第13話ヤバイ敗北
ラフナ・コカラside
「ジールー!どこー!」
「おかしい、我の予言ではここにジールが来てたはず」
「また外したんじゃない?」
「ラフナよ、我の予知は外れるだけだが、何か変だったのだ」
「何が変だったの?」
「ジールがここに来たのは見えたが急にその後が見えなくなったのだ」
「原因は何?」
「おそらく、魔法で対策をされていたな」
「だれに?」
「それは知らないが、我らにとっていいことでは無いな」
「ど、どうしよう」
「落ち着け、とりあえずシブキのところまで戻ろう」
シブキ・シャウ・アルシスside
「なんて謝ればいいだろうか」
「丁寧に謝ればいいだろ」
「それだとまた調子に乗りそう」
「それだったら軽くごめんって言えばいいっすよ」
「それでいいのかなあ?」
そう話していると突然何か殺気を感じた
ゾクッ
首筋にナイフをつけられている様な鋭い殺気
「2人とも、一応武器を持て」
「2人も感じたのか?」
「びびったすよ」
すると
「3人だけか」
突然背後から声がした
後ろを見ると
謎の男がシャウを抱えていた
「な、何でジールといるんだ‼︎誰だお前‼︎」
「おいおい、2つも一気に話せないぜ?それにさ、お前ら死ぬから聞く意味ないよ?」
その言葉と同時にアルシスとシャウが飛びかかった
しかしシャウのナイフが男に付く前に、シャウは吹き飛ばされ、壁に埋まった
アルシスは剣を振りかぶった瞬間に腹に2、3発パンチをされて気を失った
「さて、あとはお前だけだぜ?ちったぁねばってくれよ?」
おれは剣を構えて斬りかかった
「のろい!のろい!オラァ!」
すぐによけられて、横腹にナイフを刺された
痛い、血が出てきた
「俺は強いがよぉ、どんなに弱い芽でも、邪魔になりそうなら俺は摘むぜぇ?」
そう言って奴はおれの顔を殴り、蹴りを入れてきた、どうやら外に蹴り飛ばされたらしい、意識があやふやな中、12時の鐘が鳴るのを聞いた。
ラフナ・コカラside
シブキ達敗北から5分前
「コカラ!その予言はあっているのか!?」
「わからない!しかし何故シブキがやられた予言が?」
「とりあえず、急いで帰ろう!」
宿の前まで来たらそこには血まみれのシブキが倒れていた周りにも人がいたからすぐに治療所まで連れて行ってもらった、部屋に戻ると倒れているシャウとアルシスがいた
「シャウ!アルシス!起きて!」
「落ち着けラフナよ、心臓は止まっていない、ただの気絶だ」
「とりあえず早く治療所に!」
???・???side
〜町外れの空〜
「クソッ!もう少し気にしておけば良かった!」
「バカだな、俺がせっかく未来予知を無効にする魔法を使ったのに」
「あ"?未来予知?そんな奴いなかったぞ?」
「あぁ、あそこにはな」
「変な奴だな、お前。まあいいや、多分全員死んだしょ?」
その空には男の笑い声が響いていた
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