるからおれ事止めろ!」

一瞬、どうすれば・・・よし!

おれは剣を2本とも投げて敵の刃を手で握りしめた、手が切れて血が出ている

この瞬間にアルシスがおれと敵の足を縛り動けなくした

「ラフナァ!打て!」

ラフナが小型爆弾を頭に放つとコアのようなものが見えた、よし!右手を離して素手で

「オォォラァァアアア!」

殴った

するとコアが割れて敵は石のように固まった「や、やっと倒せた」

「兄貴!手から血が!」

「シャウ!大丈夫?」

おれとシャウは応急処置をしてダンジョンを出た


〜ギルド〜

「お、帰ってきたか」

「ああ、あそこの主を倒してきた」

「ほー、ところでお前ら早く登録しないとまた忘れるぞ、あそこの受付に頼んでこい」

「わかった」

おれらはタールの言う通りに受け付けに頼んでステータスカードを作ってもらった

パッと観ると、おれのステータスは運は悪いが他の能力値が少し高いらしい

すぐにおれは魔法にスキルポイントを使って基本魔法は全て覚えた

他の3人も割り振りをしてきた

「かなりあの敵でレベルが上がったっすよ、おかげで炎系の技をほとんど覚えたっす」

「私は貯めたポイントを機械戦士に使った」

「私はハンターに使ったよ」

「兄貴もいつか決めるといいっすよ!」

「とりあえず、カードもできたし割り振りもできたから今日は帰ろう」

「はやくジールの場所がわかればいいんだけどな」なんて言っていると

カラカラン

「小僧!いるか!」

「どうしたコカラ!」

「吸血鬼の小娘の居場所がわかった、それとマズイ事もわかった」

「マズイ事って?」

「この紙をみろ」

紙には2日後、満月の夜

結婚式を草原の丘にあるダンジョンで行う

助けて ジール

と書かれていた


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