第14話ヤバイ修行ー1

〜治療所〜

あれ?ここは一体どこだ?

体が動かせない

「兄貴!やっと起きましたね!」

「なんかこれデジャヴ」

「そんな事言わずに!かれこれ1日半くらい起きなかったんすよ!」

「他のみんなは?」

「今真夜中なんで寝てるっす、戦いますけどやはり子供っすからね」

「にしても、1日半も何で・・・ジール、ジール?そういえばジールは⁉︎⁉︎」

「それが、俺達も気絶してたのでどこに連れていかれたのか・・」

「クソッ!あの時におれが強かったら!」

「後悔しているのか、小僧」

「コカラ!起きていたのか」

「予言でわかった、しかしこれをラフナとバカ犬に教えるとずっと起きているからな」

「後悔はしている!」

「そうか、我は貴様達のクエストについて行って雑魚を狩っているおかげか、この事のように予言の的中率が上がってきている、しかしそれだけでは限界があるだろう」

「どーすればいいんだ?」

「・・・貴様、何か大事な事を忘れていないか?」

「大事な事?」

「貴様はまだギルドでステータスの割り振りをしていない、だから「まだ兄貴は強くなれるんすよ!」

「・・・とりあえず明日すぐにギルドに行って登録をして、ひたすら修行だ」

「わかった、でもジールの居場所はどこかわかるのか?」

「その点については我が探しておこう、だから専念しろ」

「そうと決まればすぐに寝て起きて修行っす!」

待ってろよジール、すぐに助けに行く!


???・ジールside

「・・・ここは?」

「フハハハハハ!やっと起きたか小娘!」

「あなたは誰?ここはどこ?」

「ククク、いいだろう全て答えよう」

「答えてくれるんだ」

「なぜかって?これからお前は俺の妻になって、素晴らしい子孫を残すのだ!」

「妻?子孫⁉︎あなた何を言ってるの⁉︎ロリコンなの⁉︎」

「何と言われようが構わない。お前が1番俺にふさわしい強さだからお前を選んだ」

「私のどこが強いのさー!!」

「? お前の「ブラッドリベレーション」はかなり上位の物だからだ」

「それを知ってるって事はあなたも吸血鬼?」

「その通り!俺の名はロジス・アズム!お前の名は?」

「ジール・クライスだけど」

「そうか、お前は三日後の満月の夜!

ジール・アズムになるのだ!」

「え"、結婚とか本気なの!?やだやだー!」

「そうか、あの男が良かったのか?」

「シブキの事?アイツだって嫌だけど、あなたよりは少し少しすこーしまし!」

「あいつは俺が殺した」

「え?」

「そう、お前の事を連れて行く存在はいなくなったのだ!フハハハハハハ!」

「そ、そんな・・・」

「何だったら結婚式の招待状でも書いてみるか?そいつらが来るかどうかはわからないけどなぁ!ハハハハハハハハハハ!」

そう言ってロジスという男はペンと紙をおいて部屋を出て行った

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