第9話ヤバイ弟子(後半)

「ついでに魔法とか見てスキルも決めるか」

「兄貴まだスキル持ってないんすか?」

「アルシスのスキルはなんだ?」

「俺のスキルは一応戦士っすね」

「戦士も魔法を使えるのか?」

「はい!ただ兄貴の仲間の機械戦士のアームドはそのスキル特有のものですね、戦士つってもさらにそこから分かれてるんですよ、俺はまだ最初の普通の戦士っすけどね」

なんて事を話しているうちに目的の洞窟へ着いた、

「よし!ここで兄貴にいいとこ見せるぞー!」

「とりあえずあそこにいるゴブリンを倒してみろ」

「そんなのよゆーっすよ!」

と言ってアルシスは最中に背負っている剣を抜いてゴブリンと戦った。





今おれとアルシスは一緒に洞窟の中を逃げている、なぜかというと、アルシスはゴブリンを倒してとどめを刺そうとした瞬間、ゴブリンは仲間を呼んで、おれらの手に負えないくらいたくさん来たからだ、

「こんなの聞いてないっすよー‼︎」

「俺だって知らな・・・い」

「なんすか今の間‼︎」

思い出した、そういえば町の人が

「今年もそろそろゴブリンが大量に現れる季節だな」なんて言ってたなぁぁあ!!

「そんなことよりもまず隠れてやり過ごすぞ!」

どこかに穴は・・・あった!

「あそこへ入れぇぇええ!」



「はあっ、はあっ、まけたっすかね?」

「そ、そんな、事、し、知らん」

走るのきっつぅ

「てか、出口ってどこっすか?」

「え?」

「え?」

「覚えてないのか?」

「はい」

まじか、永遠にここをさまようなんて嫌だぞ、俺は・・・ん?

「アルシス?どうした?」

なんだかアルシスの様子が変だ、顔色が悪いし息切れも治らない

「へへ、さっき毒かなんかをくらったっぽいっすね」

「それはやばいじゃん‼︎はやく出口を見つけないと」

するとまた後ろから走ってくる音が聞こえた

まずい、アルシスは動けなさそうなので

すぐにおぶって走りだした

「ぜひゅー、ぜひゅー、で、出口はど、どこだ?」おれは言うほど運動はできない、少し動けるくらいだ、汗をダラダラかきながら逃げているから水分的にもまずい

「兄貴、もう無理だ・・俺を置いて逃げて」

うわぁー!やめてくれそういうのは

死亡フラグが立たないようにおれは無言で汗をぬぐって・・・あれ?汗が乾いている?

もしかして!先頭のゴブリンに石を投げつけて、ドミノ倒しみたいにして、ゴブリン達から距離を置き人差し指を舐めた、・・・あっちだ!

おれは最後の力を振り絞り走った、すると光が見えてきた

「よっしゃー!」大声で叫び洞窟から走り出ると

下は崖だった

「あ、」

これ死んだな、アルシスすまん、

そう考えていると

何かが飛んできた、ロケットパンチ的なのが飛んできてシブキをものすごい勢いで殴り

崖の向こうまで飛ばした

「うぼっほぉぉおおお‼︎」着地する瞬間にアルシスをかばっていた、そのせいか足の付け根とかがとても痛い

すると変な鳥がやってきておれの周りを飛んでいる、なんだこいつ?すると

「おーいシブキ、大丈夫か?」

ラフナだった

「ラフナ⁉︎なんでここに・・・」

そこから記憶が途切れていた

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